バヅクリ株式会社は、会社員2,200名を対象に、社内アンケート(エンゲージメントサーベイなど)に関する調査を行い、エンゲージメント向上におけるチーム内でのコミュニケーションについてどのような認識を持っているのかについて明らかにしました。
本記事では、アンケート調査の結果を一部ご紹介します。
※本記事の最下部に調査レポート全文のダウンロードリンクがあります。
目次
調査の背景
近年、企業は離職防止や生産性向上を目的として、エンゲージメント向上に積極的に取り組むようになっています。
エンゲージメント向上のためには、働き方や職場環境の改善といった取り組みが重要ですが、何よりも現場で働く社員の協力が不可欠です。
効果的な施策を実施するためには、社員がエンゲージメント向上の取り組みについてどのように感じているかを理解することが重要です。
この度、弊社ではエンゲージメントサーベイの回答経験者を対象にアンケートを実施し、調査結果をまとめました。本調査では、調査結果の開示を希望する割合、チーム内でのコミュニケーションの重要性、職場の人間関係が施策にどのように影響しているのかを検証しました。
調査結果
1. エンゲージメントサーベイに回答した経験がある人は約50%。そのうち、集計結果の開示・フィードバックを望む人は約80%
会社員2,200名に対し、「今までに働いた会社や組織で、働きやすさや組織への満足度等に関する社内アンケートに回答したことがあるか」という質問を行ったところ、28.6%が「定期的に回答したことがある」、20.1%が「過去に回答したことがある」と回答しました。48.7%の人が、エンゲージメントサーベイ等への回答経験を持つという結果になりました。
そのうちのエンゲージメントサーベイ回答経験者330名を対象に、「社内アンケートの集計結果を、社内に開示もしくはフィードバックなどで共有してほしいか」という質問を実施したところ、78.3%の人が、共有をしてほしいと回答しました。


2. エンゲージメントサーベイ回答経験者の約80%がエンゲージメント向上のために議論が必要と感じているが、実際に議論をしたことがある割合は半数に留まる
エンゲージメントサーベイ回答者経験者330名に対し、「社内アンケートの集計結果をもとに社内もしくはチーム内での議論が必要だと思うか」という質問では、41.0%が「必要だと思う」、40.7%が「やや必要だと思う」と回答しました。81.7%が議論が必要という結果になりました。
続いて、「実際に社内アンケートの集計結果をもとに社内もしくはチーム内での議論を行ったことがあるか」という質問を実施したところ、47.7%が「議論をしたことがある」と回答しました。
多くの従業員が議論を望んでいるにもかかわらず、その期待に半数以上の企業が応えられていないといえるでしょう。


3. エンゲージメント向上の取り組みにおける人間関係の影響についても検証
職場の人間関係がどのようにエンゲージメント向上施策に影響しているのかについて検証するために、「チーム内の人間関係が良好かどうか」また「議論をする場が設けられたことに対しての印象を教えてください」という質問を実施しました。
この検証では、人間関係の良し悪しに合わせてアプローチ方法を変えることがエンゲージメント向上施策において効果的であるということが判明しました。
調査の主な発見点
アクションの重要性
サーベイの後、能動的なアクションを期待する回答者が多く存在しているにもかかわらず、その期待に応えられていない企業が多いことが判明しました。
チーム内の人間関係の影響
チーム内の人間関係がエンゲージメント向上の取り組みにおいて影響を与えていることが示されました。
エンゲージメント向上が経営において重要な課題であること、具体的な施策の実行に向けたデータが本調査結果には含まれています。
- エンゲージメントサーベイ後に望むこと
- 人間関係と会話の相関性
- 会話の効果
- チームコミュニケーションの実践方法
- ケーススタディ
- 実践ツールとリソース
- 結論と次のステップ
詳細な調査結果と具体的な施策についての資料はこちらからダウンロードできます。
まとめ
今回の調査では、エンゲージメントサーベイの利用経験とエンゲージメント向上におけるコミュニケーションへの意識について明らかにしました。
調査対象のエンゲージメントサーベイ回答経験者のうち、約80%の方が調査結果の開示を希望し、その結果をもとに議論が必要だと感じています。
エンゲージメント向上のためには、従業員の声を拾い上げ、従業員の状況に合わせた施策を実施し、従業員が当事者意識を持てるようにすることが重要です。
調査概要
- 調査対象者 エンゲージメントサーベイツール利用経験のある会社員
- 調査時期 2024年4月26日〜5月2日
- サンプル数 330名
- 属性(性別) 男性73.6%(243名)、女性26.4%(87名)
調査結果の全文ダウンロードはこちらから
「エンゲージメント向上のための効果的なチームコミュケーション」の調査結果レポート全文は以下から無料でダウンロードができます。
