採用を行っている会社や組織では、新入社員が会社に入社してくる機会というのは少なくありません。
組織に新鮮さが保たれ、会社の成長や勢いが感じられ、既存社員も刺激を受ける機会となるため、新しく社員が入社してくるのは喜ばしいことです。

しかし一方で、せっかく入社した社員がすぐに辞めてしまうといった悩みを抱えている経営者や人事担当の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
離職率が高くなる、新入社員の定着率が低くなる主要な原因のうちの一つが、メンタルヘルス不調です。
特に新入社員は、今までと環境が大きく変わるため、ストレスを受けやすい状況にあります。

本記事では、新入社員のメンタルヘルスケアの手段としてのメンタルヘルスケア研修についてご紹介します。

※バヅクリでは、メンタルヘルス研修をはじめ200種類以上のアクティブラーニング研修を提供しています。ご興味がある場合こちらからダウンロードいただけます。

資料ダウンロード

新入社員にメンタルヘルスケアが必要な理由

新しく入社してくる人は、人間関係や自身の評価、信頼がほぼない状態からスタートになるので、会社の人に歓迎されるのか、自分が会社に貢献できるのかなどに少なからず不安を抱えます。

初めての社会人となる新卒社員の場合は特に、業務をこなすための経験やスキルもなく、不安を抱える新入社員は多いです。社会人としてのルールやマナーもほとんどわからないことから、職場での人間関係に不安を強く感じる人も少なくありません。

また、昨今ではリモートワーク・在宅勤務を導入している会社も少なくありません。入社した直後、会社に慣れる前からリモートワークや在宅勤務が続けば、既存社員との関係構築をうまくできないのではないかという不安や、業務に必要なことを覚えられるかといった不安が生じます。

また新卒の場合は、通常の社会人生活を経験する期間がなく、仕事とプライベートのオン・オフの切り替えがうまくできなくなってしまう可能性もあります。

人間関係が築けないとコミュニケーション不足が生じてしまい、疑問があっても気軽に聞けない状況をつくり出し、ストレスとなって心の不調を引き起こす可能性を高めますし、組織への帰属意識が高まらないまま、離職してしまうという危険性も生じてしまいます。

これらの背景を理解したうえで、新入社員のメンタルヘルス対策を行う必要があります。

メンタルヘルス研修の重要性や、「4つのケア」について詳しく

メンタルヘルス研修の内容

メンタルヘルス対策を行うにあたり、メンタルヘルス研修を導入するのは現実的でかつ効果的な方法です。
では、メンタルヘルス研修を実施することで、具体的にどんなことを学べるのでしょうか。

メンタルヘルス研修におけるメインの内容は、悩みや不安などのストレスとなる要因に気づくことと、それらへの対処方法を学ぶことです。

メンタルヘルスケアの重要性や、ストレスの要因となるものはなにか、またストレスへの対処はどのように行うか。実際の職場でどのように対処していくかなどの実践的な知識など、メンタルヘルスケアに関する様々な事柄を研修で学ぶことができます。

メンタルヘルスケア研修を実施することによる効果

メンタルヘルスが不安定な社員

メンタルヘルスケアを実施することによって、どのような効果を得られるのでしょうか。

仕事のストレスによるメンタルヘルス不調は、休業や退職へとつながってしまいます。
またそれだけでなく、ストレスは仕事のパフォーマンスの低下、顧客クレームの増加など、組織に対する悪影響を及ぼします。
働き手を守るという観点だけでなく、組織・企業の存続のためにメンタルヘルス対策の実施は必要と言えます。

メンタルヘルスケア研修を実施することで、自分のストレス状態を客観的に捉えることが可能になります。そして、自分にあったストレス対処法を導き出せるようになります。
各々が自身のストレスに対して適切に対処することで、業務パフォーマンスの低下を防いだり、メンタル不調となって出社できないといった事態が生じにくくなります。
そして、結果的に、企業が安定してパフォーマンスや成果を出すことができるようになります。

若手社員にも実施したい!ストレスチェックに関してはこちら

メンタルヘルス研修を提供する会社と選ぶポイント

メンタルヘルス研修を提供する会社

1. バヅクリ

ストレスケア研修

バヅクリのストレスケア研修のプログラムでは、自分の心の癖を理解し、その上で自身にとっての「ストレッサー」、つまり、ストレスになりやすい要因を分析し、その対処方法について考えていきます。

バヅクリでは、メンタルヘルスケアのための研修を用意しており、社員が楽しんで参加できるようユニークな研修講師のプログラムを多数提供しております。

2. 株式会社リスキル

1986年に創業された、株式会社リスキルのメンタルヘルスケア研修サービスです。
研修日の運営のみでなく、研修準備のサポートも受けることができ、研修で使う教材や備品などはすべて事前に配送してもらうことできます。

無料の研修管理システムで、研修実施後のアンケートや報告書の確認ができるようになります。

https://www.recurrent.jp/categories/mentalhealth-selfcare

3. 株式会社マネジメントサポート

株式会社マネジメントサポートのメンタルヘルスケア研修サービスです。
主に管理職に対する、部下へのメンタルヘルスケアに関する内容となります。

https://www.ma-support.co.jp/training/mental-health-line/

研修サービスを選ぶポイント

サービス選びのポイント

1. 料金

研修サービスを選ぶ上でまず重要なポイントが、料金です。
研修の内容によって料金が変動するのはもちろんですが、受講人数によっても料金が変動するケースがあります。
同じ研修内容であっても、受講人数が変わると費用が異なる可能性があるため、事前にしっかりと確認しましょう。

2. 研修実施期間

研修サービスを選定する際は、おおよその実施期間を決めてから検討、決定するのがよいでしょう。
研修の実施期間は研修サービスや内容によって様々です。研修の目的を明確にした上で、必要な研修を実施する期間を決めてから、それに沿う研修サービスを探すようにしましょう。

3. 受講対象

社内のどの人たちを対象として研修を実施するのかを明確にしましょう。たとえ同じテーマの研修だとしても、新卒向けや管理職向けなど、対象者によって選択すべき研修サービスや内容が異なります。

対象者を明確にすることで、達成したい結果や成果を出すことができます。

4. 受講方法

研修会社によって研修の実施方法は様々です。
例えば、下記のような形式があります。

  • 講師派遣型
  • 集合型研修
  • 録画型オンライン研修
  • リアルタイム型オンライン研修

実施する研修の受講人数が少ない、または多い時、社内で会場が確保できない時、社員が全国各地にいて集まることが難しい時など、自社の実施したい研修のニーズに合う研修が行える研修会社なのかも確認してみましょう。

5. 実績

研修サービスを選ぶ際は、そのサービスの導入実績にも注目するとよいでしょう。
すでに多くの研修サービスが存在し、様々なタイプ、特徴を持った研修を提供しています。
かならずしも実績、導入事例が豊富なサービスが優れているわけではありませんが、一つの参考指標にはなるはずです。
一方、新しい試みを伴った研修サービス等は、実績はそれほど豊富ではなくとも自社にとって非常に有用なケースもあります。

6. 対応エリア

導入したい研修サービスの対応エリアは必ず確認しておきましょう。
対応エリアが全国であるか、一部地域のみか、オンラインのみでの実施なのか等は重要なポイントです。
オンラインのみの研修サービスでは、自社で受講環境を整える必要もありますので、受講することができるサービスを選定するようにしましょう。

7. 特長

研修サービスを選ぶ最後のポイントは、そのサービスの特徴です。研修サービスによっては細かく研修をカスタマイズすることができたり、サポートが充実していたり、特殊な切り口による研修内容を扱っていたりなど、サービスによって様々な特徴があります。
自社にとってより良い研修が開催できるように、それぞれの研修サービスの特徴に注目してみましょう。

まとめ

整ったメンタルヘルス

メンタルヘルスや研修についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
新入社員は初めてのことをたくさん経験するのでメンタル不調を抱えてしまう場合も少なくありません。
そのため、せっかく入社した新入社員がすぐに辞めてしまわないためにも、研修を実施し、セルフマネジメントだけではない企業としてのケアを行っていくことが重要になります。

※バヅクリでは、メンタルヘルス研修をはじめ200種類以上のアクティブラーニング研修を提供しています。ご興味がある場合こちらからダウンロードいただけます。