次世代を担う存在として重要な中堅社員。
組織の発展や、チームのパフォーマンスを向上させるためには、中堅社員の成長が必要不可欠と言ってもいいでしょう。
そのために企業は、中堅社員に対し研修を実施するなど学びの場を提供し成長のサポートをしましょう。
そこで、おすすめの研修サービスや、中堅社員研修を実施する際のポイントなどをご紹介していきます。

会社の次世代を担う中堅社員

次世代を担う中堅社員

中堅社員とは主に、「新人レベルを超えていて、主任や係長など何かしらの役職に就く前の社員」のことを指します。
具体的には入社3〜7年目ほどの役職についていない社員を指すことが多いです。

中堅社員の役割

役職はなくとも

  • 後輩の育成
  • 現場と管理職との架け橋
  • メンバー同士が連携するため、メンバーを繋ぐ窓口
  • チームの先導

など役割はたくさんあり、中堅社員は次世代を担う大切な存在です。
中堅社員の成長なくして、組織の成長はないと言っても過言ではないでしょう。

中堅社員に求められるスキルとは

後輩の育成や、現場と管理職の橋渡しなど、様々な役割を求められる中堅社員ですが、それを実行するため中堅社員に求められるスキルは以下のようなものになります。

1. 広い視野で仕事を考える力

新入社員でもなく、ベテラン社員でもない中堅社員は、双方の間に立ち場や業務を取り持つことを求められます。
そのため、

  • 様々な人の立場になり気持ちを考える
  • 今、チームに必要なことは何かを見極める

など広い視野を持つことが求められます。

2. 人を動かして仕事を進める力

中堅社員になると後輩社員を育成したり、小さなチームのリーダーを任せられたりすることもあるでしょう。
全て自分で手を動かし業務を実行するのではなく、人を動かして仕事を進めるスキルが必要になります。
人を巻き込む力と言ってもいいでしょう。

3. 変化や不確実性に対応する力

勤務年数が数年にもなると同僚や先輩社員が退職したり、組織の掲げる目標が変わったりと変化が多いものです。
IT化が進み、働き方改革なども行われている今、さらに変化は多くなっています。

変化が起こった際に動揺する、柔軟に対応できないなど、パフォーマンスに波が出ては目標を達成できないこともあるでしょう。
中堅社員はチームを先導する立場でもありますから、変化に対し先陣を切り、柔軟に対応していくことが求められます。

4. フォロワーシップ

フォロワーシップとは、中堅社員を含むリーダーを補佐する人が、受け身ではなく能動的・自律的に、リーダーへの支援やチームへの貢献を行うことを指します。
中堅社員のフォロワーシップを高め、積極的に行動してもらえるようになることで業務もスムーズに進むようになります。

5. メンタリング能力

メンタリングとは育成方法の1つで「メンター」と呼ばれる育成者が1人、「メンティー」と呼ばれる育成される立場に付き、1対1で教育していく方法を指します。

中堅社員は後輩社員を育成する機会も多く、メンター制度を導入している企業ではメンターを務める場合もあるでしょう。
そんな時に身につけておいてほしいのがメンタリング能力です。

メンターはただ後輩を指導するだけでなく、悩み事を聞くなど様々な役割を果たします。

6. 問題解決力

仕事をしていると、トラブルは付きものです。
トラブルが起こった時、先輩社員に頼ってばかりではなく、自身で問題解決のための方法を導き出せるようになりましょう。
中堅社員はまだまだ先輩からの指導が必要な立場かもしれませんが、今後、独り立ちしていくために問題解決力を鍛えておきたいものです。

7. ビジネススキル

勤務年数や職場内での立場が上がるにつれて、社外の人と関わることも多くなるものです。
社員の態度や行動が企業のイメージに繋がりますから、ビジネスマナーはしっかりと身につけておきたいものです。

マナーの他に、後輩を指導できるだけのビジネススキルも身につけておきましょう。

中堅社員向けの研修とは

中堅社員向けの研修

中堅社員には様々なスキルを身につけ、職場で活躍してほしいものです。
しかし、中堅社員を育てるためにはどのような方法があるのでしょうか?

業務の中で先輩社員が指導することもできますが、業務中は仕事をこなすだけで精一杯になってしまうこともあるでしょう。
そこで、中堅社員に向けた研修を実施することをおすすめします。

研修を行うと「今は学ぶ時間だ」と気持ちを切り替え、学びに集中することができます。
また、まず言葉や知識を頭に入れることで、その後、スムーズに行動に移せるようになります。

中堅社員研修の目的

まず、中堅社員研修を行う目的をご紹介します。

1. 若手社員を育成する能力の習得

研修を通して若手社員を育成する能力を習得します。
はじめて後輩を育成する場合、どのように接すればいいのか戸惑ってしまう社員も多いでしょう。
自分が先輩にしてもらっていたことを思い出し指導をすることもできますが、効果的な指導方法はその人によって異なります。

間違った指導方法では、若手社員の離職やメンタルヘルスの不調を招きかねません。
きちんと育成方法を学ぶようにしましょう。

2. コミュニケーション能力を身につける

様々な人とコミュニケーションを取らなくてはいけない中堅社員は、1番コミュニケーション能力が求められる立場と言ってもいいかもしれません。
円滑なコミュニケーションが取れる方法を学ぶことで、社内、社外問わず活躍できる人材になります。

3. リーダーシップを発揮できるようにする

中堅社員になると自身がチームを先導したり、意見をまとめたりと、リーダーシップを発揮しなくてはいけない場面も多くなります。
いざという時スムーズにその役回りがこなせるように、リーダーとしての知識を得ておきましょう。

どのような研修内容があるのか?

それでは上記のような目的を果たすために、中堅社員研修にはどのような内容があるのでしょうか?
研修を実施する際、プログラム選定などの参考にしてみてください。

1.中堅社員としての役割認識・基本スキルを学ぶ座学

講義型の研修を行い、自身が中堅社員として組織にとって重要な立場である自覚を持ってもらうと同時に、その役割や身につけておくといい基本スキルを学びます。
まず、言葉や知識として頭に入れることで、その後、行動に移しやすくなります。

2. コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルを向上させるため、グループワークなどを行います。
グループワークを行うことで、参加者の横の繋がりを作ることもできます。

また、座学や講義型のプログラムだけでなく、グループワークや体験型のプログラムを取り入れることで、研修にメリハリができ、参加者に集中して研修に参加してもらえるようになります。

3. セルフマネジメント

中堅社員になると、先輩社員に手取り足取り面倒を見てもらうわけにもいきません。
自分のことは自分でマネジメントできるようにしましょう。
自身の業務やマインドを、上手にコントロールする方法を学びます。

4. オーナーシップ

オーナーシップとは、与えられた仕事や立場などに責任を持ち、主体的に取り組む姿勢やマインドのことを指します。
オーナーシップを持つことで、やらされているのではなく主体的に、業務や中堅社員の役割を実行できるようになります。

5. リーダーシップ、指導力の開発

リーダーシップを取ることや指導することは、慣れないうちはたくさんの壁に当たることでしょう。
チームを率いていくコツや、先輩社員としてのマインドなどを学びます。

中堅社員研修のポイント

どのような内容を実施するか分かったところで、次は中堅社員研修を行う際のポイントをみていきましょう。
ポイントを押さえることでより効果的な研修が実施できます。

1. 「志」を再確認する

入社してから3〜7年程度の中堅社員は、自分のキャリアや目指すところに悩み始める年代でもあります。
この企業で成し遂げたいことや、1人の人として達成したいことなど、自分自身の志やゴールを再認識し、それには中堅社員として必要な様々なスキルを身に着ける必要があることを実感してもらいましょう。

目標やゴールは人それぞれでしょうが、目的意識がはっきりすることで研修に対して前向きに取り組めるようになります。

2. 掲げた「志」と「周囲からの期待」の差異をモニタリングする

自分自身が掲げている志と、周囲が自分に期待していることの差を知ることも大切です。
「自分がしたいこと」と、「求められていること」がちょうどいいバランスの状態を見つけ、業務に取り組めるよう企業側はサポートしましょう。
その2つがバランス良く実現できることで、中堅社員のモチベーションは向上し、離職率の低下も見込めます。

3. リーダーとして周囲を巻き込む

周囲を巻き込むための技を習得できたり、実際に周りの人を巻き込みながら行うワークなどを実施するのがおすすめです。
人と何かを進めていくことの大変さや、人を巻き込むことの難しさを実感できるでしょう。

人を巻き込み、協力を得ながら物事を進めていくことはたやすいことではありません。
そのためには自らの「志」を磨き、人を惹きつけ、この人についていこうと思われるような人になることも大切です。

4. メンタルブロックと向き合う

「自分はリーダーシップを取ることができない」「誰も自分について来るはずがない」などというメンタルブロックを解除しましょう。

また、中堅社員やリーダーとしてのあるべき姿を描きすぎたり、理想を追い求めすぎたりすると、息切れを起こしてしまいます。
最悪の場合、メンタルヘルスの不調を招く可能性もあります。

自分の価値観や考え方を知り、メンタルをうまくコントロールしていく方法を学ぶことが大切です。

おすすめの研修6選

組織の発展や、パフォーマンス向上のためにぜひ取り入れてほしい中堅社員研修ですが、社内に講師に適した人材がいない場合や、研修運営のノウハウがない場合は、内製で研修を行うことは難しいでしょう。

また、企画、講師の選定、受講者からの質問の対応など、研修を行う場合、行わなくてはいけないことがたくさんあり社内負担にもなります。
そんな場合は、社外サービスを活用するのも1つの方法です。

最後におすすめの研修サービスをご紹介します。

1. バヅクリ

バヅクリ
出典:バヅクリ

研修やワークショップなどの企画・運営を行うバヅクリ。
提供しているプログラムは120を超え、それらをカスタマイズすることで、自社にあった研修を作り上げることができます。

バヅクリのプログラムは、その他の参加者とコミュニケーションを取りながら行うものが多いのが特徴で、学びを得るだけでなく、横の繋がり作りや、参加者同士の相互理解を深めることもできます。

講師はその業界のプロが務めるので、しっかりと学べる上に「楽しい」と感じてもらえる研修を提供し、受講者に前向きに研修に取り組んでもらえます。
参加者満足度は97%を超え、企画から運営までをお任せできるので社内負担を85%もカットして実施できるのも魅力です。

所要時間60分程度〜
料金165,000円〜

いくつか、中堅社員研修におすすめのバヅクリのプログラムをご紹介します。

① 雑談と相互理解を学ぶチームビルディング

雑談と相互理解を学ぶチームビルディング
出典:バヅクリ

このワークショップは雑談力を身につけるためのプログラムです。

  • 雑談のテーマ選び
  • 雑談のしやすい雰囲気作り
  • 雑談の広げ方や切り替え方

など雑談力を向上させる様々なトピックを、実践形式で学びます。
様々なメンバーとの円滑なコミュニケーションが求められる中堅社員におすすめの内容となっています。

② ファシリテーション研修

ファシリテーション研修
出典:バヅクリ

リモートでの業務が増えてきている企業も多い昨今。
そんな組織の中堅社員やリーダーにぜひ受講してほしいのがオンラインファシリテーション研修です。
オンラインでのコミュニケーションはスムーズに意思疎通がしづらいもので、

  • 盛り上がらない
  • 参加者が集中していない
  • 発言が偏っている
  • 本音で語り合えない

などの課題を解決するためのグループワークを行い、ファシリテーション力を身につけます。

③ Z世代との関係構築とマネジメントができる 若手・中間管理職向けOJT研修

若手・中間管理職向けOJT研修
出典:バヅクリ

中堅社員がメンターや指導役を務めることの多いZ世代と、良い関係を構築するための方法や、OJTに関する基本的な知識を学びます。

2. インソース

インソース
出典:インソース

オンライン、オフライン問わず様々な研修を提供しているインソース。
インソースが運営している中堅社員向けの研修では、講義型の研修や、グループワークを通し

  • 中堅社員に求められていることを理解する
  • 後輩社員の指導方法を学ぶ
  • 問題発見能力を身につける
  • 研修後にその後3ヶ月の目標を設定する

などを行います。

所要時間7時間30分
料金30,500円 / 1人(会員価格あり)

https://www.insource.co.jp/bup/bup_followership.html

3. リクルートマネジメントスクール

リクルートマネジメントスクール
出典:リクルートマネジメントスクール

公開型研修サービスのリクルートマネジメントスクールでは、

  • どのような環境下でも自律的に周囲に働きかけ成果を出し続けるビジネスパーソンを目指す中堅社員研修
  • 中核社員に求められる役割や行動を理解する中堅社員基礎研修

などの中堅社員向けの研修を提供しています。
受講は、オンラインまたは、オフラインのどちらかを選ぶことが可能です。

中堅社員向け研修の他にも、様々な研修を企画・運営しており、

  • 次世代リーダー育成
  • コミュニケーション能力の向上

を目的とした研修も。

所要時間2日(プログラムにより変更あり)
料金100,000円/名(税抜)(プログラムにより変更あり)

https://www.recruit-ms.co.jp/open-course/middle/

4. SMBC コンサルティング

SMBC コンサルティング
出典:SMBC コンサルティング

同社が提供する中堅社員向けの研修では、

  • 中堅社員としての役割を認識する
  • チームにおけるリーダーシップと、上司へのフォロワーシップを発揮する
  • 自ら考え主体的行動を促進し、チームの活性化を図る

を軸に研修を実施します。
プログラム内容は自社に合わせてカスタマイズが可能です。

所要時間7時間
料金要問い合わせ

https://www.smbcc-education.jp/training_detail/%E4%B8%AD%E5%A0%85%E7%A4%BE%E5%93%A1%E7%A0%94%E4%BF%AE/?c=1&t=mid-level

5. リカレント

リカレント
出典:リカレント

内容・人数・アレンジ問わず一律料金で研修の実施が可能であることが大きな特徴のリカレント。

同社では、中堅社員研修の対象を、業種、職種問わず、入社5年以上の社員と定めています。
中堅社員向けに様々なプログラムが用意されており、自社に合わせてカスタマイズすることが可能です。

所要時間要問い合わせ
料金要問い合わせ

https://www.recurrent.jp/categories/midlevel-midlevel

6. BIZ POWERS

BIZ POWERS
出典:BIZ POWERS

組織開発や、人材育成コンサルティングなどを行うBIZ POWERS。

  • 課題解決力研修
  • コミュニケーション研修
  • リーダーシップ研修
  • モチベーションアップ研修
  • イノベーション研修
  • レジリエンス研修

などが、同社が中堅社員研修におすすめする研修です。
目的により、研修に要する時間は変わります。

所要時間2時間〜
料金要問い合わせ

https://www.bizpowers.jp/service/resilience/

まとめ

組織のパフォーマンスを向上させるために、必要不可欠な中堅社員の成長。
中堅社員は様々な役回りや、それをこなすためのスキルを求められます。

しかし、業務中の上司や先輩社員からの指導だけでは学びが不十分なこともあるでしょう。
そこで、企業は研修を行い中堅社員の成長のサポートを行いましょう。