社員同士のつながりを深め、組織を活性化させるために社内イベントは欠かせません。
テレワーク禍でも取り組めるオンラインの社内イベントや、社内コミュニケーション活性化につながるイベントに興味がある担当者の方に、おすすめのコンテンツや事例を解説していきます。
自社でイベント企画が難しい場合に役立つ、オンラインの社内コミュニケーション強化に特化したバヅクリについても、あわせてご紹介します。
目次
社内コミュニケーションイベントとは|実施目的と効果
社内コミュニケーションイベントとは、社員同士の交流機会を提供し、社内コミュニケーションを活性化させるためのイベントです。
社内イベントの多くは、社員同士の円滑なコミュニケーションを後押しし、組織風土を活性化させる目的で実施されます。
社内イベントのコンテンツを充実させて継続実施することで、社員のモチベーションアップや離職率の改善、生産性向上などさまざまなメリットが得られます。
ただし、イベント実施目的を決めず、手あたり次第に社内イベントを行っても効果が得られないため注意が必要です。社内イベントの具体的な計画の立て方や、進め方などは記事の後半で説明します。
オフライン・オンラインどっちにする?社内イベントの使い分け方
社内コミュニケーションを活性化させるためのイベントは、完全にオンラインで実施するものと、オフラインで行うものに分けられます。
それぞれのイベント例と、メリット・デメリット、特徴について簡単に解説します。
1. オフラインの社内イベント
オフラインイベントは直接顔を合わせて話せるため、その場の空気を共有し、一体感が生まれやすい点がメリットです。
新型コロナウイルスの流行前は、飲み会や大型の表彰イベントなどのイベントを行っていた企業も多いでしょう。
オフラインイベントはオンラインに比べて会場準備やテーブルセッティング、場合によっては飲食物の準備など、細々とした準備に手間がかかる傾向にあります。
また、遠方の人も移動が発生するので、移動時間を加味した時間帯で、イベントを実施する必要があるでしょう。
2. オンラインの社内イベント
オンラインの社内イベントは社員が在宅勤務中でも、出社していても、場所を問わず参加できる柔軟性がある点が特徴です。
移動をともなわないだけでなく、パソコンのカメラをオフにして参加したり、資料を画面共有したりできるので、イベントコンテンツの幅が広がります。
また、大人数で実施する場合でも会場を押さえる必要がないため、費用を抑えられる傾向にあります。
一方オンラインならではの特徴として、非言語的コミュニケーションが減少したり、音声が途切れたりすることから、対面よりもコミュニケーションがとりづらいと感じる人もいます。
オンラインで社内コミュニケーションイベントを実施する際は、オンラインならではのイベント準備、進行フォローが必須となるでしょう。
「オンラインイベントが盛り上がるか不安」「オンラインならではの準備や進行のコツが知りたい」という人は、オンラインイベントのノウハウが豊富な「バヅクリ」がおすすめです。
離れた場所から参加する社員を自然と巻き込み、参加者を飽きさせないテクニックで社内コミュニケーションを活性化することが可能です。
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社内イベントは社員を巻き込む仕掛けづくりが重要
社内イベントを実施する際の注意点やコツをご紹介します。
まず、社内イベントでもっとも重要なのは社員を巻き込む仕掛けづくりです。
人事担当者やイベント企画者だけが盛り上がってしまい、肝心の社員が参加を渋ったり、積極的に協力してくれなかったりするケースが散見されます。
以下のチェック項目を確認して、社員が自然と興味を持てるような準備を進めていきましょう。
チェックポイント
✔社内イベントの目的を共有しているか
✔社員が興味を持ちそうな企画・テーマを選べているか
✔社内イベントの実施日時は、業務に影響が少ない日を設定できているか
✔社員が参加しやすい形態(オンライン・オフライン)で企画しているか
上記以外にも、いわゆる「サクラ」として盛り上げ担当を仕込んでおくのも良いでしょう。
イベント企画者と参加者のテンションに大きな差が生まれないよう、社内イベントの実施目的や背景を丁寧かつ複数回、周知することをおすすめします。
イベント実施までの流れ
続いて、社内イベントを実施する流れを簡単にご説明します。
ステップ1:社内イベントの目的を決める
始めに、社内イベントの目的を明確化しましょう。
新入社員同士の親睦を目的とするのか、先輩と後輩のコミュニケーション機会とするのか、新規事業の目標達成を祈願するイベントなのか、目的によって実施すべきコンテンツが大きく異なります。
目的と一緒に、社内イベントのテーマやキャッチコピーなどを定めても良いでしょう。
ステップ2:イベント内容を企画し日時を決める
続いて、社内イベントの内容を練り、日時と参加対象者をリストアップします。
このタイミングで、オンラインかオフラインどちらで行うか、会場はどこにするか決めましょう。
ステップ3:外注するか、内製するか選択する
社内イベント内容が決まったら、自社ですべて内製するか、外部のイベント会社を活用するか検討しましょう。
自社でイベント内容を企画するのが難しい場合は、ステップ2のタイミングで外部のイベント会社などに問合せすると良いでしょう。
ステップ4:社内イベントに関わるメンバーをアサインする
社内イベントの目的、コンテンツが決まったら、当日動いてもらうイベントスタッフをアサインします。
ステップ5:社内周知
ここまでのステップで決めた内容を社員向けに共有しましょう。
ステップ6:社内イベントの実施、開催後アンケートや振り返りの実施
社内イベントが終わったら、必ず参加者にアンケートなどでヒアリングを行います。
イベント実施から間が空くと、情報取得が難しくなるので、あらかじめ質問項目を準備しておくと良いでしょう。
社内イベントでとくに気を付けるポイント
社員を巻き込む仕掛けづくり以外にも、社内イベント実施のうえで、とくに注意して欲しい点が2つあります。
1. 強制参加にしないこと
社内コミュニケーションを活性化させるための社内イベントなので、社員全員に参加してほしいと考えるのは自然なことです。
しかし、どんなに社内イベントの重要性を伝えても、どうしても都合が悪かったり、気乗りしなかったりする社員もいるでしょう。
社内イベントに全く興味を示していない社員を、無理やり参加させるのは逆効果です。潔く、不参加を認めてしまうのも一つの手でしょう。
2. 予算や場所の確保は早めに行う
いざ社内イベントを行おうとしても、予算オーバーになってしまったり、会場確保がギリギリになってしまったりしては危険です。
社内イベントを企画する早い時期に、以下のポイントを確認しておきましょう。
✔オンライン・オフラインのどちらで実施するか
✔オフラインの場合どこの会場が空いているか
✔予算はいくらになりそうか
✔社内イベントに関する外部サービスの見積もりは複数とったか
✔当日動くイベントスタッフなど人員予算は確保したか
とりあえず飲み会をしよう、オンラインでゲームをしてみようなど、思いつきだけで企画をするのではなく、押さえるべきポイントをしっかり押さえて準備を進めていきましょう。
社内コミュニケーションイベント例|企業事例付き
ここからは、具体的な社内コミュニケーションのイベント例と、実際にイベントを実施した企業事例をご紹介します。
定番ものから、季節に応じた社内イベントまでバリエーション多く集めてみたので、企画の際に参考にしてみてください。
定番の社内イベント
社内コミュニケーションを強化する社内イベントとして、バーベキューやスポーツ大会、社員旅行などが定番で人気があります。
コロナ禍では、大規模な会食や旅行が難しい場合がありますが、外出が可能になったタイミングでぜひ取り入れたいイベントです。
企業事例:株式会社デンソーの社内運動会
約3000人もの社員が、本気で大人の運動会を実施した事例です。
https://toyokeizai.net/articles/-/65597
季節ごとの社内イベント
季節ごとのイベントは、社員も興味を持ちやすく企画がしやすいのでおすすめです。
春はお花見や新入社員の歓迎会、夏は納涼船や花火大会、お祭りテーマの企画、秋にはハロウィンイベント、冬にはクリスマス会や忘年会、新年会などが定番です。
お花宮や納涼船は、オンラインでの実施は難しいですが、ハロウィンやクリスマス会、忘年会などはオンラインで実施も可能です。
企業事例:株式会社ニットのオンライン忘年会
100名という大規模な忘年会を、完全オンラインで実施した企業事例です。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000059127.html
実施しやすい社内イベント
日常的に取り入れやすい社内イベントとして、シャッフルランチやウォーキングミーティングが挙げられます。
シャッフルランチとは、部署・部門間の垣根を超えて、社員をランダムにシャッフルして行うランチイベントです。
とくに交流を持たせたい部署間や、コミュニケーションを多くとりたい上司・部下の間で行うと良いでしょう。
ウォーキングミーティングとは、その名の通り歩きながら行うミーティングです。
ミーティングと言っても、日ごろオフィスでは話せない雑談をメインとしたもので、歩きながら行うことで健康にも良いと人気があります。
企業事例:コクヨ株式会社のウォーキングミーティングの実証実験
上司と部下が30分弱ウォーキングをしながら実施した、ミーティングの様子のレポートです。
https://www.kokuyo-furniture.co.jp/solution/mana-biz/2020/05/post-435.php
目的に合わせた社内イベント
次に、さまざまな目的に合わせた社内イベントをご紹介します。
〇チームでの連帯感の強化を目的としたイベント
ラジオ体操、野球、ボウリング、ダンスなど身体を動かす社内イベントがあります。
企業事例:サイバーエージェントのダンス大会への参加
https://home.dleague.co.jp/teams/t0m9/
〇モチベーションアップを目的としたイベント
誕生日会、勤続表彰イベント、社員旅行など、社員にプレゼントや表彰などをすることでモチベーションアップを狙えます。
企業事例:株式会社レトリバの表彰イベント
https://blog.retrieva.jp/entry/2021/08/19/184547
〇コミュニケーション活性化を目的としたイベント
セミナー参加、ビアガーデン、演劇鑑賞、工場見学など、飽きの来ないようにテーマを変えながらコミュニケーション機会を得ることができます。
企業事例:株式会社シンコー警備保障の演劇鑑賞の社内イベント
https://www.sinco.jp/archives/category/%E7%A4%BE%E5%86%85%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88
オンラインできるイベント
オンラインでできる社内イベントには、次のような企画がおすすめです。
- オンライン飲み会…オンラインの社内コミュニケーションの定番
- オンラインクイズ大会…オンライン飲み会中のコンテンツとして取り入れるのもおすすめ
- 4コマプレゼンテーション研修…参加者が4コマ漫画を作って持ちより、発表することでプレゼン能力を高める
なお、オンラインならではのイベント企画が難しければ、バヅクリのような体験プログラムを簡単に選べるサービスを活用すると良いでしょう。
バヅクリでは、おえかきコミュニケーションや運動をメインにしたもの、アナウンサーによるヒアリングワークショップなど個性的なテーマを多数用意しています。
社内コミュニケーションの活性化に、プラスアルファの効果を期待したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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まとめ
社内コミュニケーションを活性化するために、社員参加型の社内イベントは企業に欠かせない取り組みです。
社内イベントの目的を明確化して継続的に実施すれば、社員同士の繋がりを強くしたり、モチベーションを高めたりすることができるでしょう。
やみくもにイベントを行うのではなく、自社に合うイベントは何なのか、どのような効果を狙ったイベントなのかを意識して企画を練ってみてください。