盛り上がるオンライン忘年会の企画・運営ならバヅクリにおまかせ。

新型コロナウイルスの影響や働き方改革などにより、多くの企業で導入されはじめているテレワーク。
その際、オンラインの様々なメリットに気づき、年末の忘年会シーズンも対面ではなく、スマホやPCの画面越しでオンライン忘年会を企画している企業も多いのではないでしょうか。
今回は、オンライン忘年会にはどのような準備が必要か、企画のコツや忘年会の流れ、注意点について解説します。
初めてオンライン忘年会の幹事を任された方や、お仕事がお忙しい方にも役立つ「オンライン忘年会で使えるツール」もあわせてご紹介します!

オンラインでの忘年会開催はあり?

オンラインでの忘年会開催はあり?

今まで対面での宴会しか参加したことのない方にとっては、「オンライン忘年会って盛り上がるの?」「さすがに忘年会をオンラインでやってもいいのかな…」と不安になることもあるでしょう。

2020年の4月、日本国内で緊急事態宣言が出され、多くの人々が新入社員歓迎会や同僚・知人同士の飲み会をオンラインで実施していました。

女性向け総合メディアのLip Popが行った、10代~50代男女100名へのアンケートによると、会社のオンライン飲み会に「絶対参加したい又は参加したい」と答えた人が約3割、「できれば参加したくない」と答えた人が約5割となっています。

オンライン飲み会意識調査
出典:Lip Pop 『会社のオンライン飲み会(Zoom飲み会)に参加したくない理由と断り方を徹底調査【100人に聞きました】』

アンケート結果の「なぜオンライン飲み会に参加したくないのか?」という理由を詳しく見てみましょう。

オンライン飲み会に絶対orできれば参加したくない理由

  • 家の家事があるので強制参加は困る
  • 自宅で食べ物飲み物を用意したくない
  • 家から配信して背景にプライベートが写り、会社の人に見られるのが嫌
  • そもそも会社の人と飲みたくない
  • お酒、おつまみの準備や部屋の掃除が面倒
  • 家にいるのに髪の毛やメイクをするのが大変
  • 実家にいるので背景に気を使う
  • 目上の人がいると中座できないし終電のように切り上げるタイミングが無さそう
  • 飲み会が長引くと飲みすぎてしまう
  • 準備や片付けが手間になる

本アンケートを参考にすると、オンライン飲み会に参加したくない理由は次の5つに分類されます。

  1. そもそも会社の人とリアル・オンライン問わず飲みたくない
  2. 食事、お酒の準備や後片付けが面倒
  3. プライベートを見られたくない、背景に私生活が映るのが気になる
  4. 時間が長くなりそう、強制参加は困る
  5. 家にいるのに着替えや化粧など準備が大変

1つ目の理由は、オンラインかどうかを問わず、そもそも会社の飲み会には参加したくないというものです。
飲み会が苦手な人は一定数いるので、無理に参加させなくても良いでしょう。
それ以外の2~5の理由は、しっかり対策をとれば解決できるものではないでしょうか?

ちなみにオンライン飲み会に参加したいという方からは、このような意見が出ています。

オンライン飲み会に絶対にorできれば参加したい理由

  • 画面越しなので適度な距離感で参加できる
  • お酒が強くなくても無理に飲まされないので安心
  • 飲み会が終わったらすぐに寝れるので良い
  • 家族やペットも気軽に参加できるので良い交流のきっかけになる
  • 背景にそれぞれの生活感が出て新鮮
  • ラストオーダーや時間を気にせず、好きなだけ飲めるのが嬉しい
  • 良いコミュニケーションになる、社内の人と話したい
  • ずっと在宅ワークだと身なりに気を使わなくなるので、あえてオンライン飲み会の場できちんと服装や髪形も整えるきっかけにしたい

このように、テレワークの状況下でも社内の人とつながりたい、好きなものを食べ飲みしながら気軽に話したいというポジティブな意見も多く見られます。

次の章で、どのようにオンライン忘年会を企画し、参加者の悩みを解決すればいいのか具体的にご紹介していきます。

オンライン忘年会の一連の流れ例

オンライン忘年会の一連の流れ例

ここからは、王道のオンライン飲み会の流れをご紹介します。
※実際の流れがイメージしやすいように、開始時間は夜の19時と仮定します。

19時~19時15分 ウォーミングアップ
19時15分 乾杯
19時30分 ゲーム企画①
20時 ゲーム企画②
ゲーム後~20時50分 歓談
21時 締めの一言~二次会の案内(希望者のみ)~

オンライン忘年会は2時間前後でタイムスケジュールを組んでおくと良いでしょう。
オフラインの飲み会ではその場の流れで「二次会に行こう!」と誘うことができますが、一次会をきっちり締めるスケジュールを組むのがポイントです。

オンライン飲み会は終わるタイミングがなく、だらだら続くと参加者のストレスになりますし、プライベートの時間を確保したい方も少なくありません。

二次会は強制にせず、希望者のみで行うよう注意しましょう。

オンライン忘年会で盛り上がる企画をご紹介!

オンライン忘年会で盛り上がる企画

続いて、オンライン忘年会で真似したい企画やゲームをご紹介します。
余興やゲームを取り入れ、盛り上がりのある参加してよかったと思ってもらえるオンライン飲み会にしましょう。

企画その1 ビンゴゲーム

飲み会やイベントの定番、ビンゴゲームです。
オフラインのビンゴゲームでは、紙のビンゴカードを配布しますが、オンラインで完結するためにデジタルビンゴカードを提供するサービスもあります。

景品は後日配送でも良いですが、メールやLINEでオンラインギフトカードを送っても良いでしょう。
ビンゴゲームの景品を豪華なアイテムにすることで、飲み会の参加率アップに繋げることもできます。

企画その2 クイズゲーム / 謎解きゲーム

ビンゴに続き定番な企画として、謎解きやクイズゲームがあげられます。
Web会議ツールは画面共有もできるので、事前にパワポなどに問題文をまとめて、画面共有すると進行がスムーズです。
また、チャット機能も上手に活用しましょう。

zoomの挙手機能を使って回答者を募ってもいいですし、各自が回答を紙に書いて、同時に画面に映して回答を出し合っても面白そうです。

オンラインでの行うクイズゲームや謎解きゲームのイベント運営などの、サービスを提供する企業もあります。
自社でクイズなどのコンテンツを準備し、盛り上がるか不安な場合は、余興やゲームの部分だけなど1部、プロの手を借りるのも1つの方法です。

おすすめのオンラインで盛り上がるゲームはこちらの記事へ

企画その3 オンライン体験プログラムをフル活用する

オンライン飲み会

オンライン忘年会の企画を考えるとき、ビンゴやクイズゲーム以外の面白い企画が思いつかず困っている方もいるでしょう。
そんな方におすすめなのが、オンラインのチームビルディングに特化した「バヅクリ」というサービスです。

もともとは企業研修などに使われるサービスですが、独自のオンライン体験プログラムを約80種提供しており、オンラインイベントのプロが司会進行をしてくれます。
そのため、オンライン上のコミュニケーションでも盛り上がりに欠ける心配もありません。
参加人数や目的に合わせてプログラムをチョイスすることができます。

企画その4 数人での座談会

ブレイクアウトルーム機能を利用し、3〜5名程度のルームに分け座談会を行うことで、参加者同士で密なコミュニケーションを取ることができます。
大人数の場だと発言しづらい人も少人数の場に分かれることで発言しやすくなり、相互理解を深める場を提供できます。
少人数での会話の場は忘年会だけでなく、内定者懇親会や新入社員向けの懇親会などのイベントでもおすすめのコンテンツです。

相互理解を深めることで、チームビルディングや普段の業務が円滑に進むなど、いい影響を得られることが期待できます。

企画その5 Good&New

簡単に取り入れられる企画なので、忘年会の序盤にアイスブレイクとして取り入れるのもおすすめです。
この企画の所要時間は1人1〜3分程度で、24時間以内や1週間以内など決められた時間の中で起こった嬉しかった出来事を話します。

この企画も主に相互理解を深めることを目的として実施されます。
リモートワークが普及しオフィスなどで雑談を行うことが減った今、ざっくばらんに会話を楽しめる場を作り出せます。

オンライン忘年会で準備することと注意点

オンライン忘年会で準備することと注意点

オンライン忘年会の準備をする際のポイントを5つに分けて解説します。

1. 幹事の心得と注意点

オンライン忘年会には参加したい人と、参加を好まない人がいることを念頭に置いておきましょう。
さまざまな立場の人に気持ちよく参加してもらうために、次の注意点を意識しておいてください。

  • 不参加の方がいても、理由を深掘りしない
  • 途中参加・退出をOKにする
  • 背景を映したくない人にはバーチャル背景画像を共有しておく
  • 子どもや家族、ペットの参加の可否を決めておく
  • お酒を飲みたくないは飲まなくてOKにしておく
  • スケジュールと時間配分を決めて事前共有
  • 司会を決めておく(話す人が偏る可能性があるため)
  • 通信環境の設定を事前確認(パケット通信の容量オーバーや通信不安定の可能性があるため)

2. オンライン忘年会の企画の立て方

オンライン忘年会の企画をする際は、幹事主体で会話のテーマを決めたり、全員で参加できるゲームを取り入れたりする方法があります。

業務が忙しく企画が難しい場合は、オンライン忘年会向けのコンテンツを提供してくれるサービスや、オンライン忘年会専用の司会者など外部のサービスを利用しても良いでしょう。

また、参加人数が3桁になる場合、参加者全員が会話するのは難しいです。
Zoomのブレイクアウトルームを作り、少人数の小部屋で会話をするか、初めから10~20人のグループに分けて企画をすると良いでしょう。

3. どんなWeb会議ツールを使う?

オンライン忘年会を行う際に活用できる、Web会議ツール・テレビ会議システムの代表的なものをご紹介します。

Zoomミーティング

有料版を利用すれば最大1000人まで同時に接続ができるWeb会議ツールです。
背景を変えられるバーチャル背景機能や、複数のグループに分けて少人数で会話ができるブレイクアウトルーム機能が有名です。

Google Meet

Googleアカウントがあれば100人まで60分間無料で接続できるWeb会議システムです。
現在はコロナの影響で、2021年3月までは60分の時間制限はありません。

HouseParty

Housepartyとは、最大8名まで無料で参加できるグループビデオチャットアプリです。
Facebook連携で知人とつながることができ、画面をタップするだけで途中参加・退出も気軽にできます。
Zoomや別のグループチャットサービスとは異なり、事前に誰と誰が参加しているか確認できる点も特徴です。

LINE WORKS

コミュニケーションアプリLINEが提供している、企業向けサービスLINE WORKSを使えば最大200人とWeb会議が可能です。
使い慣れたLINEと言う点と、オンライン忘年会の日程設定などもLINE WORKS上で行うことができます。

4. 食べ物や飲み物の準備のしかた・費用について

オンライン忘年会での食べ物や飲み物については、「オンライン飲み会に参加したくない」理由でネガティブな意見が多かったところです。

自分で食べ物や飲み物を用意して片付けるのが面倒という意見を踏まえると、次のような手法も良いでしょう。

それは、食べ物・飲み物はすべて会社が用意して各社員の自宅に送るという方法です。
ケータリングサービスでお弁当やおつまみセットを注文して、社員の自宅に送ることもできます。
サッポロビール社では、新入社員に対して、オンライン飲み会用に自社のビールを1ケースずつ配ったという事例もあります。

また、オンライン忘年会の費用は、福利厚生費として1人上限5000円まで経費精算も可能です。
忘年会シーズン以外でも使えるように、月に1回数千円までは、オンライン飲み会の補助金を支給する会社もあるようです。

オンライン飲み会で利用したいケータリングサービスはこちら

5. オフラインとオンラインの飲み会の違いや注意点

オンライン忘年会とオフラインの相違点を整理しておきましょう。

オンライン忘年会では、対面とは異なり上司や同僚へのお酌ができないので、気にせずそれぞれで楽しむようにしましょう。
また、オフラインの飲み会では、席が近い人同士の少人数で会話ができますが、オンライン飲み会だと基本的に全員で会話することになります。
もし、別々で話したいときは、Zoomのブレイクアウトルームを利用するか、スケジュールの中に少人数グループに分けて話すタイミングを盛り込んでおくのがおすすめです。

また、オンライン忘年会には自宅から参加することが想定されるので、近所迷惑にならないよう、声のボリュームに配慮すると良いでしょう。

オンライン忘年会の他社事例

オンライン忘年会の他社事例

最後に、オンライン忘年会を実施している他社事例をご紹介します。

株式会社ニット

株式会社ニットはフルリモート前提として創業し、現在世界33ヵ国含め400人もの社員がオンラインで働いている会社です。

①忘年会でよくやりそうなゲーム(忘年会の雰囲気醸成)
②新人もベテランメンバーもどちらも楽しめる内容(交流の活性化)
③誰か一人がずっと喋り続ける状態を回避(オンラインツールの特性を考慮)

という3点をポイントに、100人規模でオンライン忘年会を実施しました。
オンライン忘年会では、複数の声が重なって聞こえてしまうことがデメリットのため、声を分散させるためにゲーム中心の企画にしている点も特徴です。

まとめ

オンライン忘年会は、食べ物や飲み物の事前準備や、タイムスケジュール、企画のつくりかたに気を付ければ、社内活性化が図られる良い機会になります。
社員のプライベートにも配慮しつつ、時間を区切って楽しいオンライン忘年会を開催してくださいね。