メンバーのモチベーション向上や、プロジェクトを円滑に進めていく上で重要になってくるキックオフイベント。
近年、様々な影響からキックオフイベントをオンラインで開催する組織も増えてきています。
しかしノウハウが蓄積されていなかったり、開催に踏み出せない状況の組織もあるでしょう。
そこで今回は、オンラインで行うキックオフイベントの運営のポイントや、他社事例をご紹介していきます。
目次
オンラインキックオフは開催すべき?
キッフオフとは、新たなプロジェクトなどを始動させる際や新しい期がスタートする際、関係者一同が集まり行う顔合わせのイベントのことを指します。
キックオフイベントや、キックオフパーティー、キックオフ会議などとも呼ばれます。
今だからこそ重要なオンラインキックオフ
キックオフイベントは心新たにスタートを切り、社員のモチベーションを向上させる大事なイベントです。
どんな人と仕事をしていくのかを認識し、その人に対する理解を深めるための時間にもなります。
リモートワークが普及し自宅などで1人で仕事をする時間が増え、業務中に人との関わりを感じることが少なくなった今、とても重要なイベントと言えます。
キックオフイベントを行うことでその他のメンバーとの一体感を感じられ、チームへのエンゲージメントも向上するでしょう。
そなることでコミュニケーションが活性され、プロジェクトがスムーズに進んだり、想像以上の成果を得られたりする可能性が高まります。
オンラインキックオフのメリット・デメリット
働き方改革などによりリモートワークが格段に普及した昨今。
これまでオフラインで行われることの多いキックオフイベントでしたが、オンラインで実施する企業も増えてきています。
そこでまず、オンラインで行うキックオフのメリットとデメリットをご紹介します。
オンラインキックオフのメリット
自宅から参加できる点が大きなメリットと言えるでしょう。
移動の際やイベント時の人との接触を避けられるため、新型コロナウイルスの感染リスクを抑えることができます。
また移動の時間がかからないことから、スケジュールも調整しやすく、居住地がどこであっても参加することができます。
特に全国に支部がある組織などは、オンラインでキックオフイベントを行うメリットが大きいでしょう。
オンラインなら全国の社員が一同に会することも可能になります。
誰でも参加しやすくなるということは、参加人数の増加も見込めます。
オンラインキックオフのデメリット
デメリットは、通信環境によっては画面や音声に乱れがありスムーズにコミュニケーションを取れない場合がある点です。
また、オンラインでは会話にタイムラグが生まれるなど、コミュニケーションを円滑に取るにはコツが必要な場合もあります。
その他、オンラインイベントを開催し慣れていない組織は、企画や準備に多くの時間や労力がかかるかもしれません。
しかしこれから先、オンラインでのイベント開催ができる知識やスキルは、組織にとって必要不可欠なものとなるでしょう。
オンラインでのキックオフイベントのポイント
オンラインで行うキックオフイベントのメリット・デメリットをふまえた上で、どうすれば満足度の高いオンラインキックオフイベントが開催できるのかそのポイントを見ていきましょう。
プログラムの内容
まず、重要なのはキックオフイベントのプログラム内容です。
以下のような内容のプログラムにすることをおすすめします。
状況報告
状況報告は、アイスブレイクのような役割を果たします。
新しい期をスタートする際のキックオフでは、前回の期の成果を共有してもいいでしょう。
また、状況報告をオンラインで行うことで、成果をまとめた資料などを共有できオフラインで行う場合よりもスムーズに進行できます。
資料があると具体的に以前の状況をイメージでき、次の期や新たなプロジェクトにも繋げやすくなります。
・資料データを共有できるのはオンラインでのキックオフイベントならでは
経営者のプレゼンテーション
経営層からのメッセージがあることで、メンバーのモチベーションの向上、組織へのエンゲージメントの向上などに繋がります。
イベントの参加者が集中して経営層のプレゼンを聞けるように、効果的に映像を使用するなど、飽きさせないような工夫が必要です。
このプレゼンを通して新たに始まるプロジェクトや業務に対し、前向きなイメージを持ってもらえるようにしましょう。
・映像を効果的に使うなど飽きさせない工夫を
従業員の表彰式
表彰を行うことで組織の一体感が生まれ、新たに始まるプロジェクトへのモチベーションも向上します。
参加者は「拍手」のスタンプを送るようにするなどチャット機能を使うことで、双方のコミュニケーションができ、さらに一体感が生まれます。
主催者側だけでなく参加者も発信を行なえる点は、オンラインイベントならではと言えます。
・チャットツールを利用し双方的なコミュニケーションを
・双方的なコミュニケーションが行なえるのはオンラインイベントならでは
懇親会
懇親会ではメンバー同士の親睦を深めることを目的とします。
オンラインで行う懇親会は1チーム数人にルームを分け、密にコミュニケーションを取れるようにすることが大切です。
また、1人1回は発言できるように工夫し、ただ映像を見ているわけではなく、自分もイベントに参加しているという意識を持ってもらえるようにしましょう。
・1チーム数人に分け密にコミュニケーションが取れるように
・1人1回は発言するようにするなど「イベントに参加している」という実感を持ってもらう
オンラインで行う懇親会について詳しくはこちら
モデレーターや司会が重要
盛り上がりのあるオンラインで行うキックオフイベントを作り上げるためは、モデレーターや司会がとても重要になります。
イベントの盛り上がりは、司会者やモデレーターが左右すると言っても過言ではありません。
オンラインイベント開催のノウハウが自社に蓄積されていなかったり、必要な人材がいなかったりする場合、イベントの企画から進行までを自社で行なえるのか不安に感じる組織もあるでしょう。
外注をするのもアリ
企画や運営を自社で行えるか不安な場合は、外注をするのも1つの方法です。
また、全てを外注するのではなく、司会だけ、メンバーの親睦を深めるためのコンテンツ部分だけなど、1部を外注し、企画・運営する方法もあります。
日程の調整や企画、準備、運営まで全てを行ってくれるサービスを利用すれば、社内負担を大きく削減することもできます。
おすすめサービス「バヅクリ」
メンバー同士の親睦を深めるため、親睦会ではゲームなどを実施することをおすすめします。
ワイワイと盛り上がっている環境は参加者の素の状態を引き出し、メンバー同士の相互理解が深まるためです。
その際におすすめのサービスが、数々の遊びをプロデュースしてきたバヅクリ株式会社が運営する「バヅクリ」。
マインドフルネスやお絵かきなど、「遊び」を通して参加者の相互理解を深めることができます。
各講座の講師を行うのはその道のプロ。
盛り上がりに欠けるという心配もありません。
また、業務にも活かせる学びを「遊び」の中から得ることもでき、導入企業は800社にものぼります。
また、参加者満足度は97%と高い数字を誇ります。
企業事例
それでは最後に、オンラインでキックオフイベントを実施した企業の事例をご紹介します。
株式会社マーケットエンタープライズ
ネット型リユース事業を中心に、メディア事業、モバイル通信事業などを展開しているマーケットエンタープライズグループ。
国内外に拠点を構える同社は、グループ会社全5社でオンラインキックオフイベントを行いました。
・イベント開催時間が長すぎる
・ネットが途中で落ちてしまう
・メンバーと話せる機会が少ない
などの課題を解決することに加え、イベント開催にかかるコストを削減しながらも、参加者の満足度が90%を超えるイベントを開催することができました。
200名参加のオンラインキックオフ会!コスト削減をしながらも満足度90%超を達成したワケ
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じげん
定期的にキックオフイベントを開催している同社。
オフラインで実施していた時は、全社方針、経営陣による全社業績の振り返り、社員の表彰などのコンテンツを実施していましたが、オンラインに転換しコンテンツを経営層のメッセージと表彰の2つに絞りました。
例年は、厳かな空気の中開催されていた同イベントですが、オンラインではチャットツールなどを活用し、相互コミュニケーションが生まれるイベントを作りあげることができました。
じげん コーポレートサイト
まとめ
メンバーのモチベーション向上や、組織に対するエンゲージメント向上のために重要となるキックオフイベント。
リモートワークが進み自宅での作業が増え、メンバー同士の関わりを感じられる機会が減った今、重要視したい社内イベントの1つでもあります。
近年、オンラインで実施する組織も増えてきており、オンラインで実施する際は、
- 効果的に映像を使う
- チャットツールを使う
などを行い、参加者が飽きることなく、ポジティブな感情を抱ける時間になるようイベントを作り上げてください。