- 各分会に任せていたレク活動がほぼSTOP。組合予算も消化できない状態に
- 出社制限が続き、新入社員は社員の顔と名前が一致しないため関係構築が難しい
- 対象者に合わせてプログラムを使い分け、交流機会の提供や運動不足解消の課題を解決できた
- 案内メールを送る以外は全てバヅクリに任せることができて、大幅な工数削減を実現
自己紹介と、組合の紹介をお願いします。
テルモ労働組合の中央書記長、古賀と申します。
当組合は3,800名ほどの組織で、工場、営業、本社など複数の事業所にまたがって多様な職種の組合員が在籍しています。
組合発足からは約75年の歴史があり、統合などを経て、現在のテルモ労働組合という組織体制になってから昨年で30年周年を迎えました。
弊社の工場がある静岡の富士宮と山梨の甲府に組合員は集中していますが、札幌から沖縄まで営業拠点があり、全国規模で展開をしています。
バヅクリ導入前に感じていた課題を教えてください。
コロナ前は集合型のレクレーション(ボーリング、バーベキュー、飲み会など)を支部・分会ごとに実施していました。
2020年にコロナが流行し始めてから、飲食や対面イベントに対して制限をかけるようになり、どうしても今まで通りのレクが難しくなりました。
組合内で設けているレク予算の消化もできず、今後の活動をどうしようか悩んでいたのがバヅクリ導入前の課題です。
今までの組合レクは、組合員同士の交流目的で実施していました。
社内であまり関われない他部署社員との会話のきっかけを作り、縦割りのコミュニケーションにならないように、レクを交流きっかけの場として活用していました。
コロナ禍で働き方はどのように変化しましたか?
現在も引き続き在宅勤務を取り入れています。
職種等によりますが出社規制は続いていますし、ここ数年の新入社員は全てオンライン研修を行っています。
オンラインが続いたことで、職場で顔と名前が一致しない方が一定数存在するのも課題だと感じています。
対象者の特徴やニーズに合わせてプログラムを使い分けできた
バヅクリを知ったきっかけや導入の決め手を教えてください。
組合レクの開催方法に課題を感じていたころ、組合で定期購読していた冊子にてオンラインイベントのサービスが掲載されていました。
それを見て、労働組合のオンラインレクをインターネットで検索して、バヅクリを見つけました。
他のオンラインレクサービスではプログラムの数が限られていたため、我々のように多様な組合員のニーズに答えるのが難しいと感じました。
一方、バヅクリはプログラムの種類が豊富なため、全国3800名のさまざまな年代・性別の組合員に合わせて、その都度プログラムを選べそうと思ったのが導入の決め手となりました。
全員のニーズを完全に満たすのが難しいとしても、可能な限り組合員の声に答えたいと考えていました。
プログラムをどのような基準・目的に選んだか教えてください。
現在、お絵描きとヨガの2種類を実施済みです。
まず、営業支部会議などで若手の退職が多いのではという話題が挙がっていたため、入社10年未満の組合員を対象としたイベントを実施しようと考えました。
普段話すきっかけのない若手組合員の交流を促し、仕事中に困ったことがあれば声をかけられる関係性を作ることを目的として、お絵描きプログラムを選択しました。
若手からは、土日などの休日よりも平日の勤務後の方が参加しやすいという声があがったので、今回は金曜日の定時後に日時を設定しています。
2つ目のプログラムは、お子さんのいる女性MRを対象としてヨガを選びました。
若手とは異なり、「普段の運動不足を解消したい」「子どもと一緒に参加したい」というニーズがあると考え、ご家族で参加できる土日に設定してプログラムを選びました。
今回利用したプログラム
・オンラインでも距離が縮まる!おえかきコミュニケーションワークショップ
・【60分版】みんなで楽しく身体を動かそう!オンラインヨガワークショップ
絵を描くことが苦手でも大丈夫。相手の知らなかった一面を深掘りできて相互理解のきっかけに
バヅクリに参加してみて参加者の感想はいかがでしたか?
お絵描きは狙い通り、顔は見たことあるけど名前はわからない人と話せてよかったという感想が多かったです。
イベント途中でグループを分けて、3~4名の少人数で話す時間も設けたので「新たな一面が知れた」「こういうことを考えている人なんだとお互いを知れてよかった」など、前向きな感想が聞けました。
ヨガも当初の目的通り、コロナで身体を動かす機会が少なくなっていたので企画してもらえてよかったという感想をいただきました。
お子さんと参加してくれる方もいたので、土日を狙って日程を組んだのは正解でした。
今後のイベントは社内の業務が忙しくない時期などにずらして、もう少し参加者を増やしたいなとも思っています。
運営側としての感想をお聞かせください。
縦割のコミュニケーションだけでなく、横・斜めのコミュニケーションを促すことができてよかったです。
私もグループワークに入らせてもらったのですが、お絵描きイベントを通して、若い子は仕事についてこんなこと考えているんだなと知るきっかけにもなりましたね。
お絵描きで「私にとって仕事とは」というお題があり、それぞれの仲間との取り組みや、今仕事で困っていること、現実と理想のギャップに苦しんでる状況など、本音や個性が浮きぼりになっていたのも印象深いです。
ただ絵を描くだけでなく、描いた絵に対してディスカッションをして互いに内面の深掘りができるので、気付きを得られやすかったのではと感じました。
準備期間~運営面の工数削減はできましたか?
準備の工数は全くかからずありがたかったです。
イベント案内ページも作ってもらえたので、メールにリンクを貼って社内に流すだけよかったのも非常に楽でした。
当日も、はじめの挨拶以外の進行は全てお任せできましたし、開催後のアンケートやフィードバックまで行ってもらえるので、やりっぱなしにならない点もよかったと思います。
自分でオンラインレクを行う場合は、どうしても企画面に苦労します。
実際、バヅクリ導入前にイベントを主催しましたが、講師とのやりとりや企画の打合せ、イベント概要をメールにまとめて案内を送り、当日の運営やアンケート作成まで1人で対応して非常に大変でした。
バヅクリは運営面でのフォローが非常に細かく、とても助かりました。
今後取り組んでいきたいことなど、最後に一言お願いします。
コロナ禍で制約がある中でも、充実したプログラムを提供いただき感謝しています。
今後も対面とオンラインをすみ分けながら、組合活動を続けていく予定なので、また利用させていただきたいです。
当組合は全国に支部があるので、遠方の方も参加できるオンラインレクは、これからも実施していきたいと思います。
東京都渋谷区に本部を置く、テルモ株式会社の労働組合。