業務を円滑に行い、生産性を上げるためにも活発にしたい社内コミュニケーション。
そこで、社内コミュニケーションの活性に繋がる、おすすめの社内イベントをご紹介していきます。
コミュニケーションが活性した企業の事例や、開催時のポイントも合わせてご紹介して行くのでぜひ最後までチェックしてみてください。

社内コミュニケーションを活性化させるには

社内コミュニケーションの活性化

活発になることで、エンゲージメントや生産性の向上、イノベーションが起こりやすくなるなど様々なメリットがある社内コミュニケーション。
社内コミュニケーションを活性化させるには様々な方法があります。

例を挙げると

  • 社内報の発行
  • 社内イベントの開催
  • チャットツールなどデジタルツールの活用
  • 社員が自由に談笑できるフリースペースを作る

などが考えられます。

社内イベントの効果は?

社内コミュニケーションを活性させるためのいくつかの手段の中で、準備をし人を集め、開催までに手間のかかりそうな社内イベントですが、開催することで得られるメリットも多いのです。
社内のコミュニケーションを活性化させる以外にもあるメリットをいくつかご紹介していきます。

エンゲージメントの向上

社内イベントを行うことで、同僚や上司との触れ合いが生まれ、親睦が深まり組織に対するエンゲージメントが高まります。
社内イベントではチャットツールや社内報など、文字のやり取りだけでは生み出すことのできない、深い繋がりが生まれるでしょう。
エンゲージメントが高まることで、定着率の増加、離職率の低下にも繋がります。

生産性の向上

イベントを通して相互理解を深めることで、心理的安全性の高い関係が構築されます。
そうすることでコミュニケーションが活発になり、目的の共有・情報の共有が盛んに。
生産性も向上します。
新たなアイディアが生まれたり、イノベーションも起こったりしやすくなるでしょう。

心理的安全性について詳しくはこちら

文化の醸成

社内文化の醸成が行われるようになるのも社内イベントを行うメリットの1つです。
それが自社のブランディングになり、優秀な人材の獲得に繋がることも考えられます。

社内イベントを目的やシーン別にご紹介!

それでは、社内イベントの内容を目的やシーン別にご紹介します。
社内イベントを通して得たい効果や行う状況に合わせて、ベストな社内イベントの内容を選んでください。

シーン別

シーン別の社内イベント

室内(ゲーム)系

1. ボードゲーム

ボードゲームは人生ゲームなど専用のボードを使い、駒を置いたり取り除いたりしながら遊ぶゲームのことを指します。
ゲームを通しながら相互理解や、親睦を深めることができます。

ゲームを通しながら相互理解や、親睦を深めることができます。

人数5人程度
所要時間30分〜1時間程度
ポイント目的や参加人数に合わせてゲームを選定する
2. 人狼ゲーム

参加者を村人チームと人狼チームに分け、その中から誰が人狼チームかを当てるゲームです。
話し合いをしながら誰が人狼かを探り当てていきます。
その人の思考や、嘘をつく時のクセなど、パーソナルな部分を知れるゲームでもあります。

人数8〜12人程度
所要時間30分〜1時間程度
ポイント人数や参加者の経験に合わせてルールや役職を決める

スポーツ系

3. ウォーキング大会

ウォーキング大会は会社の近くで行なうと新たな発見があっていいですし、自然の豊かなところへ行って行うのも気分転換になっていいでしょう。
歩きながら話すことで、悩み事などいつもはできない話も自然にできるようになります。
コミュニケーションを生み出すために、個人ではなくチームを作りウォーキングをすることをおすすめします。

人数制限なし
所要時間2時間程度〜
ポイント・個人ではなくチームを組み行うと良い
・目的に合わせてチーム編成を考える
4. 運動会

スポーツ系の社内イベントの定番といえば運動会。
チームで競い合うことで、チーム内の親睦が深まります。
また、競技の中で業務中の顔とは違った一面を見ることができるでしょう。

人数制限なし
所要時間2時間程度〜
ポイント目的に合わせてチーム編成や競技内容を選定する

芸術 / 体験系

5. 観劇

ミュージカルや演劇などを見に行くイベントは、観劇後、感想を言い合うなどのコミュニケーションが生まれます。
また、家族を招いた観劇イベントを行う企業もあります。
普段から観劇が好きな人だけでなく、観劇初心者など多くの参加者が喜ぶ定番の演目を選ぶといいでしょう。

人数制限なし
所要時間4時間程度〜
ポイント・観劇後、感想をシェアし合う時間を取ると良い
・演目は定番のものがベター
6. 映画鑑賞会

芸術系の社内イベントを行いたいけれど、観劇はハードルが高いと感じる組織には、映画の鑑賞会がおすすめです。
会議室などでプロジェクターを使えば、金銭的にも時間的にも大きなコストをかけずイベントを開催できます。

社員のおすすめの作品を鑑賞するイベントを定期的に行うのもおすすめです。
その選んだ作品や、作品とのエピソードなどを通して相互理解を深めることもできます。

人数制限なし
所要時間3時間程度〜
ポイント・観劇後、感想をシェアし合う時間を取ると良い
・社員が好きな作品を持ち寄るのも良い

飲食系

7. 忘年会・新年会

忘年会、新年会は定番の社内イベントですね。
社内コミュニケーションを活性させられるだけでなく、1年を振り返り、次の年へ向けて気持ちを切り替えるいいきっかけとなるイベントでもあります。
質のいいコミュニケーションが生まれるよう、ゲームを取り入れるなど内容に工夫をすると満足度の高いイベントになるでしょう。

人数制限なし
所要時間3時間程度〜
ポイント・ダラダラと長時間続けないようにする
・コミュニケーションが生まれる仕組みを作る

コロナ禍ではオンラインで新年会や忘年会を行う組織も増えました。

8. 屋形船

いつもと少し雰囲気を変えて飲食系の社内イベントを行いたい場合、場所を変えて開催しましょう。
その場合の例として挙げられるのは、屋形船など。
環境を変えるだけで、いつもと同じような内容のイベントでも参加者が受け取る印象はグッと変わります。

人数制限なし
所要時間3時間程度〜
ポイントいつもの飲食系イベントのマンネリ防止におすすめ
9. カレーパーティー

みんなでカレーを作り食べるパーティーです。
みんなでテーブルを囲む時間だけでなく、作る・片付けるという工程の中で、コミュニケーションが生まれます。
オフィスにキッチンなどがない場合は、キッチンスタジオなどをレンタルしましょう。
オフィスにもにおいが残らないのでおすすめです。

人数制限なし
所要時間4時間程度〜
ポイント・準備、食事の時間、片付けそれぞれの工程でコミュニケーションが生まれるようにする
・目的に合わせてチーム編成を決める

旅行系

10. 慰安旅行

旅行系の社内イベントといえば慰安旅行。
日頃の業務のリフレッシュや気分転換にもなります。
ただ社員で旅行に行くのではなく、旅行の中で時間を共にしコミュニケーションを取れる機会を作りましょう。

人数制限なし
所要時間1日〜
ポイント自由時間ばかりではなく、社員同士がコミュニケーションを取れる時間を設ける
11. キャンプ

通常の旅行よりも、準備や片付けなど手間と感じる部分の多いキャンプですが、その時間の中でコミュニケーションが生まれ、親睦が深まります。
また、普段と違う開放的な雰囲気の中で、オープンマインドでコミュニケーションが取れるようになります。

人数制限なし
所要時間1日〜
ポイント準備を自分たちで行うキャンプ場の方がコミュニケーションは生まれやすい

目的別

目的別の社内イベント

普段関わることのできない人同士を繋ぎたい

12. シャッフルランチ

シャッフルランチは、気軽に行える社内イベントとしておすすめです。
部署や役職の垣根を超えランチをしながら、ざっくばらんに会話ができます。
会議室などを利用し、社内で行うこともできます。

人数4人程度〜
所要時間1時間程度〜
ポイント社内で会議室などを用いて行うことも可能

チームの親睦を深めたい

13. 歓送迎会

チームの親睦を深めたい場合は、一緒に働く仲間を迎える・送り出すイベントは大切にするといいでしょう。
既存のメンバーにとっても気持ちを新たに業務に取り組むきっかけになります。
1人1人自己紹介を行なったり、送り出す言葉をかけるなど、それぞれのメンバーと少しでも交流を持てる時間とするようにしましょう。

人数制限なし
所要時間2時間程度〜
ポイントそれぞれのメンバーと少しでも交流を持てる内容にする

従業員のエンゲージメントやモチベーションを向上させたい

14. 表彰式

MVPを決めたり、それを表彰したりすることにより、従業員のエンゲージメントやモチベーションの向上を期待できます。
表彰は、ただ発表されるだけでなくメンバーの前で表彰されるようなものを開催しましょう。

人数制限なし
所要時間1時間程度〜
ポイント多くの人に表彰者の頑張りや成果を知ってもらえる場にする

季節の恒例行事としてイベントを実施したい

15. お花見

季節の恒例行事として外せないのがお花見。
入社したての新入社員の初仕事に、お花見の段取りを任せてもいいでしょう。
同期と協力し合うことで、同期同士の繋がりも強くなります。

人数4人程度〜
所要時間1時間程度〜
ポイント準備や片付けの中でもコミュニケーションが生まれるようにする
16. バーベキュー

バーベキューもおすすめの社内イベントです。
バーベキューをするのにちょうどいい季節である5月頃は、仕事の疲れが溜まってきたり、また先輩や後輩とも少し関係性ができ始めてきたりする時期。
ここで一層、社内コミュニケーションを活発化させたり、関係性を構築したりするために、社内イベントを行うのにおすすめの時期でもあります。

準備に手間がかかるイメージのバーベキューですが、イベント中だけでなく準備や片付けの中でもコミュニケーションを生むことができます。

人数4人程度〜
所要時間1時間程度〜
ポイント準備や片付けの中でもコミュニケーションが生まれるようにする

簡単に開催できるイベントを行いたい

17. 誕生会

軽食を用意し食事会などを開いてもいいですが、チャットツールでおめでとうと送り合う文化があるだけでも従業員の組織に対する愛着度は変わってきます。

人数制限なし
所要時間1時間程度〜
ポイント時間のかかるイベントでなくても、メッセージを送り合うなど簡単なものでも良い
18. フライデーイベント

金曜日は就業時間以降なら、オフィスに用意されているお酒が飲めるなどのフライデーイベントを行なっている企業もあります。
職場から場所を移動しなくてもいいという気軽さと、カジュアルに行えるので普段なかなか話す機会を持てない人と、気軽に接触の機会を持ちやすいというメリットがあります。

人数4人程度〜
所要時間1時間程度〜
ポイント気軽に参加しやすいよう仕組みをつくる

社内イベントの開催で社内コミュニケーションが活性された事例

社内コミュニケーション活性の事例

社内イベントを開催し、社内コミュニケーションが活性された事例をいくつかご紹介していきます。
社内イベントを開く際のヒントが隠されているかもしれません。

楽天

3ヶ月に1度、食事やゲームなどを通し社員同士が親睦を深める「誕生日パーティー」を開催しています。
幹部もこの会に参加し、1人1人に言葉を掛けます。
このような取り組みは、社員のモチベーションやエンゲージメントを向上させることに繋がるでしょう。

オリエンタルランド

ディズニーランドの運営元であるオリエンタルランドでは、「閉園後の施設をキャスト(従業員)だけで自由に遊べるイベント」が開催されています。
遊びながら、業務の質の向上に繋がるヒントも得られそうです。

亀田製菓

亀田製菓の社員旅行は、新入社員が企画・計画を行います。
大きな社内イベントの仕切りを任せらせるのは責任が大きいですが、同期と力を合わせて取り組むことで、仲が深まるだけでなく、大きな達成感や自信も生まれます。

社内イベントを成功させるポイント

社内イペントの成功

では最後に、社内イベントを成功させるポイントをみていきましょう。

社内イベントを開催する目的に沿った内容にする

親睦を深める、コミュニケーションを活性化させる、文化の醸成…、社内イベントには様々な得られるメリットがあります。
社内イベントを通し何を得たいのかはっきりとさせ、それぞれの目的にあった社内イベントを企画するようにしましょう。
目的が明確でない社内イベントは、参加者の参加意欲を低下させたり、参加後の満足度も低くなったりします。

ちなみに社内イベント開催までの大まかな流れは以下のうようなものです。

  1. 目的を明確にする
  2. 金銭面・時間面のコストを考え企画を考える
  3. 社員に開催のアナウンスをする
  4. 準備を行う
  5. 開催まで定期的にアナウンスを行う

社員が参加したくなるような仕掛けを施す

社員が参加したくなるような魅力的な内容の社内イベントにしましょう。
また、ゲーム系の社内イベントや運動会などを行う場合は、上位者に向け景品を用意してもいいでしょう。

参加へのハードルを下げるのも大切です。
準備するものが多い、長い準備期間が必要など、参加者の負担が大きすぎるイベントは参加率が低くなります。

社内イベントの様子を共有するなど一方的&クローズドなイベントにしない

イベントの様子を社内報や社内チャット、社内SNSなどで共有をしましょう。
参加者からフィードバックをもらうのもおすすめです。

様子を共有することでイベントの内容や雰囲気がクリアになり、「次回は参加してみようかな」と思う社員も増えます。
ただ開催して終わりではなく、次に繋がるイベントになればいいですね。

オンラインでも盛り上がるイベントとは?

新型コロナウイルスの流行により、社内イベントのオフラインでの開催は難しい場合も多くなりました。
そこで開催を検討したいのが、オンラインでの社内イベントの開催。
しかし、ノウハウが少ない場合は盛り上がりにかけ、満足度の高いオンラインイベントを開催するのが難しい場合も多くあります。

その場合は、オンラインイベントのプロの手を借りるのも1つの方法です。

「遊び」の企業が運営するサービスも

バヅクリ

バヅクリ株式会社が運営する、研修・チームビルディングサービス「バヅクリ」では、図工、オンライン焚き火など50種類もの遊びの体験を通してチームビルディングを行うことができます。
社内イベントの1つとして体験を行うことも可能です。
オンラインで行うことで新型コロナ感染のリスクも抑えられます。

参加者満足度は97%超え。
司会・進行はその業界のプロが行うため本格的な講座となっています。

まとめ

開催に手間のかかりそうな社内イベントですが、開催することで得られるメリットは数多くあります。
開催する際には、

  • 目的を明確にしそれに沿ったイベントを行う
  • イベントの様子を共有し、参加したくなる仕組みを作る
  • 企画、運営が難しい場合はプロの手を借りる

などの点を押さえ、意義のある社内イベントの時間にしてください。