社歴・年代・部門の垣根を超えた関係構築で心理的安全性を醸成
企画内容・事前サポート・当日運営・講師の進行全てがハイクオリティ
- コロナ禍で困難になった「新しい仲間との関係構築」を強めたい
- 勤務地に関わらず、全員に分け隔てなく風土施策を提供したい
- 内製の司会進行では臨場感が生まれづらいため、人が集まらず満足度も低くなりがち
- 全ユニットメンバーに参加してもらうことで、顔見知りを増やすことができた
- 社歴・年代・部門の垣根を超えた交流が生まれ、部門横断プロジェクトにおける関係構築の後押しとなった
- メンバーの素を引き出す企画・ファシリテーションにより、心理的安全性の醸成につながった
勤務地に縛られず、新しい仲間との関係性を作っていくための風土施策
まずは自己紹介をお願いします。
飯泉さん:
クレジットカードシステムの保守運用を担当しております、飯泉です。
約30名のチームにてマネージャーを担当しています。
お客様との打ち合わせをもとに、システムの要件決め・設計、運用まで一連の業務を行なっています。
山本さん:
5つある部門を統括する、ペイメントサービスユニット(PBU)というユニットに所属しております、山本です。
部門の売上や利益を上層部に向けて報告する収益管理マネジメントおよび、KPIをもとにした部門の評価や育成、風土施策フォローに携わっています。
飯泉さん:
私はPBUの風土を担当するリーダーを担当しているので、今回のようなイベントの企画案を考えています。その企画案を実際の施策として落とし込む仕事を山本さんに協力してもらいながら進めています。
お問合せいただいた当初、どのような課題を感じていたのでしょうか?
飯泉さん:
2022年4月から、ユニットの風土担当となりました。
全ユニット合わせて300名弱の社員が居る中で、風土担当として何をすべきか検討していました。
コロナ禍によって、従前どおりの対面での打ち合わせや、すれ違った際の自然発生的な会話ができず、「はじめまして」からの関係構築が難しいと感じていました。
仲間…特に新しい仲間との関係構築を強くしていきたい、という課題がありました。
もう1つの課題はロケーションです。
PBUは東名阪(東京・名古屋・大阪)の3ロケーションで形成されています。
風土施策において、差が発生することは避けたいため、全ロケーション一律で提供できるオンラインイベントを探していました。
山本さん:
ユニットとして着任した際に、普段自分のチームメンバーとだけしか会話しない、部門の隣のチームの人とも話さない、他の部門が何をしているかわからない、といった状態が見受けられました。
それに対して、試行錯誤しながら社員インタビューなどの教育施策を打ったのですが、私たちはそういった企画のプロではないので、なかなか人も集まらずメンバーが満足するようなクオリティに到達しませんでした。
風土を醸成し仲間意識を持ってもらうことや、チーム以外の人との関係構築がしづらい状態が続いていました。
会議もオンラインがメインになり、直接会って会話する場面が減り、雑談の機会が失われていました。
全員が満遍なく関係性を構築し、今まで話したことがない人たち同士のコミュニケーションを取ることで生まれる気づきを業務に活かす手助けをすべく施策を打っていましたが、非常に難しいと日々感じていました。
内製の社員インタビュー企画は、どのような点が不満につながってしまったのでしょうか?
内容としては自分達でシナリオを作り、インタビューする人を選んで、その方々と事前に打ち合わせを行ないました。
実際にみなさんの前でやってみると、少数ですが「台本を読んでるだけで臨場感がない」「用意されてたからインタビューじゃないじゃん」という意見がありました。
「内容が良かった」「心に響きました」というポジティブな意見もあったものの、やはりプロのインタビュアーではないので、話し方や内容の広げ方に苦労しました。
来年度の社員インタビューはバヅクリさんにお願いしようと思っています!
全ての企画が作り込まれているにも関わらず、振れ幅の大きさに感動
バヅクリを知ったきっかけを教えてください。
飯泉さん:
ユニットの風土担当になる以前にも、所属している部門の風土担当をしていて、その時もオンラインでできるイベントを探していました。
そこでバヅクリさんの存在を知り、ユニットの風土担当になった際に「こんな面白いサービスがあったな」と思い出し、お声がけさせていただきました。
バヅクリに対しての第一印象を教えてください。
飯泉さん:
オンライン焚き火やお坊さんが教えるマインドフルネスなど、他にはないような特異性を感じました。
また、全てのプログラムにおいて手が込んでそうだと思いました。
アイキャッチ画像一つをとっても、プログラムのシリーズごとに写っている人物が違っていて、一つ一つ差別化されていて味が違うんだろうな、という印象でした。
山本さん:
初めてプログラム一覧を見た時、プログラム数の多さに驚きました。
選びたい放題だ!と思いましたね(笑)
内容もわかりやすく楽しそうなものから、夢幻オークションなど独特なネーミングでちょっと見ただけではわからないような謎のものまでバラエティに富んでいて、どれも気になるし面白そうだなと。
これだけの数があってこれだけ方向性の振り幅が大きければ、300人ほどいる全ユニットメンバーに対して絶対にいずれかは刺さりますし、さまざまな角度から作り出されあらゆるニーズに対応している企画力に感動しました。
導入する決め手となったポイントは何ですか?
飯泉さん:
私はぜひ導入したいと思っていたんですが、このユニークなサービスをどうやって上層部に説明しようかと悩んでいました。
そこで、担当の方から「体験会ができますよ」とお声がけいただきました。
ユニット長(ジェネラルマネージャー)、各部門の部長陣・風土委員と主要メンバーを巻き込んで体験会に参加してもらい、「こういう取り組みをやりたいんですが、どうですか?」と話を持ちかけました。
体験会は好評で、参加していたジェネラルマネージャーから体験会中に私宛にチャットで「面白いじゃん、これやろうよ!」と送られてきました(笑)
それは驚きです!
飯泉さん:
なので、話が早かったです。
また、体験会に主要メンバー全員を巻き込んだことで、各部門から教育費として費用を援助してもらうやりとりもスムーズに進みました。
飯泉さん
利用したプログラム
・オンラインでも距離が縮まる!おえかきコミュニケーションワークショップ
・【60分版】初対面でも本音が聞けちゃう!お互いを知れるオンライン焚き火
・さっと描くビジネスグラレコ講座 図解力アップ編 〜パワポやホワイトボードがもっとわかりやすくなる!〜
・夢幻オークション 〜あなたがいるから、価値が生まれる〜
・オンライン謎解き脱出ゲーム「絆の洞窟からの脱出」 〜仲間を作って脱出を目指せ!〜
・深層心理で相互理解!カウンセラーが教える心理学チームビルディング
このようなプログラムを選んだ理由を教えてください。
飯泉さん:
大きく2つの観点に分けられます。
1つ目は、ユニットメンバー全員に同じ体験をしてもらうこと。
初対面同士で交流して新たな顔見知りを作ってもらい、新プロジェクト立ち上げ時に、「あの時に一緒だった〇〇さんですね」という会話のきっかけを作り、心理的ハードルを下げるという目的がありました。
なので、1回目のイベントは、今までやったことがないような業務とはかけ離れた内容が最適だと考え、おえかきコミュニケーションを選びました。
2つ目は、ユニット全体だけでなく各部門の風土を上げること。
ユニットと部門とでは抱えている課題もまた違ってきます。
東京だけの部門もあれば、東名阪とメンバーが分かれている部門もありますし、部の統合によって半分以上知らない人がいる状態になっている部門もあり、状況はさまざまです。
今回部門単位でもイベントを開催したのですが、プログラムは各部の風土委員に任せる形を取りました。
その結果、オンライン焚き火や夢幻オークション、グラフィックレコーディングなど多様なプログラムになりました。
山本さん:
私のユニットは謎解きを選びました。
理由は、ジェネラルマネージャーが絶対に謎解きをやりたいと言っていたからです。
別のプログラムもいくつか提案しましたが、どうしてもということで謎解き一択でした(笑)
もちろん理由はそれだけではなく、PBUは20名弱のメンバーでユニットを運営するチームと新しいサービスを生み出すチームに分かれていて、完全に縦割りの組織になっています。
なので、ユニット内の横のつながりを作り、普段業務では関わらないメンバー同士でも相談や依頼のしやすい関係構築ができればと思い、みんなで協力しながらわいわい楽しめる謎解きを選びました。
素の自分を引き出しやすい企画・ファシリテーションで、心理的安全性を高めるプログラム
当初の課題に対して有効だと思えるプログラムでしたか?
飯泉さん:
はい、有効だと思います。
最初のイベントで、関係構築の第一歩としての”顔見知りを増やす”ということは達成できました。
主に若手・新人向けに、顔見知りを増やしてもらおうと取り組んでいましたが、社歴の長い中堅層・上位層からも「以前のプロジェクトで一緒だった人と久々に会話ができて嬉しかった」という旨の声が多数挙がり、思ってもいなかった効果も出て非常に良かったと感じています。
最近は複数の部門が横断でやるプロジェクトも多いので、そこに対する関係構築の後押しもできました。
山本さん:
私も有効だったと感じています。
仕事や会社が主体の構えてしまうようなイベントではなく、気軽に参加できる企画で、素の自分を出せるプログラム内容だったので、今後のコミュニケーションへのハードルが下がりました。
素の自分を出しながら隣のチームメンバーと話せるようになったことで、心理的安全性の醸成にもつながったと思います。
また、個人的な感想ですが、会社では硬いイメージだった人が謎解きがものすごく早くてびっくりしたんです。
表情ひとつ変えず淡々と解くその姿にリスペクトが深まりましたし、このようにメンバーの新たな一面を発見できた点も良かったと感じています。
イベントに参加した方々の反応はいかがでしたか?
飯泉さん:
メンバーからは「息抜きができて良かった」という声が多くありました。
私たちが作るシステムは、バグを出さず、システムを止めないことが求められ、100点を取り続けなればいけない仕事になります。
会議においても、モノを作る場合でも、抜け漏れのないように事前準備の段階で常に緊張感を持って取り組んでいます。
そういった環境から離れて、”何も準備しなくて良い、とりあえず楽しい空間”をみんなで味わうことで、息抜きができ、仕事の活力にもつながったのではないかと思います。
また、オンラインで顔を見ながらみんなでわいわい会話できた点も好評でした。
普段のオンライン会議でも、顔を出さない方が楽なので、カメラをオフにしがちじゃないですか。
今回のように絵を描いて見せ合ったり、カメラに向かって文字の書いてある紙を出したりすることで、副次的に顔が見えるようになります。
やはり、相手の顔や表情を見るとホッとするという意見が多かったです。
運営スタッフの臨機応変な対応力と、講師のファシリテーション能力の高さ
運用工数は軽減できましたか?
飯泉さん:
工数面でも非常に助かりました。
以前、部門の風土担当だった際、別会社さんのオンライン運動会と謎解きを実施しました。
メンバー分けやクイズ内容をはじめとして決めることが多く、打ち合わせを何度も重ねていたため、かなりの手間がかかっていました。
イベント当日も、我々は運営メンバーに入ってしまうので、純粋にイベント自体を楽しむことができませんでした。
一方で、バヅクリさんはある程度パッケージが決まっているので、こちらが決めるべき内容が最小限で、非常に手数が少なく開催できました。
イベント実施時も、我々も一メンバーとして一緒に楽しめました。
私はそこがバヅクリさんの良い所だと思っています。
運営側も含め、全員で楽しむという目的も達成できたので。
山本さん:
私もすごく助けられました。
まず、顧客サポートや運営メンバーの臨機応変な対応力に感謝したいです。
当日急な欠席が発生し、事前に決めていたブレイクアウトルームのグループ分けの人数調整が必要となった場合、自分達で行うと調整にバタバタしてしまい、イベントに空白の時間が流れ、どうしてもテンポが悪くなってしまいます。
バヅクリさんの運営はイベント開始後に早い段階で、個別チャットで「グループ分けをこのように変更して良いですか?」と連絡してくださり、私たちは確認してそれに従うだけで大丈夫でした。
当日にもかかわらず、柔軟な対応で何事もなかったかのようにスムーズに進行していただいた点が非常にありがたいです。
もう1つ、講師のファシリテーションの上手さに驚きました。
普段自分たちでイベントを盛り上げようとしても、空回ってしまいがちです。
私だったら声をかけないであろう人たちにも声をかけてくださり、話をどんどん引き出して場を盛り上げていただきました。
誰も傷つけない盛り上げ方で、満遍なくメンバーの個性を引き出していて、さすがプロだなと思いました。
今後、社内の打ち合わせでも使いたいと思えるような学びもありました。
山本さん
今後、対面とオンラインをどのように使い分けていきますか?
飯泉さん:
対面・オンラインどちらかに寄せることはできないだろうと考えています。
東名阪とロケーションが別れていますし、全ユニット分け隔てなく大人数に向けた施策の場合はオンラインの方がメリット多いため、そのまま活用していく予定です。
逆に対面の場合は、新人のみ、若手限定、1拠点の1部門など人数を絞りながら実施していければと思っています。
オフラインの方が雑談の機会が生まれやすいですし、イベント後そのまま飲みに行くこともできるので、関係構築のスピードや深さを重視する施策は対面といった形で使い分けていきたいです。
山本さん:
今年から入社式や研修は対面に戻っていて、社内での対面ニーズは増えてきています。
飯泉さん:
今後、対面イベントもバヅクリさんに協力していただきながら実施していきたいと思っています。
今までオンラインで行なっていた企画をそのまま集合形式で実施するのではなく、リアルでしかできない、リアルならではの要素を入れた企画ができると嬉しいです。
東京都新宿区に本社を置く、国内大手のシステムインテグレーター。
コンサルティング、ソフトウエア開発、アウトソーシング等のシステムインテグレーション事業