多様化・複雑化する組合活動のニーズに応えるための新たな取り組み
オンラインに必要なスキル獲得を後押しでき、組合員同士のコミュニケーションも活性化
- リモートでの活動が広く浸透した一方、組合役員間のつながりが希薄化
- 組合活動に求められるものが多様化・複雑化する一方で、活動に必要なスキル獲得の後押しが不十分だと感じていた
- 直ぐに活動に活かせる実践的スキルをオンラインで学ぶことができた
- 普段接点がない組合員同士での交流の機会を提供できた
まずはそれぞれ自己紹介をお願いします。
秋山さん:
秋山と申します。
22ある支部の一つである本社支部の支部長として、職場の活動サポートや方針の作成を主に担っています。
加治木さん:
加治木と申します。
モノづくり開発支部で支部長を務めております。
モノづくりということで、車やさまざまな設備など新しい技術を使った職場を主に担当しています。
白浜さん:
白浜と申します。
職場活動局にて研修を担当しております。よろしくお願いいたします。
秋山さん
新たなコミュニケーション・交流促進の機会として
お問合せいただいた当初、どのような課題を感じていたのでしょうか?
秋山さん:
労働組合の活動は対面で行うことが大前提だったのですが、新型コロナの感染拡大により、あらゆる活動・コミュニケーション機会があっという間にリモート化しました。
リモート化により得られたことや効率化できたものは多数ある一方で、当初大切にしていた”人と人とのつながり”が希薄化してしまった部分があると感じていました。
加えて、組合役員に求められるものや組合の活動内容が多様化かつ複雑化していると感じております。
そういった観点から、これまで活動の意義など方針を伝えることは様々な取り組みをしてきたものの、活動に必要なスキル獲得の後押しが不十分であったという思いがありました。
加治木さん:
私が組合に入った当初はコロナ禍になる1年前で、コミュニケーションの一環として食事を交えた親睦会が従来通り開催されておりました。
そこでつながった人たちと比べて、コロナ禍以降に入った人とのつながりは極端に少ないと肌で感じております。
バヅクリに対しての第一印象はいかがでしたか?
秋山さん:
営業担当の方からのお電話がきっかけだったのですが、率直に面白そうだと感じました。
社内の有志団体の活用事例も紹介いただいたこともあり、具体的にお話を聞いてみたいと思いました。
導入する決め手となったポイントは何ですか?
秋山さん:
主に2つあります。1つはプログラムの豊富さ・質の高さです。
支部ごとにニーズが異なるため、求められるプログラムも異なりますが、バヅクリ様であれば状況に応じた選択が可能であり仕事や組合活動にすぐに活かせる実践的な内容が豊富だと感じました。
2つ目は、体験会を関係者向けに実施していただき、新たなコミュニケーション・交流促進の機会として有益だと感じたためです。
オンラインで大勢の人を集めて喋る機会は多くありますが、上手く参加者の参画を促したり感触を掴んだりできずにいたので。
各プログラムにプロだからこそできるコミュニケーション円滑化の仕掛けがあり、学びながら交流も図るという点が、組合としての活動方針にも合致していました。
多様化・複雑化する組合活動に必要なスキル獲得の後押し
プログラムを選んだ理由を教えてください。
秋山さん:
オンラインファシリテーション研修については、冒頭に申し上げた「活動の意義や方針は伝えてきたがスキル獲得の後押しができていなかった」という課題に対して効果的だと実感したため実施させていただきました。
リモートでの活動が増える中で各職場に対して、職場内研修をお願いすることがあります。そういった機会に対して、オンラインでの場をより有意義にするためのスキルの獲得を後押しできるプログラムだと感じました。
雑談チームビルディングやグラレコ講座については、バヅクリ様のアドバイスやご提案を参考に、他にはないような印象であったため選定いたしました。
利用したプログラム
・雑談と相互理解を学ぶチームビルディング〜雑談がうまい人は仕事ができる〜
・【3時間版】流れるような進行と活発な議論でオンライン会議を退屈にさせない実践形式のオンラインファシリテーション研修
・さっと図解して仕事に活かそう!現場で使えるビジネスグラレコ講座〜入門編〜
加治木さん
当初の課題に対して有効だと思えるプログラムでしたか?
加治木さん:
有効だと感じております。
自分達でオンライン会議をファシリテーションする機会が多いため、非常に参考になり、現在もそこで学んだ内容を活かしている事実があります。
ファシリテーターは3倍のリアクションを…という研修内容から、今も普段の3倍笑顔を意識して笑っております(笑)
一同:(笑)
秋山さん:
私も同じく、導入して良かったと思っております。
オンライン会議の事前準備も含め、コツを学ぶ機会がなかったので。
講師の方がまさにそれを体現されていて、参加したみなさん「やっぱりプロってすごいな」という印象を持たれていたようです。
実はzoomの不具合で一部トラブルもありましたが、講師の方が上手く繋いでおり、それが逆に評価が高まったきっかけにもなりました。
白浜さん:
グラレコに関しての感想ですが、私自身、昔から字が上手くなく絵心もないので実施前は少しドキドキしていましたが、非常にわかりやすく簡単に実践できるよう教えていただけました。
グループワークを通じてあまり知らない人とコミュニケーションが取れ、楽しみながら学ぶことができました。
ためになる内容ばかりで、他のプログラムもぜひ受けてみたいと感じています。
イベントに参加した方々の反応はいかがでしたか?
秋山さん:
大変好評でした。
プログラム内容もさることながら、コロナ禍で普段全く喋らない人と交流する機会になり良かったという声を多くいただけました。
運用工数は軽減できましたか?
秋山さん:
ブレイクアウトルームの設定含め当日の運用を全てお任せできたので、工数は大幅に削減できました。
参加者の中でどうしてもzoom使用経験の差が生まれてしまいますが、イベントページに詳しい使い方や緊急時の連絡先なども記載されており、安心感がありました。
白浜さん
人と人とをつなぐ機会をもっと作っていく必要があるという、今後の組合活動のヒントを得られた
想定していなかった良い点はありますか?
秋山さん:
参加者の反応でのお話とつながっていますが、今回のようなバヅクリ様のプログラムに限らず、オンラインであろうが対面であろうが、さまざまな人と人とをつなぐ機会をもっと作っていく必要があると、今後の組合活動のヒントとしてとして一つ得ることができました。
加治木さん:
バヅクリさんのプログラム内容を一般組合員のみなさんに展開した際に、職場の方で興味を持って参加してくださいました。
その方がバヅクリでの体験を組合の評議会で話してくれて、そこで興味を持ってくれた方が出てきました。
一度経験した人の口コミによって広がって、バヅクリに参加したい・新しい何かを学びたいという方が増えることは、自主的な企画では難しいことだと思うので、良かった点だと感じています。
今後のオンラインでの展望があれば教えてください。
白浜さん:
今回、組合の研修の一環としてバヅクリさんを利用させていただきました。
リモートが当たり前になる一方で、バヅクリの研修を通して今まで顔と名前が一致しなかったようなメンバー同士の交流が生まれることで、組合の横のつながりが強化され、他の支部でも活用いただき、みんなでより組合を盛り上げていけるのではないか、という可能性を感じています。
今後ともよろしくお願いいたします。
トヨタ自動車株式会社の労働組合。