内定者とのコミュニケーションは採用担当者にとって大きな課題です。
内定辞退を防ぐためにどんなコミュニケーションが必要か、疑問を持つ採用担当者は多いのではないでしょうか。
本記事では、内定者SNSの効果的な活用法とそのメリット・デメリットを解説し、採用担当者が内定者とのコミュニケーションを円滑に進めるための具体的なアプローチを紹介します。
目次
内定者SNSとは
「内定者SNS」は内定者フォロー施策の一環で、内定者同士・または内定者と企業のコミュニケーションを深めるために用意されるサイトです。
内定者SNSには掲示板機能やダイレクトメッセージ機能・アンケート機能などがあり、企業の人事や内定者が気軽にコメントや投稿を行うことができます。
また内定者SNSサービスの中には、入社前にビジネスマナーや業務で使う知識を学べるeラーニング講座が受けられるものもあります。
これらの機能を利用することで、内定者の不安解消や知識の向上に役立てることができます。
近年はオンラインで採用活動をする企業も多く、就活生が一度も会社に足を運ばないまま入社することもあります。
そのような状況下で内定者SNSは、継続的な接点を持つことで企業と内定者のつながりを強化し、内定辞退を防げるという点でも注目されています。
内定者SNSの他に内定者フォローの具体的な施策やポイントが知りたい方は、下記の記事で詳しく解説していますので併せてご覧ください。
・内定者フォローのポイント!内定辞退を防止するコミュニケーション施策
内定者SNSのメリット
2017年の株式会社ディスコの調査によると、内定者の約35%が内定先から「内定者向けサイト(SNS等)」によるフォローを受けたと回答しました。
この数字は「社内報の送付」とほぼ同じ割合であり、多くの企業が内定者SNSによる内定者フォローを行っていることが分かります。
ここでは内定者とコミュニケーションを取る際に、メールや一般的なSNSではなく内定者SNSを活用するメリットを解説します。
内定辞退を防ぐ
内定者SNSを活用することで、内定辞退を防ぐことができます。
学生が内定を辞退する理由として、
・企業の職場環境や企業文化について不安を抱いた
・職場を見学して、期待と異なると感じた
・採用担当者とのコミュニケーションで不信感を持った
などがあります。
これらの不安や不信感を解消する場がないため、内定辞退を選んでしまうのです。
そこで内定者SNSを導入すると、企業の人事と気軽にコミュニケーションが取れる場を設けることができるため、内定者はちょっとした質問も都度しやすくなります。
人事も迅速に質問へ回答できるため、内定者の不安解消につながります。
さらに人事側から内定者への声かけを行うことで、企業と内定者の相互理解を深めやすくなります。
内定者同士の団結強化
内定者同士でコミュニケーションを取れるのも、内定者SNSを活用するメリットです。
通常のメールやSNSでは、内定者と人事が1対1でやり取りするのが一般的です。
そのため、内定式や内定者懇親会など、他の内定者とやり取りする場が限られてしまいます。
内定者は同期のパーソナリティがわからないまま、「本当に職場になじめるのか」という不安を抱えながら入社することになります。
しかし内定者SNSを導入すれば、SNSを通じて同期のプロフィールやコミュニケーションスタイルを知ることができます。
さらに、内定者同士でオンラインミートアップやウェビナーなどを開催すれば、実際に会う前にオンライン上でのつながりを強化することが可能です。
このように、内定者SNS上で十分なコミュニケーションを取ることで内定者同士の関係性を強化できるため、内定者は安心感を持って入社に臨めるでしょう。
また同期との関係性を構築できた状態で入社できるので、入社後も仕事を円滑に進めることができます。
事前学習が行える
eラーニング機能を搭載した内定者SNSを利用すれば、入社前から研修を実施できる点もメリットです。
eラーニング講座では、ビジネスマナーや一般常識などといったテーマの研修が用意されており、内定者は好きな時間に講座を受講できます。
これらの講座で事前学習を行ってもらうことで、内定者は入社後の働き方を具体的にイメージできるようになります。
内定者SNSのデメリット
ここでは内定者SNSのデメリットを解説します。
内定者との心理的距離がある
あまりにも頻繁に内定者SNSで情報発信をしたり、過剰に内定者との接触を試みようとしたりすると、かえって内定者のモチベーションを下げてしまう場合があります。
企業側の熱意が高すぎて内定者との間で気持ちのズレが生じないように、適切な距離感を取りながらコミュニケーションをするよう心がけましょう。
監視されていると感じる場合がある
内定者SNSでは内定者がいつログインしたか、投稿を閲覧したのかなど、内定者のアクセス情報を閲覧できます。
しかしそのことを知っている内定者も多く、「企業に監視されている」と感じる要因となっています。
またSNSへの配信や交流の促進の頻度が高すぎると、内定者はプライベートが侵食されているように感じ、疲弊してしまうこともあります。
これを防ぐためにも、必要以上に内定者のプライベートには踏み込まない配慮を見せることが重要です。
おすすめの内定者フォローワークショップ
内定者フォロー施策として、内定者向けにワークショップを実施するというものがあります。
内定者SNSと合わせて導入することで、入社意欲の向上や内定者同士のコミュニケーションの醸成など、効果的なフォローが可能になりますので、ぜひ検討してみてください。
オンラインでも距離が縮まる!おえかきコミュニケーションワークショップ
「おえかきコミュニケーションワークショップ」は、おえかきを通じて参加者同士の相互理解を深めていくワークショップです。
おえかきという普段はあまり行わない非日常な体験が、参加者の心の緊張を解きほぐし、本音や素の状態を引き出します。
また無心になって絵を描くことで、リフレッシュ効果も期待できます。
MCがワークショップごとにそれぞれの目的にあったファシリテーションを行うため、内定者の相互理解を深められるような進行を行うことも可能です。
【チーム対抗】クイズで会社や事業や人を知ろう!プロMCによる会社クイズ王決定戦
働く人やHPにも載っていないコアな社内情報など、企業に特化したクイズを出題するプログラムとなっています。
まるでクイズ番組に出演しているような非日常を楽しみながら、会社への理解を深められるプログラムです。
クイズにはチーム戦で取り組むため、クイズを解くことを楽しみながら、その他の参加者の意外な一面を知ることができます。
当日のイベント運営だけでなく、大会中のクイズの採点もバヅクリが実施するため、担当者の負担を最小限にしながらイベントを運営できます。
まとめ
今後自社で働く内定者に対し適切なフォローアップを行うことは非常に重要です。新しい環境に不安を持つ内定者も多いため、SNSを通じ企業や同期とコミュニケーションを取ることで働くビジョンを考えやすくなります。
バヅクリでは、内定者フォローに最適なワークショップを用意しています。
是非この記事を参考に受講を検討されてみてはいかがでしょうか。