チームのパフォーマンスを向上させるために、積極的に取り組みたいチームビルディング。
そこでチームビルディングを行う際におすすめのワークショップをご紹介します。
ワークショップを実施し、パフォーマンスの高いチームを作りましょう。

チームビルディングの重要性

チームビルディングのためにすでに様々な取り組みを実施している企業や、今後、取り組みを開始しようと検討している組織は多いでしょう。
それほど、チームビルディングは重要だと認識されているということです。

チームビルディングに関するアンケート結果
出典:HR総研

HR総研が2011年に166社に対して実施したアンケートでは、チームビルディングの必要性を「非常に感じている企業」は約半数、「まあまあ感じている」企業を合わせると8割以上にものぼりました。
リモートワークが普及し、働き方改革も進められる今、さらにその重要性は高まってきていると思ってもいいかもしれません。

一体、チームビルディングを実施すると、どのような効果を得られるのでしょうか?
まずはチームビルディングの意味や、実施する目的をみていきましょう。

チームビルディングとは

チームビルディングは直訳すると「チームを構築する」という意味になり、主に組織のパフォーマンスの向上を図るための取り組みなどを指します。

ちなみにチームと似た言葉にグループという言葉がありますが、何か目的がある団体をチーム、目的がない団体をグループと呼ぶそうです。

チームビルディングの目的

チームビルディングを行う大きな目的は、先ほどもご紹介したように組織のパフォーマンスの向上です。
その目的を達成するために、

  • メンバーの関係性を構築する
  • マインドセットを醸成する
  • 企業やチームのビジョンを浸透させる
  • チームのカルチャーを作り出す

などを小さな目的・ゴールとしてワークや研修などを実施します。

チームビルディングはこう行おう

チームビルディングを行う組織

チームビルディングを行う際に、押さえておきたいポイントをご紹介します。

1. コミュニケーションの取りやすい環境を作る

チームビルディングを行う際に、コミュニケーションはとても重要なものになります。
心地いいコミュニケーションなしでは、パフォーマンスの高いチームは作り出せないと言っても過言ではありません。

心地よいコミュニケーションを行うには、

  • 心理的安全性
  • 深い相互理解

が重要になります。
コミュニケーションは密に行われていればいいというわけではなく、心地いいと思う距離感や頻度は人それぞれです。
それを知るためには、メンバーそれぞれのパーソナリティを知る必要があります。

ありのままをさらけ出せる環境を作り出し、メンバーがちょうどいいと思う距離感や頻度でコミュニケーションを取れるようにしましょう。

心理的安全性について詳しくはこちら

2. 貢献の意欲

自分がどのようにチームに貢献できるかを、メンバーそれぞれが自発的に考えてくれるような環境やカルチャー作りをしましょう。
チームのことを積極的に考えてもらうためにはチームに対する愛着を高めることや、みんなでチームを作り上げているという認識を持ってもらうことが大切です。

そして、チームに対し貢献できていると感じることで仕事に対するモチベーションが向上し、チームに対する愛着もさらに高まります。
メンバーが積極的に行動や発言することで、業務やチームの在り方にとって重要となる意見も出てきやすくなります。

3. 目標やビジョンを組織全体に周知させる

チームの目的やビジョンをメンバー全員に周知しましょう。
そこからその目的やビジョンを達成するためのマインドの醸成を目指していきます。

ここでポイントとなるのはその目的やビジョンを押し付けないことです。
強制的な目標になることで、「やらされている感」を感じてしまいチームビルディングに関する取り組みに対してモチベーションが低下してしまう可能性があります。

4. 個々の役割を明確にする

チームビルディングを行う際は、メンバーの個性を重要視します。
適材適所でそれぞれの持ち味を活かし仕事に取り組み、また、その個性を認め合うことでチームのパフォーマンスが向上するためです。
認められることで、仕事に対するモチベーションも向上します。

個性を大切にしそれを認め合うためには、まずメンバーそれぞれの得意不得意や特徴を知り、それに合わせて役割を設定しましょう。

チームビルディングに使えるワークショップ

チームビルディングのためのワークショップを実行する様子

チームビルディングに使えるワークショップを10種類ご紹介します。
1〜5のワークショップは、研修やチームビルディングのためをのワークショップを企画・運営するサービス「バヅクリ」を利用して実施することができ、オンラインでも実施可能です。

ワークショップを実施し、相互理解を深め、心理的安全性を高めることでチームのパフォーマンスの向上を目指しましょう。

1. おえかきワークショップ

バヅクリのおえかきワークショップ
出典:バヅクリ

テーマに基づいたお絵描きを通して、自分を深く知る内省とその内容を参加者同士で共有することで、普段見えないお互いの価値観や考え方を理解することができます。

個人ワーク、グループ共有、全体共有を繰り返すことで、参加者全員が主体的に楽しむことができると同時に、お互いの新たな一面を発見することができ、つながりを深められます。普段真剣に考えたり語ったりすることの少ない「価値観」について描いたり工作したりしながら考え語り合うことで、相互理解を促進するワークショップです。

人数〜50名
所要時間90分

2.仕事のやりがい実感ワークショップ

仕事のやりがい実感ワークショップ
出典:バヅクリ

仕事のやりがい実感ワークショップでは、自分の仕事や行動はまわりにどのような影響を与えているのか、世界にどう連鎖していくのかを考え、自分の仕事の価値を再発見することを目的としています。モチベーションや組織へのエンゲージメント向上が期待できるワークショップです。

人数〜50名
所要時間90分

3.会社の理念共感ワークショップ

会社の理念共感ワークショップ
出典:バヅクリ

会社の理念共感ワークショップは、会社の理念(ミッション・ビジョン・バリューなど)を理解して自分ごとに落とし込むことを目指したワークショップです。
会社の理念の認知・理解・共感を深めることで、組織の一体感を醸成し、自走できる従業員の育成や、エンゲージメントの向上が期待できます。

人数~50名
所要時間90分

4.多様性・相互理解ワークショップ

多様性・相互理解ワークショップ
出典:バヅクリ

多様性を認め合い、お互いを活かしているチームは、コミュニケーションが活発でイノベーションが起こりやすく、仕事の生産性も高くなります。
多様性・相互理解ワークショップでは、自身のポジティブな面とネガティブな面を開示して、お互いに受け入れ認め合うことで、参加者同士の相互理解を促進します。多様性を活かしたダイバーシティな組織へと導くことができるプログラムです。

人数〜50名
所要時間90分

5.刺激し高め合う 成功体験対話ワークショップ

出典:バヅクリ

ライバルの存在や競争意識は、人の成長を加速させます。仕事で活躍したエピソード・頑張ったことのエピソードをシェアし合うことで、周りとの競争意識を持ち、メンバーの活躍や努力から刺激を得て自身だけではできない成長を遂げることを目的としたプログラムです。
また、自分の頑張りを振り返ることで自身の成長にも気づくことができ、仕事へのモチベーション向上も期待できます。

人数〜50名
所要時間90分

6. チェックイン

チェックインとは、これから行われる会議やワークショップなどに対する今の自分の気持ち・感情を率直に発表するシンプルなワークです。
これからの取り組みや場に参加することを表す行動になるので「チェックイン」と呼ばれます。
アイスブレイクによく利用されます。

とてもシンプルなワークですが気持ちの切り替えを促すワークであり、その他の参加者が話を聞き発言を受け入れてくれることにより、これからの時間の中で発言がしやすくなります。

人数〜20名程度
所要時間30分程度

7. WIND&ANCHOR

自分がポジティブになれる環境や行動、またはネガティブになる環境や行動とその理由を発表します。
仕事をする際に参加者が心地いい環境や進め方、コミュニケーションの取り方などを知ることでスムーズに業務を進めることができます。
また、その人の価値観やパーソナリティーを知ることにも繋がります。

人数〜20名程度
所要時間60分程度

8. Where I’m from ポエム

  • 自分のパーソナリティ
  • 大事にしている価値観や信念
  • 趣味や熱中していること

をポエムにして発表します。
ポエムにすることで、普段は恥ずかしくてストレートに表現できないことでも、思いをスムーズに言葉にすることができます。

人数〜20名程度
所要時間60分程度

9. 陽口ワーク

陰口の反対を意味する「陽口」を言うワークです。
対象となる人が目の前にはいない設定でその人に対するポジティブな印象や、賞賛を発表します。

このワークを行うことで「チームメンバーに認められているんだ」「自分のいい部分をわかってくれている」とチームメンバーといる時の安心感がアップします。

人数〜20名程度
所要時間45〜60分程度

10. ワークスタイルトランプ・クラウド

専用のカードを用いて行うワークです。
52枚のトランプには

  • 服装が自由
  • 上場している会社
  • 社会貢献ができる組織

など「働き方」に関するキーワードが書かれており、それぞれ4つのグループに分類されます。
ワークを通し、「働くこと」に対して自分が何を大切にしているかが分かります。

人数1チーム4名まで
所要時間30〜60分程度

チームビルディングに効果的なゲームはこちらから

チームビルディング研修の提供会社

チームビルディングのためにサービスを利用する企業

チームビルディングに関する研修やワークショップを実施したことがなく、社内にノウハウが蓄積されていない場合、ワークを実施しても思うような効果を得られない可能性もあります。
そのような場合は、社外サービスを利用しプロの手を借りるのも1つの手段です。

チームビルディングのための研修やワークショップの企画、運営をしてくれるサービスをご紹介します。

1. バヅクリ

バヅクリ
出典:バヅクリ

研修やチームビルディングのためのワークショップの企画・運営をしているバヅクリ。
その他の参加者とコミュニケーションを取りながら行うプログラムが多いのが特徴です。
他の参加者とのコミュニケーションの機会が少なくなりがちな研修やオンラインでの実施でも、参加者同士で相互理解を深めることができます。
プログラムの豊富さも魅力で、各プログラムを組み合わせ自社にあった研修内容を作り出せます。

司会や講師を務めるのはその業界のプロ。
しっかり学べるだけでなくコミュニケーションをデザインし、楽しみながら盛り上がる研修やワークショップを作り出してくれます。
参加者満足度は97%で、これまでに800社以上に導入されています。

バヅクリでは企画から運営までをお任せできるので、社内負担を90%カットすることができます。

2. Schoo

Schoo
出典:Schoo

Schooは動画の視聴とオンライン研修を組み合わせ、学びを進めていくサービスです。

様々なテーマや、層に分けて研修が提供されています。
Schooからチームビルディング研修も提供されており、パッケージの中には

  • 組織マネジメント研修
  • アサーティブコミュニケーション研修
  • チームビルディング研修(初級)
  • チームビルディング研修(中級)

があります。
好きな研修を組み合わせ、自社にあったプログラムを作ることができます。

https://schoo.jp/biz/theme/teambuiding/

3. IKUSA

IKUSA
出典:IKUSA

チャンバラ合戦や、戦国宝探し、リモ謎など、多くのイベントを手がけるIKUSA。
IKUSAのサービスを利用することで楽しみながらチームビルディングを行うことが可能になります。
体力や運動能力の差、性別、国籍に関係なく楽しむことができるイベントが多く、大人数で実施可能なイベントも用意されています。

https://ikusa.co.jp/

4. ハートクエイク

ハートクエイク
出典:ハートクエイク

ハートクエイクはゲームを用いた研修の企画や運営を行う企業です。

  • 目的
  • 参加人数
  • 所要時間
  • 予算

に合わせてゲームを選定できます。

https://heart-quake.com/

5. チームビルディングジャパン

チームビルディングジャパン
出典:チームビルディングジャパン

チームビルディングジャパンは、チームビルディングのための

  • 研修
  • コンサルティング
  • イベントの企画運営

を行う企業です。
研修やコンサルティングを実施する際は目指すチームの在り方に合わせ、そこまでのプランや研修内容をデザインしてくれます。
イベントでは半日程度の簡単なワークショップを実施することも可能です。

https://www.teambuildingjapan.com/program/

6. リクルートマネジメントソリューションズ

リクルートマネジメントソリューションズ
出典:リクルートマネジメントソリューションズ

リクルートマネジメントソリューションズは

  • 人材育成
  • 組織開発
  • 人材採用
  • 制度の構築

などを行う組織で、チームビルディングを行うために、同社のダイバーシティ推進のための研修や、従業員満足度調査などが利用できます。

https://www.recruit-ms.co.jp/

まとめ

ワークショップを実施し

  • 相互理解が深まる
  • 心理的安全性が高まる

などの効果を得られることで、チームのパフォーマンスが向上しチームビルディングが成功します。

また、チームビルディングを行う際は

  • 目的を共有する
  • コミュニケーションを取りやすい環境を作る
  • 役割を明確にする

などご紹介したポイントに気をつけながら実行してください。