今、オンラインでも実施可能なレクリエーションや、コミュニケーションの場として注目を集めているオンライン運動会。
オンライン運動会を開催することで様々なメリットがありますが、実施する種目によって得られる効果が異なります。
そこで、オンライン運動会におすすめの種目と実施ポイントをご紹介します。
オンライン運動会を効果的に実施し、より良いチームの育成を目指しましょう。
目次
オンライン運動会とは
オンライン運動会とは、その名前の通りオンライン上で行う運動会のことを指します。
1人1つデバイスを用意することで、それぞれの自宅から参加することも可能です。
また運動会というと、大きな音が出そう、広い場所が必要、というイメージがあるかもしれませんが、自宅の1室からでも問題なく参加することができます。
注目される背景・目的
新型コロナウイルスの流行や、リモートワークの普及により、
- 従業員同士のコミュニケーション機会の減少
- 運動不足
などの課題が問題視されるようになりました。
オンライン運動会が注目されるようになった背景には、オンライン運動会開催によってこれらの課題を解決できる点があります。
オンライン運動会を実施するメリット
オンライン運動会を実施することで、コミュニケーション機会を提供できる、運動不足を解消できる他、チームの一体感の醸成や、従業員のストレス発散ができるなどのメリットがあります。
また、オンライン運動会は非日常な空間になるので、役職や立場問わず、ありのままの自分でコミュニケーションが取れるようになります。
素の状態で本音でコミュニケーションを取ることで、同僚の意外な一面や知らなかった一面を垣間見ることができ、相互理解が深まっていきます。
相互理解が深まることで、発言に対するハードルが下がりコミュニケーションも活発になります。
そのような環境になることで、心理的安全性やチームに対する愛着も深まっていきます。
1人1つのデバイスとインターネット環境さえあれば自宅から参加できるのもメリットです。
【10選】オンライン運動会でおすすめの種目を紹介
オンライン運動会のおすすめの種目を紹介します。
広い場所がなくても実施できるものや、大きな音を出さずとも実施できるものばかりなので自宅からでも行うことが可能なプログラムばかりです。
また、その他の参加者と一体感を感じられたり、コミュニケーションを取りながら行えたりする種目を厳選しました。
1. 100m 空走
実際に100mを走るのではなく、画面の前で100mを走っている様子を表現する100m空走。
代表者が走るフォームや、息遣いなどをカメラの前で表現します。
どのようにカメラを使うかや、どういった表現をするかはその人の自由。
参加者の個性が出て面白い種目で、参加者全員でワイワイと盛り上がれるプログラムです。
数人で披露し、最後に誰が1番、実際に100mを走っているようだったかを決めます。
オンライン運動会の序盤におすすめの種目でもあります。
2. 10秒ぴったりチャレンジ
心の中で10秒を数え、10秒ピッタリだと思うタイミングで手を挙げます。
より10秒ぴったりに近かった人の勝利です。
参加者全員で楽しめる種目の1つです。
椅子に座りながらでも行うことができる種目なので、100m空走同様、オンライン運動会序盤の競技におすすめです。
3. 筋トレリレー
各チームで筋トレを行い、筋トレを終えるまでの速さを競います。
1チーム4〜5名程度で、全員で筋トレの合計回数が指定された回数になるようにトレーニングを行います。
筋トレが得意な人が、苦手な人の代わりに多めに回数をこなすことも可能です。
チームで各参加者が担当する回数や、筋トレを行う順番などを話し合う必要があり、その時間がコミュニケーションの場となります。
また、筋トレリレー実施中もチームメイト同士で声を掛け合ったり、回数を数えあったりするなど、オンラインでも充分に一体感を感じられるプログラムです。
筋トレは個人で回数を競い合うなどの実施もできますが、コミュニケーションの機会を作り出すのであれば、チーム戦での取り組みがおすすめです。
4. クイズ
クイズは年齢や性別などを問わず、誰でも参加できるプログラムの1つです。
チーム戦にすることで一緒に答えを考えるため、その他の参加者とのコミュニケーション機会を提供することもできます。
また、クイズ内容を会社にすることなどにすれば、企業理解を深めることも可能です。
5. ○×クイズ
○×クイズもクイズ同様、性別や年代問わず参加しやすい種目です。
手で○×を表現してください。
言葉で答えるクイズよりも簡単なアクションで回答を表現しやすく、参加者全員で楽しむことができます。
6. 借り物競争
運動会の定番プログラム・借り物競争ですが、オンライン運動会で実施する場合は、「赤いもの」「丸いもの」などテーマに沿った家にあるものを画面の前に持ってくることで行うことができます。
家にあるものを持ち寄ることから、プライベートが垣間見えやすい種目です。
オンライン運動会後の会話のきっかけになることもあるでしょう。
しかし、必要以上にプライベートを詮索したり、質問したりするのはNGです。
7. ものしりとりリレー
しりとりを物を使って行います。
前の人が持ってきた物の名前の最後の文字から始まる物を、次の人は家の中から探して持ってきてください。
こちらの種目も、借り物競争と同様の注意が必要です。
8. ピンポン玉片足チャレンジ
スプーンにピンポン玉をのせ、ボールを落とさず片足で立っている時間を競い合う種目です。
心が乱れると集中が切れバランスが保てなくなるので、わざと声をかけるなどの戦略を使うことができます。
コミュニケーションを取ることもでき、みんなでワイワイ盛り上がれるゲームです。
自宅から参加する場合は、白熱しすぎて思わず大きな声を出さないように注意してください。
9. 脳トレ時計バトル
両腕を時計の針に見立てて、15:30、9:30などと言われた時間を指します。
すぐに時間を指すのは意外と難しく、脳のトレーニングになります。
手を伸ばした際、手と上半身が映るだけのスペースが必要になります。
また、バーチャル背景を設定しているとカメラから距離を置いた際、人物が映らなくなることも。
バーチャル背景をOFFにしてもらう可能性があることを参加者にあらかじめ伝えておくと安心です。
10. 創作ダンス
創作ダンスは、一緒の振り付けをみんなで踊ることで一体感を感じられる種目です。
あまり難しい振り付けだと、時間内に振りを覚えられない可能性もあります。
あくまで、みんなで一緒に踊り一体感を感じることが目的なので、誰もが踊れる振り付けにするようにしましょう。
オンライン運動会をおこなう際の注意点
オンラインで運動会を行う際、注意しなくてはいけないことがいくつかあります。
注意点を意識しないと、参加者満足度が低下したり、思ったような効果を得られなかったりしてしまいます。
1. 目的をしっかり決めること
オンライン運動会を実施する1番の目的をしっかりと決めましょう。
参加者同士の交流を目的とするのか、チームごとの親睦を深めたいのか、従業員の運動不足を解消したいのか、目的によって実施するべき種目が異なります。
2. 一体感を持てるようなコンテンツにすること
参加者が一体感を感じられるようなコンテンツを用意すると、参加者の満足度は向上します。
実施する種目をしっかり選別すれば、オンラインでも一体感を醸成することは可能です。
また一体感を醸成するには、交流が行われるよう参加者へ促す、発言が少ない人へ話を振るなど、司会者のテクニックや配慮も必要になります。
3. インターネット回線などの設備面
インターネット回線などの設備を整え実施しましょう。
画像が乱れる、音声が聞き取りにくいなどの不都合があると、オンライン運動会への満足度が下がってしまいます。
スムーズにコミュニケーションを取るために、快適な通信環境はとても重要です。
司会者や主催者側は、マイクやライトなども用意するとよりクオリティの高いイベントを実施できるようになります。
4. イベント進行のスムーズさ
イベント進行のスムーズさも重要です。
スムーズにイベントを実行するには、運営スタッフと司会が重要となります。
社内に適任な人材がいない場合は、オンライン運動会運営代行サービスを利用したり、外部の司会者を招いたりするなど、社外の助けを借りるのも1つの方法です。
5. 家から参加の場合、環境への配慮も必要
参加者は自宅からオンライン運動会へ参加する場合が多いでしょう。
その際は、
- 大きな音は出さないなど、参加者の家族へ迷惑がかからないようにする
- プライベートを詮索しすぎない
などの配慮が必要です。
また、『脳トレ時計バトル』の項でもお伝えしたように、バーチャル背景を設定しているとカメラから離れた際、人物が映らなくなる場合があります。
カメラから離れ行う必要がある種目を実施する際は、あらかじめ参加者にバーチャル背景を非表示にしてもらう可能性がある旨を伝えてください。
まとめ
オンライン運動会を実施することで、オンラインでも十分に親睦を深めることは可能です。
しかし、意図した効果を得るには、目的を明確にすることと、それに合ったオンライン運動会の種目を選ぶ必要があります。
しっかり考え準備をして、参加者側は参加してよかったと、主催者側も実施してよかったと思えるイベントにしましょう!