オンラインのハードルが下がったことで、組合周年イベントをオンラインで開催するきっかけに
分野・年代・拠点関係なくつながれる、新たな組合活動の形
- 組合員同士やその家族とのつながりを作る対面イベントが開催できない
- オンラインイベントのアイデアに行き詰まっていた
- 組合員同士のつながりが拠点ごとに固まっていた
- 分野・年代関係なくつながれて、終了後も盛り上がるようなイベントが開催できた
- 多拠点でつながることで、新たな組合活動の形を見いだせた
- オンラインのハードルが下がり、周年イベントをオンラインで開催できた
まずは自己紹介をお願いします。
トヨタテクニカルディベロップメント労働組合 執行委員長の山本です。
組合業務全般を担当しており、イベントの企画や業者さんの手配なども行なっております。
組合のスローガンでもある「人と人をつなぐ」とサービス内容が一致していた
お問合せいただいた当初、どのような課題を感じていたのでしょうか?
もともと労働組合の役割として、組合員同士やそのご家族とのつながりを作るために、対面で遠征ツアーなどのイベントを毎年行なっておりました。
新型コロナ感染拡大の影響でイベントができなくなり、 1年目は「このご時世では難しいよね」ということで何も開催できませんでした。
ですが、この先もコロナ禍の情勢が続くのであれば、つながりを作る場を設けられないことに対して何かしら手を打たないと…という課題を感じておりました。
もともと出入りしてもらっている業者さんにも相談していたのですが、対面であることが前提でずっと取り組んでいたので、アイデアが行き詰まっている状態でした。
自社で取り組んでいた内容を教えてください。
フルーツ狩りやBBQ、地引網、バスツアーなど遊びに特化したものがほとんどで、他には防災を学ぶ施設に行ったりもしていました。
イベント自体は余暇活動なので、ご家族で楽しめる体験型のイベントが中心です。
バヅクリに対して「ここが良さそうだ」と感じたポイントは何ですか?
弊組のテーマとして「人と人をつなぐ」ということをスローガンに挙げております。
労働組合はそもそも、人と人のつながりや結束して何かを行うというイメージが強いので、それに対して目的が一致しているサービスだと感じたのが第一印象です。
導入する決め手となったポイントは何ですか?
1つはプログラムが豊富である点です。
他の業者さんも検討しましたが、脱出ゲームやクイズなどの余暇に振り切ったものだけであったり、逆に研修のみであったりしたので、チケット制で遊び系・学び系のどちらも選択肢があるバヅクリさんがニーズとしてマッチしていました。
他には、オンラインイベント自体が初めてで不慣れなため、企画から運営までまるっとお任せできるという点も魅力でした。
組合は役員が頻繁に変わるので、正直アウトソースできるものは業者さんにお任せしたいという思いもあります。
体験会も実施していただき、導入後の想像ができ、内容も非常に良かったので、これなら安心して頼めると実感しました。
イベント終了後もみなさんがルームに残り、イベントをきっかけとした会話で盛り上がった
プログラムを選んだ理由を教えてください。
アイデアを用いて新しいものを生み出す仕事をしているので、発想を豊かにできればと思い、1つは夢幻オークションを選びました。
また、技術者寄りの会社なので、プレゼンがあまり得意でない人も多く、やってみたら逆に面白そうだと思いました(笑)
もう1つは、会社の性質上、考え込むタイプの人が多く、「マインドフルネスやジャーナリングでリフレッシュした方が良いよね」という話が執行部で挙がっていたため、マインドフルネスを選びました。
若い組合員が増えたこともあり、年代的に「お坊さんの話って聞いたことないから聞いてみたいよね」という声もありましたが(笑)
利用したプログラム
・チームビルディング空想力 夢幻オークション 〜あなたがいるから、価値が生まれる〜
・【60分版】お坊さんが教える打ち解けマインドフルネス〜心を開いてお互いを知ろう!〜
イベントに参加した方々の反応はいかがでしたか?
みなさんに楽しかったと言っていただけました。
声かけ募集が中心の対面イベントとは違い、オンラインイベントは個人でフォームから申し込むため、当日まで誰が来るかわからず、同じ社内ではあるけど知らない人同士で参加することになります。
今回、あえて分野も年齢もバラけさせてグルーピングを行なったので、初めは少し緊張していましたが、その中で講師の方が上手く声かけをして話を振って盛り上げてくれて、だんだんとリラックスして楽しめていた印象です。
我々執行部も楽しみながら参加できました。
それぞれのイベントをきっかけに生まれたコミュニケーションはありましたか?
1回目の夢幻オークションは、お題が少し難しかったんですが、イベントが終わった後も非常に盛り上がりました。
みなさんぜんぜん退出せずにルームに残り、イベントで出た話題をきっかけにずっと話していました(笑)
マインドフルネスの方は2回目のオンラインということもあり、前回と比べて非常に多くの方に参加していただけました。
興味はあってもなかなか機会がないことなので、「心がすっきりした」「今後も取り入れていきたい」などポジティブな声がたくさんありました。
こちらもイベント終了後、社内のチャットツールでコミュニケーションが生まれ、改めて実施して良かったと感じました。
その後、口コミで広まったようで「実は興味あったから参加すれば良かった」という方も出てきました。
これまでは対面で主に家族向けのイベントを行なっていましたが、今回のように組合員同士だけで参加するイベントは初めてだったので、新たな活動の形を発見できました。
運用工数は軽減できましたか?
これまでの対面イベントと比べて、圧倒的に楽でした。
プログラムがどれも面白そうで、何を実施しようか選ぶのに困りましたが(笑)
他拠点メンバーからも好評、オンラインのハードルが下がったことで、組合周年イベントをオンラインで開催するきっかけに
想定していなかった良い点はありますか?
愛知県豊田市に会社があるので、メンバーの大半は愛知在住なのですが、静岡、東京、兵庫などの拠点で働いている方もいます。
対面イベントは当然、現地にいないと参加できません。
今回のようなオンラインイベントを開催したことで、「遠方から参加できたので嬉しかった」という声があって、非常に良かったです。
同時に、他拠点のみなさんの気持ちをちゃんと分かっていなかったと反省しました。
これまでは拠点ごとにイベントを行なっていて、組合員同士のつながりが各地ごとで固まってしまうという課題も感じておりました。
オンラインイベントが拠点同士をつなぐ良いツールであると再認識しました。
今後、オンラインでの活動は継続されますか?
実は、バヅクリさんで一度オンラインを経験したこともあり、15周年イベントをオンラインで開催しました。
昨年は周年イベントもできなかったのですが、オンラインイベントのハードルが下がったため、開催に至りました。
関東や静岡方面からも大勢参加いただき、組合員650人中400人が参加しました。
おかげさまでオンラインでも実施できることが見いだせたので、今後もオンラインでの活動は取り入れていきたいです。
トヨタテクニカルディベロップメント株式会社の労働組合。2006年7月結成。