心理学は、人間の感情や行動のメカニズムを科学的に研究する学問です。そんな心理学を応用して、ビジネスにおけるコミュニケーションに役立てようとする考え方があります。
本記事をご覧頂いている方の中には、自社に心理学を用いた研修の導入を検討しているが、どういった研修内容になるのかわからない、具体的にどんなメリットがわからないという方もいらっしゃると思います。
そこで、心理学を用いた研修にはどのようなものがあるのか、またどういった効果が見込めるのか、研修サービスはどのようなものがあるのかといった点について本記事にてお伝えしていきます。
※バヅクリでは、心理学を用いた研修をはじめ200種類以上のアクティブラーニング研修を提供しています。ご興味がある場合こちらからダウンロードいただけます。
目次
心理学を学ぶメリット
まず、心理学を学ぶことのメリットについてお話します。心理学を学ぶことで、下記のような効果を見込む事ができます。
1. 自分を知ることができる
人間の感情や行動のメカニズムを学ぶと、自分自身の心を理解することにもつながります。今まで漠然としていたことが科学的に把握できるようになり、自分という人間が理解できるようになります。
自分のことがわかれば、感情が不安定になる要因や思考のクセについても把握することが可能です。自分がどのような要因でネガティブな気分になるのか、どのような考え方の癖によってそれが引き起こされているのかなど、自分への理解度が深まり、自身の感情のコントロールがしやすくなるでしょう。
2. 人間関係が改善される
人間の感情や行動のメカニズムを学ぶと、自分だけでなく、他人の心情についても想像しやすくなります。どういった理由でどのような感情の変化が起きやすいかについて理解しておくことで、自分の周りの人との関係を良好に築きやすくなるでしょう。
3. ストレスを溜め込まなくなる
自分への理解度が深まると、ストレスの原因や自分に合ったストレスの対処方法が明確になります。
ストレスと上手くつき合えるようになり、過度なストレスの溜め込みを抑止できます。頭ごなしに部下を叱責したり、同僚に八つ当たりするといったようなコミュニケーションをへらすことができますし、部下や同僚の人柄や特徴を見極めて適切な育成やコミュニケーションができるようにもなります。
心理学を活用したコミュニケーション研修がおすすめ
心理学を活用したコミュニケーション研修を受講することで、自分の知らない一面を知れたり、参加者の心理への理解も深まります。
そうすることで、自身への理解を深め、ストレスと上手に付き合えるようになったり、良好なコミュニケーションへの気付きを得ることができます。
心理学やそれによるメリットを、体系化されたプログラムで効率的に学ぶことができるという点で、確立された研修プログラムを受講することは選択肢の一つとなるでしょう。
心理学を活用したコミュニケーション研修の内容
心理学を用いた研修について、どのような内容のものがあるのか一例をご紹介します。
1. 心理学の基礎を学ぶ
職場の人間関係やコミュニケーションに活かすことができる心理学の考え方や知識を学びます。
人間関係を構築する上でどのような考え方やスタンスで臨むのがよいのか、他人とコミュニケーションを取る上で心がけることはなにか等、現場の人間関係向上のヒントを得ることが目的となります。
2. 自己分析
自分自身を知るために、自己分析のワークショップを行います。普段はあまり深く考えない自分の心理や行動について考えを深めていくことで、自分の知らない自分を見つけることを目的としています。
3. 思考の癖の書き出しと分析、共有
自分の思考方法や思考の癖を書き出し、共有してその意味を参加者同士で考えるワークショップを行います。自分がどのような要因でネガティブな気分になるのか、どのような考え方の癖によってそれが引き起こされているのかなどについて、参加者の目線での意見をもらいながら分析し、参加者各々が自分について理解を深めることを目的としています。
おすすめの心理学を活用したコミュニケーション研修
ここでは、心理学を活用したコミュニケーション研修にはどのようなものがあるのか、おすすめの研修サービスについてご紹介します。
1. バヅクリ
バヅクリ株式会社が提供する、心理学チームビルディングプログラムは、心理学を活用して、自分の知らない自分を見つけたり、参加者同士で深層心理まで知ることによって相互理解を深めることを目的としたプログラムです。
自分自身や他者のことを深く分析する機会は、日常生活の中ではなかなかありません。普段仕事をしているだけでは見えない部分に着目することで、新しいコミュニケーションへの気付きが得られます。
自分の癖に着目してその意味を参加者同士で考える「癖サミット」、自分のこれまでの人生をグラフ化し参加者に共有する「ライフチャート」など、ユニークなグループワークもご用意しています。楽しみながらしっかりと学びも得ることができるプログラムです。
2. パーソル総合研究所
パーソル総合研究所が提供する、アドラー心理学に基づいたコミュニケーション研修は、アドラー心理学を基にした他者との関わり方を学びます。目的(職場のパフォーマンスを最大限にあげる)思考の考え方と勇気づけ(自分と周囲のモチベーションをあげる)について学び、周囲の人間関係の悩みを軽減させます。
他者の心理の奥深くを掘り下げていくのではなく、その人の行動の目的に着目し、具体的な行動にアプローチするアドラー心理学について、その特徴を理解し、ポイントをつかむことで、職場での実践に役立つスキルを身につけます。
https://rc-persol-group.manaable.com/login/64/detail
3. インソース
インソースが提供する、アドラー心理学を活用したコーチング研修は、アドラー心理学を取り入れたコーチングの手法を学ぶことで、部下の前向きな行動を促せるようになることを目指す研修です。「勇気づけ」や「目的論と原因論」などアドラー心理学における重要な理論についておさえたうえで、それをコーチングに応用させます。
https://www.insource.co.jp/ken2007/trainer_coaching.html
研修会社を選ぶ際のポイント
どの研修サービスを選ぶべきかについて、考慮すべきポイントは
- カリキュラム内容
- 研修実施件数
- 導入している業界
- 得意な企業規模
- 利用企業やユーザーの声
などが考えられます。
まずは内容がどのようなものか、しっかりしているかを確認しつつ、実績や利用者の声などを確認しましょう。
まとめ
心理学を活用したコミュニケーション研修はこれからより注目度が高まってくることが予想されますが、自分自身、そして職場の関係者の相互理解を深めることに適した研修です。是非今回の記事を参考に、心理学を活用したコミュニケーション研修の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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