近年はビジネス環境の変化にともない、社会人の学び直しが重要視されるようになっています。
とはいえ忙しいビジネスパーソンにとって、社会人向けのスクールや予備校に通う時間を確保するのは難しいでしょう。
そこで注目されているのが、オンライン学習サービスです。

本記事ではビジネスパーソンにおすすめのオンライン学習サービスと、オンライン学習を成功させるポイントを紹介します。

オンライン学習とは

オンライン学習を行う社員

ここではオンライン学習の概要とオンライン学習の種類について紹介します。
自分のスキルや学びたいことにあったオンライン学習サービスを選びましょう。

オンライン学習の定義

オンライン学習とは、パソコンやスマートフォンなどのデジタルデバイスを活用して新たな知識やスキルを身につける学習方式のことです。
従来、社会人が学び直しをする場はスクールや社会人予備校など、オフラインによる学習が中心でした。
しかし近年はテクノロジーの発展に伴い、オンライン学習のサービスが増えてきています。

オンライン学習の種類

ここではオンライン学習の種類を解説します。

1. マンツーマン型

マンツーマン型とは、オンライン会議サービスなどを利用しながら、講師やトレーナーにリアルタイムで教えてもらう学習方法です。
1対1で教えてもらえるので、自分のスキルやペースに合わせて学べること、学習中に質問しやすいことがメリットです。

2. グループレッスン型

複数人で一つのテーマに向き合いながら学習する方法です。
こちらもオンライン会議サービスなどを利用しながら、他の学習者とともにディスカッションや制作物の作成を行います。
対話を行いながら学習を進めるので、コミュニケーションスキルを身につける際におすすめの方法です。

3. 動画配信型(オンデマンド・ライブ)

映像コンテンツを閲覧しながら学習する方法です。
同じ動画配信型の学習でも、あらかじめ用意された動画を閲覧するオンデマンド方式と、リアルタイムで授業が行われるライブ方式があります。
オンデマンド方式は受講者が都合の良い時間に学習できること、ライブ方式はオフラインでの講義やレッスンと近い感覚で学ぶことができることがメリットです。

4. 添削型

教材と練習問題が用意されており、web上のツールに回答を入力しながら学習を進めていく方法です。
入力した回答が正解か不正解かを自動的に判別してくれるため、学んだことを気軽にアウトプットしながら身につけられるのがメリットです。
プログラミングや和文英訳の基礎、また資格取得のための勉強などにおすすめの方法です。

オンライン学習のメリット

ここではオンライン学習のメリットを紹介します。

1. 場所や時間を選ばずにできる

インターネット環境と学習するためのデバイスがあれば、場所や時間を選ばずに学習ができます。
特に忙しい社会人にとって、通勤時間の合間などに学習ができるのはメリットです。

2. 比較的安い

場所代や講師の出張費用が追加でかかるオフラインでの学習サービスと比較すると、オンライン学習サービスの方が比較的安価で提供される傾向にあります。

3. 苦手な部分は繰り返し学べる

オフラインで開催されるスクールや社会人予備校の場合、マンツーマン指導のサービスを利用しない限り以前学んだことをもう一度確認するのは難しいものです。
しかしオンライン学習の場合、オンライン教材やオンデマンド動画を繰り返し閲覧できるため、苦手な部分を繰り返し学べます。

4. 自分のペースで進められる

オンライン学習の場合、web上で用意されている教材を閲覧しながら学ぶことができるため、インターネット環境と通信デバイスがあれば自分のペースで学習を進められます。

オンライン学習のデメリット

ここではオンライン学習のデメリットを解説します。

1. 臨場感が弱い

オンライン学習は通信端末と向き合いながら学習を行います。
そのため、オフラインでのスクールと比較して臨場感が弱く、学習に集中力や根気が必要です。

2. 映像や音声が乱れる恐れがある

教育側の配信機材のスペック、また学習者のインターネットの通信環境や通信端末のスペックによっては、オンライン学習の音声や動画が乱れてしまい、スムーズに学習できない場合があります。

3. 自分に甘くなってしまう場合もある

オンライン学習は自分で教材にアクセスして閲覧する必要があります。
集団での研修と比較すると強制力が薄いため、自分に甘くなりやすく、学習が滞ってしまう傾向があります。

オンライン学習で学べるビジネススキル

オンライン学習で習得したビジネススキル

オンライン学習で学べるものは様々ありますが、ここではビジネススキルに絞って一般的なものをご紹介します。

1. 基本的なビジネスマナーやコミュニケーション

オンライン学習では、新人社員向けに基本的なビジネスマナーやコミュニケーションのやり方を学べます。
メール文章の作成や上司への報連相(報告・連絡・相談)など、社会人が業務を遂行する上で必要なスキルを習得できます。

2. オンラインにおけるコミュニケーションやマナー

オフラインとの違い、オンラインでのコミュニケーションは雑談が難しい、細やかな感情や表情の変化に気づきづらいという課題があります。
オンラインでのコミュニケーションスキルを高めるには、オンライン会議・商談でのマナーやオンラインでのプレゼンテーションのやり方、相手に正しく伝わる文章の書き方を身につけるのが重要です。
それらのスキルもオンライン学習で学ぶことができます。

3. タスク管理術

タスク管理とは、業務にあたる中で出てくる作業の優先度を決めて、効率的に作業を進めることです。
タスク管理は個人の業務だけではなく、チーム全体の業務を進める上でも重要なスキルです。
このようなタスク管理術もオンラインで学習が可能です。

4. マネジメントやリーダーシップ

ビジネスパーソンが身につけたいスキルとして、部署やチームを束ね、牽引するマネジメントやリーダーシップのスキルがあります。
これらのヒューマンスキルに関する知識もオンラインで学習できます。 

バヅクリおすすめのカリキュラム

オンラインビジネスマナー
出典:バヅクリ

オンラインでのカメラ映り、声、挨拶、敬語の基本から、よくあるビジネスシーンをワークを交えて学びます。
オンライン会議、商談の場で必要なコミュニケーションスキルを獲得できます。
特に社会人になったばかりの新人社員におすすめのプログラムです。

オンラインビジネスマナー研修はこちら

オススメのオンライン学習サービス

オンライン学習を活用する従業員

ここではおすすめのオンライン学習サービスを紹介します。

1. バヅクリ

バヅクリ
出典:バヅクリ

【料金】250,000円〜
【URL】https://buzzkuri.com/
【特徴】

  • チームの成長と社員の行動変容にコミットする研修やチームビルディングを提供
  • 導入企業数400社以上、参加者満足度97%
  • 業種や経験年数問わずおすすめのプログラム多数

2. Schoo

Schoo
出典:Schoo

【料金】月額0円〜/月
【URL】https://schoo.jp/
【特徴】

  • オンライン研修に加え、生放送授業による自己啓発学習プログラムが多数
  • ビジネス・働き方・経済・テクノロジーなど、リーダーの知見を深める幅広いコンテンツ
  • 階層別や職種別に100種類以上の研修パッケージを用意

3. Udemy

Udemy
出典:Udemy

【料金】動画によって異なる
【URL】https://www.udemy.com/ja/
【特徴】

  • 買い切り型のオンライン学習講座
  • ビジネススキル・デザイン・マーケティング・自己啓発など幅広いラインナップを取り揃え
  • セール時には半額以上の割引も

4. Progate

Progate
出典:Progate

【料金】月額0円〜/月
【URL】https://prog-8.com/
【特徴】

  • プログラミング学習を効率的に行える
  • スライド形式の簡潔な講義と小テストで知識を定着
  • 講義を進めるためにレベルが上がるためゲームで楽しく継続できる

5. Paizaラーニング

Paizaラーニング
出典:Paizaラーニング

【料金】月額0円〜/月
【URL】https://paiza.jp/works
【特徴】

  • 動画によるプログラミング学習サービス
  • ITエンジニアの転職サービス運営のpaiza株式会社が運営
  • 年収相場がわかるスキルチェック機能や、ソースコードを志望企業に送る機能あり

オンライン学習を成功させるポイント

成功したオンライン学習

オンライン学習の効果を高めるために意識するべきところとはどんな点でしょうか。
ここではオンライン学習を成功させるポイントを紹介します。

1. 学習環境を整える

オンライン学習をスムーズに進めるためには、通信環境を整えることが重要です。
特に動画を活用したオンライン学習の場合、通信が遅いと学習のストレスにもなります。
パソコンやインターネット環境などの設備を整備することで、品質の高い学習環境が生まれます。

2. 学習計画を立てる

オンライン学習の成功の秘訣は、日々の学習をきちんと管理することにあります。
まずは学習目標を設定した上で、いつまでに学習を終わらせるかなどの学習計画を立ててから実行することでモチベーションの維持につながります。

3. 実践的な内容を取り入れる

オンライン学習で学ぶ際には、学んだ知識をどのように実践するかを考えた上で取り組むのがおすすめです。
具体的には、体系的な知識を学んだ後にケーススタディを交えたり、知識が定着しているかを確認できるテストを挟みましょう。

4. インタラクティブにする

人によっては、オンライン学習は「なんとなく動画を試聴しているだけ」で終わってしまい、理解が浅くなってしまう場合があります。
そのような場合におすすめなのが、他者を巻き込んだインタラクティブな学習です。
講師やアドバイザーなどのサポートをうまく活用したり、事前課題やワークを行って発表したりすることで、アウトプットの機会が増えます。
このようなインタラクティブな取り組みは、知識の定着やモチベーションアップにつながります。

まとめ

本記事ではビジネスパーソンにおすすめのオンライン学習サービスと、オンライン学習を成功させるポイントを紹介しました。
新型コロナウイルスの影響で在宅ワークで働く人が増えてきています。
余暇の時間を活用してオンライン学習に取り組んでみてはいかがでしょうか。