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目次
チームビルディングとは?
チームビルディングとは社員一人ひとりの能力を引き出し、それらの能力を掛け合わせて最大化し、強いチームを作り上げることを指します。
個々に向けて教育を行い、個人のスキル・知識を増大することも重要ですが、1人でできる仕事には限界があります。
単なる人の集合体ではなく、同じ目的・目標のために集まり、互いの弱点を補いあいながら目標達成を実現していくことが、真の「組織=チーム」と言えます。
組織力を高めるために、多くの企業がチームビルディング研修を取り入れていますが、具体的にどのような場面で、誰に対してチームビルディング研修を行えば良いのでしょうか。
次の章で詳しく見ていきましょう。
チームビルディング研修はいつ誰のために行えば効果的か
チームビルディング研修は新入社員のみならず、全階層向けに実施するのが一般的です。
チームビルディング研修の目的や効果は、個々のスキルの向上やマインドセット、会社のミッションやビジョンの浸透、リーダーシップ力の向上、社員同士の関係性の構築などがあげられます。
ここでは階層ごとの研修目的や、期待できる効果について確認します。
内定者や新入社員向け
新入社員の内定者研修として、また入社直後の新入社員研修にチームビルディング研修を行います。
新入社員向けのチームビルディング研修では「学生のときのチーム」と「社会人としてのチーム」の違いを認識させ、基本的なコミュニケーション方法を伝えることが主な研修目的となります。
若手社員~中堅社員向け
入社2~3年目の若手社員や中堅社員に対しては、より実践的なチームビルディング研修を行います。
具体的には、仕事現場でどのようなコミュニケーションを取り、若手の現場社員とマネジメント層をどのようにつないでいくか考えさせるような研修を取り入れます。
チーム全体を俯瞰的に見渡せるリーダーシップについて育成することが目的となります。
マネジメント層~経営陣向け
マネジメントや経営陣に対してもチームビルディング研修は欠かせません。
全社員のまとめ役として、チームの目的や会社のミッション・ビジョンを明確化し、どのように伝えていくかを学びます。
全社員の個性を引き出し、正しい方向へ組織を導いていく能力をチームビルディング研修にて養うことが期待できます。
チームビルディングは研修で計画的に取り組もう
日ごろからチームビルディングを強めようとしても、業務が忙しいときやコロナ禍のようなイレギュラーが発生した場合、なかなか取り組めないものです。
ちょっとした雑談やコミュニケーションの時間が減ると、個々の統制がとれず生産性が下がるリスクがあります。
チームビルディングを研修として計画的に事業に取り入れれば、各社員に意識的にチームビルディングの重要性を認識させることができます。
なお、コロナ禍では階層別のチームビルディング研修だけでなく、テレワークに適応するためのチームビルディング研修を導入する必要があるでしょう。
オンライン向けのチームビルディング研修については、後の章で詳しくご紹介します。
チームビルディング研修の種類と具体的な実践方法について
チームビルディング研修は、数時間~半日で終わるものから、数日間かけて実施するものなどさまざまです。
ここからは、一般的なチームビルディング研修と、コロナ禍でもすぐ取り入れられるオンラインのチームビルディング研修について、それぞれ実践方法を解説していきます。
一般的なチームビルディング研修について
まず、「謎解き脱出ゲーム」や「戦略マネジメントゲーム」などビジネスゲームの中でチームビルディングを高める方法があります。
これらのビジネスゲームは、参加者それぞれに役割分担をし、疑似的な売上達成のためにどのような戦略を用いて動いていくか話合って進めていくものです。
仕事の実践に非常に近く、経営視点も学べる点が特徴です。
続いて、アクテビティやスポーツを通じてチームビルディングを高める研修があります。
アクティブな社風の会社であれば、球技大会や運動会を実施して、階層の壁を取り払った交流を行うことで社員同士の信頼関係を構築します。
スポーツであれば、数時間~半日で気軽に実施することができ、運動不足の解消にもつながるため、健康経営の施策として導入するのも良いでしょう。
オンラインでもできるチームビルディング研修について
先ほどご紹介したビジネスゲームやスポーツは、対面でしか実施できないためコロナ禍には不向きです。
ここからは、オンラインでもできるチームビルディング研修についてご紹介します。
1. チェックイン
チェックインとは、10分程度オンライン会議システムでつなぎ、そのときの感情や体調など感じていることを相手に素直に打ち明けるワークショップです。
どちらか一方が聞き手となり、途中で言葉を挟まずに相手の感情をすべて聞き入れます。
テレワークになると雑談が減ってしまい、かつ相手の姿が見えない中で仕事を進めます。
定期的にチェックインを実施することで、仕事とは関係のない気持ちや、プライベートについて吐き出すことができるため、社員の安心につながります。
2. リモ謎
代表的なビジネスゲームである「謎解き脱出ゲーム」のオンライン版です。
株式会社IKUSAが提供しているゲームで、ビデオチャット通話にて大人数が参加できるのがメリットの研修です。
ビデオチャット通話の機能は株式会社IKUSAが提供しているため、別のビデオ会議ツールを導入する手間も省けます。
3. MGオンライン
対面でボードを使って行うマネジメントゲームを、オンラインで実施できるようになったのがMGオンラインです。
参加者をオンラインでつなぎ、20分の時間の中で会社設立~材料調達、コンペ参加やトラブル対応まで、臨場感をもって経験できます。
ゲームの最後に決算書の数字にて、チームの課題を可視化できるため、よりビジネスの現場に通じたチームビルディング研修が体感できるでしょう。
チームビルディング研修は内製or外注?それぞれのメリット・デメリット
チームビルディング研修は、簡単なものであれば内製化してコスト削減をすることが可能です。
しかし、コロナ禍になり数多くの便利なオンライン研修サービスも登場しているため、改めてそれぞれのメリット・デメリットを確認してみましょう。
内製のメリット・デメリット
チームビルディング研修だけでなく、研修を内製化することの最大のメリットはコストを削減できる点です。
研修の企画、準備、運営と効果検証までを社内の研修担当が実施できれば、研修担当者の人的コスト以外は実費で済みます。
また、研修担当や人事がチームビルディング研修を行うことで、社内に細かいノウハウが蓄積されていきます。
チームビルディング研修の企画~実施の課程で、さまざまな部署からヒアリングしたり、準備の協力を求めたりすることも社員同士の重要なコミュニケーション機会となります。
一方、少人数の会社では人事の仕事の幅が広いため、チームビルディング研修だけに多大な時間を割くことが難しいでしょう。
ほかの業務を兼任しながら研修の企画から効果検証まで、適切に行うのは非常に困難である点がデメリットと言えます。
また、チームビルディング研修は1回きりで終わるものではありません。
場合によっては年に数回、階層別または階層をシャッフルして実施していくため、ネタ切れになってしまう可能性もあります。
外注のメリット・デメリット
チームビルディング研修を外注することのメリットは、研修担当や人事の手をわずらわせることなく、短期間で研修の実施ができることです。
研修を実施するときは、まず自社の課題を洗い出し、研修目的を定めて研修カリキュラムを作成、スケジュールを決めて研修の実施と効果検証という多数のステップを進めていきます。
チームビルディング研修を全て外注にすれば、サービス契約した当日に研修実施することも難しくありません。
また、緊急事態宣言が春先に行われたため、2020年度は新入社員研修をオンラインで実施する会社が増えました。
その影響で、かなりのスピードでオンライン研修サービスが生まれ、非常に使い勝手のいいプランも増えてきています。
チームビルディング研修を実践するうえで役立つ工程表
チームビルディング研修を企画するうえで、活用できる工程表のテンプレートをご紹介します。
Googleスプレッドシートのガントチャート
Googleスプレッドシートの中に、ガントチャートというテンプレートがあります。このテンプレートを活用して作成した研修の工程表のイメージがこちらです。
Googleスプレッドシートのテンプレートギャラリーの中からガントチャートのテンプレートを選択します。
その後は、自社の研修内容に沿って、加工して使用して下さい。
チームビルディング研修に役立つサービス
チームビルディング研修に役立つサービスをご紹介します。
バヅクリ
バヅクリ株式会社が提供する、さまざまな体験イベントを実施できるチームビルディングサービスです。
バヅクリ株式会社は、遊びでつながる「幸せのつながり」をビジョンとして、会員制の遊びコミュニティの運営や、遊び体験のノウハウをシェアできるサービスなどを提供してきました。
多くの人を遊びや体験でつなげてきたノウハウを活かし、企業向けチームビルディング研修サービスを開発しています。
・ポイント1
「一体感」「やる気」「帰属意識」を効果的に高めるプログラムが150種類以上そろっています。
アソビ・学び・つながるの3つのテーマから選択でき、社員を飽きさせることなく継続的に活用が可能です。
・ポイント2
プロの司会進行によって、企画から研修当日の進行までフルサポートしてもらえます。
忙しい研修担当や人事に代わって、イベントのプロが研修実施を支えます。
・ポイント3
テレワーク中の孤独も解消でき、社員のエンゲージメントを効果的に高めます。
すべてのコンテンツが対面(オフライン)/オンラインともに実施可能、また在宅でも参加できる体験プログラムが充実しています。
・バヅクリの価格
1イベントあたり250,000円~
※詳細は要問合せとなります。
・公式ページはこちら
https://buzzkuri.com/
まとめ
コミュニケーションを活性化させ、社員同士の強いつながりを構築していくチームビルディングは、どの組織にも欠かせません。
コロナ禍を経てオンライン化が進んでいる会社はぜひ、オンラインでできるチームビルディング研修を取り入れてみてはいかがでしょうか。