近年、ビジネスシーンをはじめとして、アサーティブコミュニケーションが注目されています。
アサーティブコミュニケーションとは、自分の意見や感情を適切に表現し、相手との誤解や衝突を防ぎながら、自分の権利を守るコミュニケーションスタイルのことです。
本記事では、アサーティブコミュニケーションが注目される背景や、実践する上でのポイントについて紹介します。

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アサーティブコミュニケーションとは

アサーティブコミュニケーションとは、自分の意見や感情をはっきりと伝え、かつ相手の意見や感情にも配慮しながら、コミュニケーションを行うことです。
アサーティブコミュニケーションをする人は、自分自身を主張することができるだけでなく、相手を尊重し、コミュニケーションの質を向上させることができます。

アサーティブコミュニケーションは、攻撃的な態度や受動的な態度とは対照的であり、自分の意見や感情を適切に表現することで、コミュニケーションの混乱や誤解を避けることができます。
また、アサーティブコミュニケーションをすることで、相手との関係を良好に保ち、コミュニケーションの成果を最大化することができます。

組織内でコミュニケーション力を高めるためには、集合型研修の実施もおすすめです。
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アサーティブコミュニケーションが注目を集める理由

アサーティブコミュニケーションが注目を集めるようになった背景として、働き方の多様化やビジネスのグローバル化が関係しています。

働き方の多様化

以前は上下関係が強く、指示待ちの受動的なコミュニケーションが一般的でした。
しかし、現代の社会では、フラットな組織や柔軟な働き方が求められるようになり、アサーティブコミュニケーションがより重要視されるようになりました。

またテレワークの普及によりコミュニケーションのオンライン化が進み、テレワークでも円滑に業務を進行するため、相手の意見をくみ取りながら適切に自分の意見を述べるスキルが重要視されるようになったことも理由として考えられます。

ビジネスのグローバル化

グローバル化が進行し、業務上でまったく異なった国籍、民族、文化を持った人々と関わる中で、相手の意思を尊重し意見するスキルは必要不可欠といえる。

ビジネスのグローバル化により、異文化間でのビジネスコミュニケーションがますます重要になっています。異なる文化や背景を持つ人々とコミュニケーションを行う際には、アサーティブコミュニケーションがより効果的です。
相手の文化や価値観に配慮しながら自分の意見や感情をはっきりと伝えることで、相手に誤解を与えることなく、意見や意図を適切に伝えることができます。

アサーティブコミュニケーションを習得するメリット

アサーティブコミュニケーションを習得することには、以下のようなメリットがあります。

相手の意見や感情を尊重することができる

アサーティブコミュニケーションは、自分の意見や感情を適切に伝えるだけでなく、相手の意見や感情にも敏感であることを特徴としています。
このため、相手の意見や感情を尊重し、双方が納得できるようなコミュニケーションを行うことができます。

社内コミュニケーションの円滑化

アサーティブコミュニケーションは、自分の意見や感情を適切に表現することで、コミュニケーションの誤解や混乱を避けることができます。
これにより、コミュニケーションの質を向上させることができます。

従業員のストレス軽減

アサーティブコミュニケーションにより自分の意見や感情を適切に伝えることで、言いたいことを胸のうちにしまって溜め込むことがないため、不満やストレスを軽減することができます。

3つのタイプの自己表現

1. アグレッシブ

アグレッシブな自己表現タイプは、自分の欲求を自分勝手に主張する傾向があります。自分の意見や感情を押し付けたり、相手を攻撃することがあります。

また、自分が正しいと信じたことを主張し、相手の感情や意見を軽視する傾向もあり、この自己表現タイプは、相手との関係を損なうことも多々あります。

2. アサーティブ

アサーティブな自己表現タイプは、自分自身の意見や感情をはっきりと伝えることができますが、相手を攻撃することはありません。

アサーティブな人は、相手の意見や感情を尊重しながら、自分自身の考えを適切に伝えることができます。この自己表現タイプは、相手との関係を良好に保つことができます。

3. ノンアサーティブ

ノンアサーティブな自己表現タイプは、自分自身の意見や感情をうまく表現できず、相手の欲求を優先してしまう傾向があります。

またノンアサーティブな人は、自分の感情や意見を伝えることができないため、ストレスを抱えたり、不満をため込んでしまうことがあります。

アサーティブコミュニケーションが身につくDESC法

アサーティブコミュニケーションのスキルを身につけるためには、DESC法というコミュニケーションモデルが有効です。
DESC法は以下の4つのステップから構成されます。

事実を描写する「Describe」

まずは、相手に伝えたい状況や問題点を具体的に描写します。
具体的に言葉で表現することで、相手も状況を理解しやすくなります。

自分の意見を表現する「Explain」

次に、自分の感情や考えを率直に表現します。ここで大切なのは、自分の感情や考えを正直に伝えることです。
ただし、相手を攻撃するような表現にならないように注意が必要です。

相手に具体的な提案を行う「Specify」

そして、自分がどのような行動を望んでいるのかを具体的に述べます。
相手がどのような行動をとることで解決策にたどり着くかを明確にすることが重要です。

自分の行動を選択する「Choose」

最後に、自分が望む行動が実行された場合の良い結果について述べます。
これによって、相手に望ましい行動を促すことができます。

アサーティブコミュニケーションの習得ならバヅクリ

リーダーのためのアサーティブコミュニケーション

「バヅクリ」のアサーティブコミュニケーション研修では、アサーティブなコミュニケーションを取りながら部下が働きやすい環境を整えるための、〝聞く力〟と〝伝える力〟を様々なワークを通して身につけていきます。

対話型のワークなどを通し勤務時に近い形で学習できるので、受講後、アサーティブコミュニケーションをすぐに実行できるようになります。
また、自身がアサーティブであるために大前提となる、自己肯定感を高めるためのワークも実施します。

バヅクリのアサーティブコミュニケーション研修の内容や実施方法についてはこちらの資料をダウンロードしていただくことでご覧いただけます。

まとめ

ご紹介したように、アサーティブコミュニケーションは、近年のテレワークの普及、グローバル化の進行といった幅広い背景から近年非常に注目を集めています。

アサーティブコミュニケーションを身につけるための効果的な研修も様々存在しますので、ぜひこの記事を参考にアサーティブコミュニケーションの習得を検討されてみてはいかがでしょうか。

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