アサーティブコミュニケーションは、信頼関係の構築や心理的安全性の向上に欠かせないスキルとして、多くの企業で研修ニーズが高まっています。

本記事では、2025年最新版として注目の11社を徹底比較。自社に最適な研修を見極めるための判断軸と合わせて紹介します。

「研修はやっている。でも現場は変わっていない気がする」「理論は学んだはずなのに、実践ではうまく使えていない」そんなお悩みはありませんか?
バヅクリの対話型実践研修「ムキアイ」は、身につけてほしい力と、現場で本当に使える力を結びつける、理論と実践の“架け橋”となる対話型実践研修です。

職場に“行動の変化”と“関係性の変化”を起こす研修をお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。

目次

アサーティブコミュニケーションとは?

アサーティブコミュニケーションとは、相手の立場や感情を尊重しつつ、自分の意見や気持ちを正直に伝えるコミュニケーション手法です。

ただ自己主張するのではなく、相手を傷つけたり不快にさせたりすることなく、対話を通じて互いに納得できる関係を築くことを目的としています。

多様な価値観・背景を持つ人が働く現代の職場環境において、相手を尊重しながら健全な対話を促すアサーティブコミュニケーションは、円滑な人間関係や生産性向上にも直結する重要なスキルとなっています。

アサーティブコミュニケーションが、企業研修で注目される3つの理由

ここでは、企業研修でアサーティブコミュニケーションが注目される理由と、アサーティブコミュニケーションが職場にもたらす効果について解説します。

職場の「すれ違い」をなくし、本音で話せるチームに

業務の遅れやミスは、「伝えたつもりが伝わっていなかった」「困っているけどなかなか言い出せない」など、コミュニケーションのすれ違いが原因で怒ることも多いです。

アサーティブコミュニケーション研修を実施すると、例えば新人が「わからない」と言いやすい、上司が率直にフィードバックしやすいなど、さまざまな立場の人が対等に話せる職場環境が整います。

それにより、従業員一人ひとりが慢性的なストレスを抱えることが減り、チームとしての一体感や生産性も向上します。

「言ってもムダ…」を壊し、会議や仕事のスピードを上げる

意見を伝えても受け止めてもらえない職場では、社員は発言を控えがちになり、意思決定や会議が停滞しやすくなります。

アサーティブコミュニケーションを一人ひとりが身につけると、自分の意見を冷静かつ前向きに伝えられるようになり、建設的な議論が活性化しやすくなります。

課題解決や価値向上につながるアイデアが生まれやすいので、組織全体のスピード感も向上するでしょう。

部下のやる気を引き出し「成長したい」と思ってもらう

リーダーが部下のやる気を引き出すには、上からの一方通行な指示ではなく、本人の価値観や目標に寄り添った対話が必要です。

アサーティブコミュニケーション研修を行い、リーダーや幹部社員が部下の価値観を尊重した上で、頑張りや成果を認めるコミュニケーションが増えると、部下は安心して仕事に挑戦できます。

こうしたアサーティブなコミュニケーションができる職場では、心理的安全性が生まれやすくなるので、部下は自発的に成長意欲を持ちやすくなります。

アサーティブコミュニケーション研修の選び方【失敗しない3つの比較ポイント】

アサーティブコミュニケーション研修は、講師や設計次第で効果が大きく変わります。

ここでは3つの比較ポイントをもとに、失敗しない研修の選び方をわかりやすく紹介します。

研修の「目的・対象者」は明確か

アサーティブコミュニケーション研修の内容は、目的と対象者によって大きく異なります。

遠慮しがちな若手には健全な「自己主張のやり方」、中堅・管理職向けには「部下と対話するスキル」など、各々で必要なスキルが異なるからです。

アサーティブコミュニケーション研修を選ぶ際は、会社の課題を特定した上でカリキュラムや対象者をチェックし、実施後にどのような行動変容が想定されているかを確認しましょう。

プログラムの「実践度」は高いか

アサーティブは「知識」よりも「行動」で身につくスキルです。

したがって、研修内容が座学中心ではなく、実際の業務に近いシチュエーションを扱ったロールプレイやケーススタディを含んでいるかが重要です。

実践度の高いプログラムは、現場での応用力や自信を育て、受講者の定着率も向上します。

「講師の実績・専門性」は信頼できるか

アサーティブ研修の成果は、講師の力量に大きく左右されます。

単なる理論の解説ではなく、感情や人間関係が絡むリアルな現場を想定したアドバイスができる講師が理想です。

信頼できる講師は、受講者の抵抗感を軽減しながら、実践的なスキル習得をサポートしてくれます。

可能であれば、講師のプロフィールや登壇事例、受講者の声も事前にチェックしておきましょう。

プロが厳選!おすすめのアサーティブコミュニケーション研修会社 徹底比較

【比較表】おすすめ研修会社 一覧早見表

会社名得意な対象者実践的ワークの比率講師陣の特徴料金目安
バヅクリ株式会社新人・若手社員58%受講者同士のつながりを作り、アクティブラーニングとチームビルディングを実現するファシリテーション能力が高い1,500,000円/5回開催〜
アサーティブジャパン全社員14%アサーティブジャパン認定講師が講義を担当45,000円〜/1人
株式会社インソース新人・若手社員35%年間2,000名以上の応募の中から採用試験を突破した選りすぐりの講師24,400円〜/1人
株式会社リスキル新人・若手社員・中堅社員 36%多数の登壇経験とビジネスの経験を併せ持った講師が講義を担当要問い合わせ
SMBCコンサルティング株式会社全社員テレビ局のアナウンサー経験のある人的資源管理の専門家が登壇30,800円〜/1人
alue株式会社若手社員・中堅社員55%経営・組織開発の経験が豊富な講師が担当要問い合わせ
株式会社ノビテク新人・若手社員・中堅社員・管理職60%ノビテクのイチオシの講師陣が担当。企業による講師の指名も可要問い合わせ
ミテモ株式会社内定者・新人40%440,000円~
株式会社日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)全社員66%実務経験があり、トレーニングを受けた認定講師が担当要問い合わせ
株式会社話し方教育センター新人・若手社員・中堅社員44%社内研修を通して企業の教育方針や指導内容を統一した、確かな実力のある講師が研修を担当要問い合わせ

バヅクリ株式会社「ムキアイ」

バヅクリ株式会社は、対面/オンラインの形式で実践的なアサーティブコミュニケーションスキル研修を提供する会社です。

相手を尊重しつつ、自分の意見を適切に伝える力を育むプログラムとなっており、アクティブラーニングとチームビルディングを実現する講師がファシリテーションを担当します。

チーム力や対話力を高めたい企業におすすめです。

主なプログラム例みんなのアサーティブコミュニケーション研修 〜相手を尊重しながら自分の意見を言えるスキルを身につける〜
得意な対象者新人・若手社員
実践的ワークの比率58%
講師陣の特徴・強み受講者同士のつながりを作り、アクティブラーニングとチームビルディングを実現するファシリテーション能力が高い
研修形式対面/オンライン
料金目安1,500,000円/5回開催〜

アサーティブジャパン

出典:アサーティブジャパン

アサーティブジャパンは、人と人とのよりよいコミュニケーションを目指して活動する特定非営利活動法人(NPO法人)で、職場での対話力を高めるアサーティブコミュニケーション研修を提供しています。

認定講師による集合型・オンライン対応の公開講座では、実践ワークも交えつつ、受講者の気づきを引き出す設計が特長となっています。

主なプログラム例1日ビジネス基礎講座
得意な対象者全社員
実践的ワークの比率14%
講師陣の特徴・強みアサーティブジャパン認定講師が講義を担当
研修形式集合型/オンライン
料金目安45,000円〜/1人

株式会社インソース

出典:インソース

株式会社インソースは、新入社員や若手社員向けにアサーティブコミュニケーション研修を提供しています。

自他を尊重しながら「言いにくいことを伝える」力を養うことに重点を置いたプログラムが特長で、オンライン・公開講座形式に対応しています。

主なプログラム例アサーティブコミュニケーション研修~自他尊重のスタンスで言いにくいことを伝える
得意な対象者新人・若手社員
実践的ワークの比率35%
講師陣の特徴・強み年間2,000名以上の応募の中から採用試験を突破した選りすぐりの講師
研修形式公開講座/オンライン
料金目安24,400円〜/1人

株式会社リスキル

出典:リスキル

リスキルは、新入社員から中堅社員までを対象に、アサーティブコミュニケーション研修を提供する研修会社です。

公開講座や一社研修、eラーニングにも対応しており、目的や受講環境に応じた柔軟な導入が可能です。

主なプログラム例アサーティブコミュニケーション研修 【主張と尊重を両立する】
得意な対象者新人・若手社員・中堅社員 
実践的ワークの比率36%
講師陣の特徴・強み多数の登壇経験とビジネスの経験を併せ持った講師が講義を担当
研修形式公開講座/一社研修/eラーニング動画講座
料金目安要問い合わせ

SMBCコンサルティング株式会社

SMBCコンサルティング株式会社は、すべてのビジネスパーソンを対象にしたアサーティブコミュニケーション研修を提供しています。

相手を尊重しながら自分の意見を伝えるスキルを、実務に即した形で学べるプログラム構成となっています。

講師はアナウンサー経験を持つ人的資源管理の専門家であり、来場型研修によって集中してスキルを学べます。

主なプログラム例アサーション研修(アサーティブコミュニケーション研修)
得意な対象者全社員
実践的ワークの比率
講師陣の特徴・強みテレビ局のアナウンサー経験のある人的資源管理の専門家が登壇
研修形式来場型
料金目安30,800円〜/1人

alue株式会社

出典:alue

alue株式会社は、若手・中堅社員向けに共感力と自己表現力を高める「共感的コミュニケーション研修」を提供しています。

実践ワーク比率は55%と高く、体感的に学べる点が特長で、チーム内の信頼関係構築や対話力向上を目指す企業に選ばれています。

主なプログラム例共感的コミュニケーション研修
得意な対象者若手社員・中堅社員
実践的ワークの比率55%
講師陣の特徴・強み経営・組織開発の経験が豊富な講師が担当
研修形式講師派遣(教室研修・オンライン研修)
料金目安要問い合わせ

株式会社ノビテク

出典:ノビテク

株式会社ノビテクは、他者の価値観・スタイルを理解した対応ができるようになるアサーティブコミュニケーション研修を提供する会社です。

新入社員から管理職のほか、接客スタッフ・事務スタッフ・営業担当者など、幅広い職種を対象としており、立場に応じた伝え方を学べるプログラムとなっています。

企業風土や世代、目的によってプログラムの柔軟なカスタマイズも可能です。

主なプログラム例アサーティブコミュニケーション研修
得意な対象者新人・若手社員・中堅社員・管理職
実践的ワークの比率60%
講師陣の特徴・強みノビテクのイチオシの講師陣が担当。企業による講師の指名も可
研修形式集合型/オンライン型
料金目安要問い合わせ

ミテモ株式会社

出典:mitemo

ミテモ株式会社は、内定者や新入社員向けに特化したアサーティブコミュニケーション研修を提供する会社です。

自己理解と他者理解を深めながら、アサーティブな表現を体感的に学び、仕事を円滑に進めるための基礎スキルを育成できます。

主なプログラム例新人向けアサーティブコミュニケーション研修
得意な対象者内定者・新人
実践的ワークの比率40%
講師陣の特徴・強み
研修形式対面/オンライン
料金目安440,000円~

株式会社日本能率協会マネジメントセンター (JMAM)

出典:日本能率協会マネジメントセンター

株式会社日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)は、全社員を対象にした「自分も相手も大切にする」アサーティブコミュニケーション研修を提供しています。

IメッセージやDESC法などの具体的なコミュニケーションテクニックを通じて、対立や誤解を防ぐとともに、良好な人間関係の構築を目指しており、実践的ワークの比率が66%と高いのも特長です。

主なプログラム例自分も相手も大切にするコミュニケーション アサーション研修
得意な対象者全社員
実践的ワークの比率66%
講師陣の特徴・強み実務経験があり、トレーニングを受けた認定講師が担当
研修形式対面/オンライン
料金目安要問い合わせ

株式会社話し方教育センター

出典:話し方教育センター

話し方教育センターは、40年以上にわたりアサーティブコミュニケーションを研究・提供してきた実績を持つ研修会社です。

新卒〜中堅社員を対象に、自己主張と相手への配慮を両立する実践的な表現スキルを身につけることができるため、伝え方に悩む社員のスキル向上に最適な研修です。

主なプログラム例アサーション研修
得意な対象者新人・若手社員・中堅社員
実践的ワークの比率44%
講師陣の特徴・強み社内研修を通して企業の教育方針や指導内容を統一した、確かな実力のある講師が研修を担当
研修形式対面/オンライン
料金目安要問い合わせ

アサーティブコミュニケーション研修を成功させるための実践ポイント

アサーティブコミュニケーション研修を成果につなげるには、研修前・中・後の各フェーズでポイントがあります。

ここでは単なる座学に終わらせず、実務でアサーティブコミュニケーションを実践できるようになるために、やるべきことを解説します。

【研修前】「なぜ今この研修が必要か」を腹落ちさせる

研修を始める前に「なぜこのタイミングでアサーティブ研修を行うのか」を明確に伝えましょう。

現場で起きているすれ違いや課題を伝え、「アサーティブコミュニケーションスキルがあると業務がどう変わるか」を示すことで、受講者は内容を自分ごととして捉えることができます。

【研修中】「失敗できる安全な場」で徹底的に実践させる

受講者が「間違えたらどうしよう」と感じる不安を取り除き、安心して失敗できる環境を整えましょう。

そのような場があると、受講者はコミュニケーションへの挑戦に前向きになりやすくなります。

そして実践・フィードバック・再挑戦のサイクルを自然に繰り返せるようになり、結果として現場での応用力が着実に高まります。

【研修後】「やりっぱなし」にせず、実践を促し続ける

アサーティブスキルは一度の研修で身につくものではなく、実際に使い続ける中で定着していきます。

研修後の実践を促すために、日々の振り返りや1on1、上司からの声かけなどを取り入れ、実践とフィードバックを仕組み化しましょう。

実践を継続することで、個人の伝え方が変わるだけでなく、組織全体のコミュニケーション文化や心理的安全性の向上にもつながります。

ロールプレイ重視の実践型アサーティブコミュニケーション研修

みんなのアサーティブコミュニケーション研修 〜相手を尊重しながら自分の意見を言えるスキルを身につける〜

バヅクリの対話型実践研修「ムキアイ」が提供する「アサーティブコミュニケーション研修」は、対話力や自己表現力の向上を目的とした、ロールプレイ重視の実践型プログラムです。

受講者は、職場でよくある「伝えにくいシーン」を想定したロールプレイに挑戦しながら、相手を尊重しつつ率直に思いを伝えるスキルを身につけていきます。

単なる座学ではなく、ワークを通じて実践とフィードバックのサイクルを繰り返すことで、受講者の気づきと行動変容をサポートします。

まとめ

アサーティブコミュニケーションは、対話による信頼構築や職場の心理的安全性を高めるうえで、今や欠かせないスキルです。

本記事で紹介した各社の研修は、対象や特徴、実践度もさまざま。

自社の課題や育成目的に合わせて、受講者の実践やチーム全体の関係改善につながるプログラムを選びましょう。

「研修はやっている。でも現場は変わっていない気がする」「理論は学んだはずなのに、実践ではうまく使えていない」そんなお悩みはありませんか?
バヅクリの対話型実践研修「ムキアイ」は、身につけてほしい力と、現場で本当に使える力を結びつける、理論と実践の“架け橋”となる対話型実践研修です。

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