テレワーク時代のコミュニケーション。
鍵になるのは“雑談“

ー テレワークにおけるコミュニケーションの課題にはどのようなものがあると思いますか

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小柳津さん
デジタルの画面越しで話をしていると、まず環境面の重要性を感じます。
社外取締役や顧問業においては半年間ほどテレワークをしていますが、マイクとネットワーク環境をきちんと整えないと、そもそも自分が発信することを相手に伝えられないと感じます。
相手を思いやって、自分が見ていて不快だと思う環境を自分では作らないように心がけています。

ー コミュニケーションをとる相手によって難しさを感じることはありますか

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小柳津さん
初めてご挨拶する機会がオンライン上であることはまだありませんが、初めての営業をオンラインで行うことはすごく難しいだろうと思います。

また、僕自身のことですと、その後の会話を和やかにするためにアイスブレイクのための雑談は1セッションあたり1割くらいをかけるように意識しています。
もしはじめましての相手だったら笑わせにくいですよね。笑。

ー チームメンバーとのコミュニケーションについてはどうでしょう

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小柳津さん
オンラインで完結しないことがあるので、チームメンバーとは会うようにしています。
一部はメンバーが地方に移住したので完全リモートにしていますが、それは事前準備のおかげで割とスムーズに進んでいます。

ー テレワークの課題として、チーム内のコミュニケーションをとりづらいという意見がありますが、どう思われますか

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小柳津さん
たしかに、組織力を高めたりチームビルディングをしたりすることはオンラインだとやりづらいと思います。
チームビルディングも恋愛も、アナログじゃないと難しいですよね。

組織力を高めるためには、目の前の仕事の話だけではなくてプライベートや人生観について話すことが必要だと思っているので、雑談がとても大事だなと思っています。
いいアイディアも雑談から生まれることが多いじゃないですか。
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佐藤
よく喫煙所で集まって雑談をしているなかでいいアイディアが生まれたりしますよね。
まさにバヅクリの本質は雑談を創ることだと思っています。

ー テレワークで管理職とのコミュニケーションのずれが起きるという課題も聞きますが、これも雑談が解決できるのでしょうか

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小柳津さん
意思疎通が取れていないという部分のつなぎ合わせという意味では雑談が解決する部分もあるでしょうね。
上司と部下が思っている方向性のずれを修正するために必要だと思います。

私の関わっている企業で、役員がオンラインで毎週5分ずつ社員と会話をする時間を取っているという企業があるのですが、仕事の用件がなくても会話の時間を設けるというのがいいなと思っていて。
仕事の話ももちろんいいのですが、生活や周りのことを話してもらうようにすることが大事ですよね。

バヅクリへの参加が、
テレワーク中の雑談を生み出すきっかけに

ー スキルとコミュニケーションをオンラインで学ぶバヅクリにはどのようなプログラムがあるのでしょうか

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佐藤
いまブカツが20個くらい、プログラムは100個くらいあります。最近できたものだと魔法部というのがありまして。
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小柳津さん
魔法部?面白い!
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佐藤
スペインとフィリピンの魔術家系の人がいて、魔術でコロナをやっつけようみたいなことをやろうと。
普段は占い師をされているそうなのですが、大丈夫かなと思いつつ面白そうなのでやってみようと思っています。
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小柳津さん
なるほど、プログラムごとにそれぞれ講師がいるんですね。

ー バヅクリについて、小柳津さんは率直にどう思われますか

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小柳津さん
今の時代にとてもニーズがあると思います。
人事や総務など、社内の活性化を考える必要がある方からすると、他にこういうサービスがないのでとても助かると思います。

ー いままで集合研修を中心にしていた企業でオンライン研修を導入しようとすると、ハードルが高そうですね

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佐藤
そうですね、スムーズに進まないことも多いです。
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小柳津さん
企業の中で誰が推進するのか、それが重要になりそうですね。
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佐藤
このコロナ禍ですと、4月から7月にかけて入社した中途社員のオンボーディングができず、エンゲージメントが低すぎるという点を課題に感じられて導入された企業もあります。
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小柳津さん
それは大きな課題になりそうですね。
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佐藤
もうフリーランスとして働いているような感じですよね。
副業探そうかな、とか。
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小柳津さん
上司と握っている目標は頑張って達成しつつも空いた時間は別に使いたい、となりますよね。

ー 同僚であってもプライベートなことを聞きづらい世の中だと思いますが、バヅクリを使うとそれらはどのように解決できるのでしょうか。

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佐藤
たとえば、普段仕事上で関わりがない人同士がバヅクリで話をしているとき、「実は事務職だけどプライベートではデザインもしています」という話になり、部門横断で相談ができるようになった、という例がありました。

また、よく聞かれるのがバヅクリを使った後、仕事の中のミーティングで雑談が増えたという話ですね。「うどん好きの○○さんですよね」といったきっかけから雑談になっているそうです。
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小柳津さん
たしかに、それはきっかけとしてよさそうですね。

テレワークの組織では経営陣の思いやりが重要

ー テレワークにおける組織の在り方、どのようにしたらいいと思いますか

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小柳津さん
小柳津:思いやりとプロ意識ではないでしょうか。遠隔で様々なネット環境の中で仕事をするなかで、相手に伝わっているのかなという思いやりはとても重要だと思います。
先ほどの例にもありましたが、経営陣が思いやりを持って雑談を含めたコミュニケーションをしているとそれはメンバーにも伝わるはずなので、代表や役員の姿勢が大事ですね。

また、テレワークで時間に縛られなくなることが多くなってきて、成果を出す人と出さない人に差が出てきますよね。
目標設定の仕方にも工夫が必要だと思います。

小柳津林太郎(おやいづ りんたろう)
実業家。株式会社GHOST 代表取締役CEO。1981年生まれ、ニューヨーク育ち。2006年慶應義塾大学経済学部卒業/(株)サイバーエージェント入社、広告代理部門を経て、モバイル系子会社を設立/代表取締役就任。2014年、ゲーム事業統括本部部長就任。2018年Amazon Primeで配信中の「バチェラー・ジャパンシーズン2」参画後、AmebaTVに異動しアナウンス室を立ち上げる。2019年に退社後、株式会社GHOSTを創業/代表取締役就任。2020年にトレンダーズ(株)の社外取締役就任。GHOSTの子会社(株)Fuegoにてデリバリー特化型飲食ブランド「イテウォンボウルズ」を展開中。 
■公式サイト
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