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研修期間の短縮化×オンライン化で感じた疲労感を防ぐために|オンラインイベントで新入社員の緊張をほぐそう

絵を描くのが苦手な人でも安心!相手の意外な一面を知るきっかけづくりに

株式会社NTTファシリティーズ
総務人事部 人事育成部門 育成担当
北御門 真利
課題
  • 研修をオンライン化。座学スタイルの研修に新入社員が疲弊してしまった
  • オンラインコミュニケーションに心理的安全性を担保できていなかった
効果
  • オンラインならではの会話の仕方をつかんで、積極的に質問・発言できるように
  • 対面で会ったときもバヅクリの話題で会話が生まれた

研修期間を短縮しオンライン化することで見えてきた疲労感

コロナ前は対面でどのような研修を実施していましたか?

2~3か月の期間を設けて新入社員研修を行っていました。
研修期間が長期にわたるので、この期間に各スキルの習得に加え、新入社員同士の交流も図ってきました。

研修の流れとしては、会社全体について学ぶ導入研修、専門別に分かれて基礎スキルを学ぶ研修、全国にある配属先に移ってから配属先ごとの研修を実施してきました。
研修は泊まり込み、集合型で行い、年によっては研修とは別に懇親目的のワークショップや役員を交えた飲食する場も設けていました。

コロナになってから研修はどのように変化しましたか?

座学研修はすべてTeamsを用いたオンラインのインプット型研修に切り替えとなり、新入社員からすると、一日中講義を聞くというスタイルへ変更となりました。

以前は、設備を直接見て学ぶ実機研修も行っていましたが、コロナの影響もあり、集合研修後にフォローしてもらう形にしました。
研修期間も3か月から2か月に短縮となり、研修以外の時間で行っていた交流目的のワークショップなども実施が難しくなりました。

振り返ってみると、2020年度は急なコロナ対応で準備もできないまま、応急措置的な研修となり、2021年度は長期間の慣れないオンライン研修で、新入社員に疲労が溜まってしまいました。
2021年度はしっかり準備して臨んだものの、グループワークのようなプログラムをあまり取り入れていなかったため、自宅でただ話しを聞くだけの研修ではどうしても疲れてしまうようでした。

そのため、2022年度からは新入社員同士が気楽に話せるような時間を意識的に作るなど、改善しようと思いました。

オンラインでも心理的安全性を高めて質問しやすい環境を作りたい

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バヅクリのサービスの導入背景を教えてください。

NTTファシリティーズの社風は、やや固くて真面目な雰囲気なので、バヅクリのようなイベントが受け入れられるかな?と少し気にしていました。
しかし、オンラインでのコミュニケーションの難しさは社内の誰もが実感していることなので、新入社員同士に仲良くなってほしいという、単純な期待を込めて利用を決めました。

そもそもオンラインの環境では心理的安全性が築けていないため、積極的に質問がしづらい雰囲気があったんです。
学生から社会人になったばかりで、どのように身を置くべきか分からない環境変化の不安に加え、オンラインでのコミュニケーションはとても難しいものだと思います。
とにかく、新入社員の緊張感をほぐしてあげたいと思い、バヅクリを試してみようと思いましたね。

多数の企画の中から、どういった基準でイベントを選びましたか?

営業の方からいくつかおすすめのイベントを提案いただけたので、負担なく選ぶことができました。
判断基準としては、新入社員の固さや真面目さをイメージして、受け入れてもらえそうなものを選びました。

また、新入社員同士の対話が生まれることに期待を寄せたのはもちろんですが、このサービスを利用することにより、入社式などで多忙な総務人事部の負担も軽減できたらいいなと考えました。

今回利用したプログラム
オンラインでも距離が縮まる!おえかきコミュニケーションワークショップ
【60分版】まるでクイズ番組!?IQ200に挑戦!プロMCによるオンラインIQクイズバトル

参加者の反応はいかがでしたか?

お絵描きワークショップは、予想通り少し固い雰囲気のグループもあったものの、ほとんどが楽しそうに話していて安心しました。
司会者の方から指示いただいたトークテーマだけでなく、自由に雑談できていた点は良かったと思います。

最初は絵のことを中心に話していましたが、「〇〇さんは褒め上手だよね」「そういう見方もあるんだね、僕はこういう風に見てたよ」といった感想の伝えあいに加え、卒業旅行の話しなど各々に楽しんでいたようです。
私が横から見ていても、気にせず会話していたのが良かったと思います。

終わった後、新入社員に話を聞いたところ、「本当は絵を描くのが苦手でテーマを聞いたときは不安だったけど、絵を描くのが苦手なりに意外と表現できたし、思っていた以上に楽しかった」と言ってくれました。

一番多かった意見としては、「自分と違う考え方やモノの見方の人がいると実感しました」というものです。
それぞれの考え方、価値観の違いが交流のきっかけになり大変良かったと思います。

イベント実施後、どのような変化がありましたか?

昨年に比べて、研修中の質問が多くあがるようになりました。
バヅクリで使っていたグループ分けを、その後も継続して使っていまして「お絵描きのグループで話しておいで」と伝えて活用しています。

昨年よりも全体の雰囲気が良くなったと思いますし、対面の際も、皆さん夢中になって喋っていますよ。

準備期間~運営までの負担は軽減できましたか?

お願いしたのと、していないのでは全く違うと思いました。
最初から全体像を示していただけたので、何を準備すればいいか明確で、非常に負担軽減できたと思います。
いつもは入社式や研修の手配で昼食をとる時間もなく忙しいのですが、当日は、バヅクリのおかげでお絵描きの時間にお昼休憩をとることができました。

今後取り組んでいきたいことなど、最後に一言お願いします。

イベント実施後、対面の機会の際にも「お絵描きのときの〇〇さんだよね」と、新入社員同士で話しかけるきっかけになったことは良かったと思っています。
それぞれが自分の意見を発するようになり、オンライン環境では黙っていても伝わらないのだと新入社員に分かってもらえたはずです。

今後は、よりコミュニケーションの質を高めるために「相手にいかにして伝えるか」の部分を強化していきたいと思っています。
自分の話した言葉がそのまま相手に伝わるわけではないので、固定概念を捨てて、自分自身の気持ちや考えを正しく伝える力を身に付けていってほしいと思っています。

株式会社NTTファシリティーズ

建築物・電力設備のコンサルティング、企画、設計、保守、維持管理など

業種
サービス業(建築・電気)
導入規模
会員数:7700名(2021年3月31日グループ連結)
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