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先進的なメンタルヘルス対策でさらなる組織力向上!アサヒビジネスソリューションズが全社員で取り組んだレジリエンス向上

『レジリエンス』という全社共通言語が生んだ組織変化

先進的なメンタルヘルス対策でさらなる組織力向上!アサヒビジネスソリューションズが全社員で取り組んだレジリエンス向上
アサヒビジネスソリューションズ株式会社
人事総務部
土生 貴宏
課題
  • 既存のメンタルヘルス施策の効果をより高めるため、予防的な基盤強化が必要だった
  • コロナ禍で働く環境が変化する中、メンタル面での事前対策を充実させたかった
効果
  • 全社員が「レジリエンス」という共通言語を持つことができた
  • 参加者同士の学び合いが生まれ、良い習慣の横展開と社内交流の活性化を実現

土生様の役割について教えてください。

アサヒビジネスソリューションズ株式会社の人材育成全般を担当しております、土生(はぶ)と申します。
特にヒューマンスキルの研修を中心に担当しています。技術研修も行なっていますが、各部でも実施しているので、全社に関わる横断的な部分を私がリードしています。

キャリアデザイン・支援と絡めて研修育成を考えており、キャリアデザインシートを書いてもらったり、「こういうふうになりたいよね」という目標を持って仕事をしようということを伝えています。
そうなるために必要なスキルを習得するための研修を受けてもらう、というような立場です。

バヅクリ導入前、どのような課題を感じていましたか?

既存のメンタルヘルス施策である程度の環境は整えていましたが、さらに効果を高めるため、予防的な基盤強化が必要だと感じていました。特にコロナ禍で働く環境が変化したため、メンタル面での事前対策をより充実させたいと考えていました。
少数ではありますが、時代の変化もあってメンタル面で課題を抱える社員もいるため、そうした方々にはレジリエンスの強化が有効なのではないかと考えていました。

社内でどのようなメンタルヘルス施策を実施していましたか?

通報制度や産業医に自分で相談できる窓口、健康系の相談窓口を作ったりしています。部署の直属以外の人に相談するようなメンター制度など、ある程度環境は整えています。

また、職場のコミュニケーションを良くするために、去年ぐらいから「シャッフル座談会」を始めました。業務で関わりのない社員4名をランダムに集めて、15分でもいいから月1回話してみて、という取り組みです。その後飲みに行くんだったら費用も出しますよ、という制度も設けています。

全社員の『共通言語』を作ることがゴール

バヅクリの研修を導入した課題・背景を教えてください。

はじめは、バヅクリさんと接点のあった社員から「面白そうな会社があるよ」と、軽い感じで紹介されました。
その時に、全社向けの問題解決やロジカルシンキングなどのビジネススキル研修とは別に、もうちょっとヒューマンスキル寄りの領域で組織力の底上げができないかと考えていました。

全社員100名以上を集めて、場所を用意して研修をやるとなると難しいんですが、バヅクリさんはオンラインでMCの人が講師をしてくれるという話だったので、これは良さそうだと。オンライン謎解きゲームのようなレク要素のある研修も結構流行っていたので良いかなということで、お話を聞かせていただきました。

ちょうどレジリエンスをやりたいなと思っていたところで、引っかかる内容があったのでお願いした形ですね。
コミュニケーションを良くして、何かちょっと辛い思いがあったらレジリエンスを発揮して跳ね返して、本当に困ったら相談する、という建て付けを整えたかったんです。

今回実施いただいたレジリエンス研修で達成したいゴールは何でしたか?

ゴールは実はあんまり高く設定していませんでした。全員が「よし、わかった。明日からやろう!」となるのも大事ですが、まずは「そんなのがあるんだな」程度の理解で、その場で何かしら宣言して持ち帰ってもらえれば十分だと考えていました。

通常の学習系研修であれば、KPIを設定して定量的な効果測定を行うのですが、今回は別のアプローチでした。全社員が「レジリエンス」という概念を共通知識として持つこと、それ自体がゴールだったんです。
つまり、レジリエンスという単語を知っていて、どういうものなのかを理解している状態を組織全体で作ることが目的でした。講師の方がしっかりとお話ししてくださったおかげで、その目的は達成できたと思っています。

実施したプログラム
レジリエンス研修 〜困難を乗り越え心の回復力を向上させる〜

導入の決め手は何でしたか?

選定時には他の研修会社も検討していました。eラーニング形式の提案もありましたが、結局は結局は動画を見るだけで終わってしまうというパターンになりがちなので、参加型の研修が良いなと考えていました。

時間的な制約もありました。3時間程度で実施したかったので、本来であれば全てのプログラムを実施した方が効果的なのでしょうが、その中から要点を選択して効率的に進めてくれる提案が魅力的でした。

また、160名という規模を考えると、自社リソースで実施するよりも、既にコンテンツが体系化されていて、かつオンラインでの参加型研修を上手にファシリテーションしてくれる、そんな期待を込めてバヅクリさんを選びました。

講師のファシリテーションが生んだ学び合いの連鎖

研修中に印象的だった出来事はありますか?

印象的だったのは、参加者の一人が『感動メモ』という取り組みを発表してくれたことです。感動したことをメモに残すという習慣で、それを聞いた他の参加者も「それいいですね、私もやってみよう」と反応していました。人がやっている良いことが周りに伝わったのは、今回の研修の大きな成果の一つでした。

これが実現できたのは、講師の方のファシリテーションが素晴らしかったからだと思います。発声がとても聞き取りやすく、話す内容もわかりやすかったという感想が参加者から多数ありました。ワークの発表時には「それいいですね!」と共感を示した上で、「皆さんはどう思いますか?」と他の参加者に振るなど、参加者同士の学び合いを上手に引き出してくれました。

研修の前後で変化は見られましたか?

研修の効果を定量的に測定するのは難しく、他のメンタルヘルス施策も並行して実施しているため、研修単体での効果は断定できませんが、何らかの良い影響があり、予防施策としては一定の機能を果たしているのではないかと考えています。

何より、全社員が「レジリエンス」という共通言語を持てたことで、日常的にレジリエンスを意識する環境が整ったことが大きな成果だと感じています。

想定していなかった良い効果はありましたか?

想定していなかった効果はいくつかありました。
まず、コミュニケーション機会の創出です。最近はオンライン・ハイブリッド勤務が続いているため、大勢の人と話す機会が減っていたのですが、研修が社内コミュニケーションの場にもなっていました。これは狙ったわけではなかったので、嬉しい副次効果でした。

また、忙しい日常の中での良い息抜きにもなったようです。物語を考えるワークでは、同じ写真を見ても参加者によって全く違う展開になって、「熊に襲われる」なんて言う人もいて、「えっ、そんな要素あったっけ?」と皆で笑ったり。とても盛り上がっていました。
その結果、研修で同じ班だった人同士が、後日別の場面でも話しやすくなったという声も聞きました。

物語を考えるワークのスライド

従来の技術研修やビジネススキル研修は「覚えなければいけない」「前のめりで学ばなければいけない」という雰囲気になりがちですが、今回は楽しく参加できたのが良かったのだと思います。楽しみながらヒューマンスキルを身につけられる、理想的な形でした。

今後バヅクリに期待することはありますか?

今回のレジリエンス研修が非常に良い結果だったので、バヅクリならではの新しく魅力的な研修プログラムを開発していただけることを期待しています。
バヅクリさんは対面・オンライン問わずファシリテーション能力が高いので、例えば、オンラインの特性を活かして2社合同開催で異なる会社の方々と一緒に研修を受けるのも面白そうですね。きっと新たな気づきや刺激が得られると思います。

また、エンゲージメント向上という観点でも大いに期待しています。今回のような参加型で対話を重視した研修は、確実にエンゲージメント向上に寄与していると実感しているので、他社での成功事例も交えながら、さらに効果的な手法をどんどん提案していただきたいです。

アサヒビジネスソリューションズ株式会社
アサヒグループの営業・マーケ~生産~販売・物流~会計業務・職能などに関するシステム開発と運用管理・デジタル支援を行う。
事業内容

業務システム構築支援
情報インフラ構築支援
DX促進支援

業種

IT

導入規模

従業員数:約160名(導入時)

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