「キックオフイベントを企画したいけど、何から始めればいい?」「盛り上がる企画は?費用はどれくらいかかる?」など、疑問を抱える担当者は多いのではないでしょうか。

本記事では、チームビルディング支援サービス「バヅクリ」の実績をもとに、キックオフイベントの目的・メリット・開催の流れ・おすすめ企画・成功事例まで徹底解説します。

目次

キックオフイベントとは

キックオフイベントを開催する組織

「キックオフ(kickoff)」とはもともと、サッカーやラグビーなど球技における試合開始の合図を意味するスポーツ用語です。そこから転じてビジネスでも、新しい年度やプロジェクトの開始時に実施する社内イベントを指す言葉として定着しました。

キックオフイベントとは、期のはじめやプロジェクトを新しくスタートさせる時などに行うイベントのことで、メンバーの想いを1つにし、これから始まる業務やプロジェクトに向けて士気を高めることを目指します。

キックオフイベントの目的

キックオフイベントの目的を期のはじめに行うものと、プロジェクトのはじめに行うものに分けて、詳しく説明します。

期のはじめ

その期の業務内容やその目的、ゴールを明確にし、それをメンバーに共有します。
また、前の期の振り返りを行うこともあります。
これらを行うことで、メンバーの業務に対する士気を高めるのが目的です。

プロジェクトのはじめ

まずは、メンバーに一緒に仕事をする人にはどんな人がいるのかを知ってもらい、親睦を深めます。
それに加え、これから取り組むプロジェクトのゴールや業務内容を共有します。

キックオフイベントを開催するメリット

キックオフイベントを実施することで、組織や参加者にどのような変化が生まれるのでしょうか。主なメリットを4つご紹介します。

1. ビジョン・目標を全員に直接伝えられる

メールや資料の配布だけでは伝わりにくい経営方針や期の目標も、キックオフイベントでトップが直接語ることで、社員の理解度・共感度が格段に高まります。結果として、組織全体が同じ方向を向いた一体感の醸成につながります。

2. メンバーのモチベーションを高められる

新年度やプロジェクト開始前は、社員が「何をすればいいか分からない」「本当にうまくいくのか」という不安を抱えやすいタイミングです。キックオフイベントで不安を払拭し、前向きに仕事へ向かうスイッチを入れることができます。

3. チームワーク・人間関係を構築できる

部署をまたぐプロジェクトや、新入社員が加わるタイミングでは、メンバー同士が顔を合わせて交流する機会が特に重要です。キックオフイベントでの交流が、その後の業務コミュニケーションを円滑にします。

4. 気持ちを切り替え、リフレッシュできる

業務は断続的に続くため、そのままでは「新しい期が始まった」という実感を持ちにくいものです。キックオフイベントをあえて設けることで、節目の意識が生まれ、仕事のメリハリにつながります。

オンラインと対面の違い

キックオフイベントはオンラインでも開催ができます。
働き方改革の影響などにより、オンラインでキックオフイベントを開催する組織も増えてきました。

それでは、それぞれのメリットや特徴をみていきましょう。
どちらがあなたの組織にとってふさわしい開催方法か考えてみてください。

対面

対面で行うキックオフイベントは、コミュニケーションが取りやすく関係性が構築しやすいというメリットがあります。参加者同士が同じ空間を共有することで、オンラインでは生まれにくい自然な雑談や非言語コミュニケーションも生まれやすく、より深い相互理解につながります。

ただし、会場の手配や参加者の移動など、金銭的・時間的なコストがかかる点はデメリットです。また、地方や海外に拠点がある組織では、全員が一堂に会すること自体が難しいケースもあります。そのような場合は、一部のメンバーだけ対面で集まるハイブリッド形式も検討しましょう。

オンライン

参加者が場所にとらわれずどこからでも参加できるため、スケジュールが調整しやすいというメリットがあります。大人数でも会場費が不要なのでコスト削減になりやすく、移動が不要なため参加者の負担も軽減できます。

ただし、オンラインでスムーズにコミュニケーションを取るにはコツが必要で、メンバー同士の親睦を深められるかどうかはファシリテーターのスキルがポイントになります。また、カメラやマイクなどの機材も必要です。ファシリテーターや機材のノウハウがない場合は、社外のサービスを活用することをおすすめします。

オンラインでのキックオフイベントについて詳しくはこちら

ハイブリッド(対面+オンライン)

対面の一体感とオンラインの参加しやすさを両立できるのがメリットです。複数拠点を持つ組織や、リモートワーク比率が高いチームでも全員が参加できる点が魅力です。

ただし、会場参加者とオンライン参加者で体験に差が生まれやすいのがデメリットです。オンライン参加者が疎外感を感じないよう、司会者が積極的に話を振る設計にすること、音声・映像品質に投資すること、双方が同じコンテンツに参加できる企画を選ぶことが成功のポイントです。

キックオフイベントの費用・予算の目安

キックオフイベントの費用は、規模や形式によって大きく異なります。一般的な目安は以下の通りです。

形式費用目安(1人あたり)主なコスト項目
オンライン500〜3,000円ツール利用料・コンテンツ費
対面(社内会議室)3,000〜8,000円ケータリング・備品・コンテンツ費
対面(外部会場)8,000〜30,000円以上会場費・演出費・飲食費・交通費

オンライン

ツール利用料とコンテンツ費が主なコストで、会場費や移動費が不要なため3形式の中で最もコストを抑えられます。外部サービスを活用する場合はプログラム費が加算されますが、それでも対面と比べると大幅に低コストで実施できます。

対面(社内会議室)

会場費がかからない分、ケータリングや備品・コンテンツ費が主なコストになります。飲食の内容やゲーム・ワークの規模によって費用感が変わりやすく、シンプルな構成にすれば下限に近い予算での実施も十分可能です。

対面(外部会場)

会場費・演出費・飲食費・交通費など、コスト項目が多岐にわたります。規模が大きくなるほど費用は上昇しますが、非日常感のある空間での開催は参加者のモチベーション向上や特別感の演出に大きく貢献します。

キックオフイベント開催の流れ・タイムスケジュール例

初めてキックオフイベントを担当する方向けに、準備から当日までの流れと、当日タイムスケジュールの例をご紹介します。

準備スケジュール(開催の3〜1ヶ月前)

キックオフイベントは思った以上に準備に時間がかかります。特に外部会場の手配や外部サービスへの委託は早めに動かないと希望の日程が埋まってしまうこともあるため、少なくとも3ヶ月前から準備を始めることをおすすめします。

  • 【3ヶ月前】目的・テーマ・規模の決定、予算策定、外部委託の検討
  • 【2ヶ月前】コンテンツ決定、会場・ツール手配、役割分担の確定
  • 【1ヶ月前】案内メール配信、資料・備品準備、リハーサル計画
  • 【1週間前】最終確認・参加人数の把握・リハーサル実施

当日タイムスケジュール例(半日・3時間プログラム)

以下は半日で完結する3時間プログラムの例です。前半で目標共有・表彰などの「公式パート」を締め、後半をチームビルディングや懇親会などの「交流パート」に充てる構成が、参加者の満足度を高めやすいバランスです。

  • 13:00〜13:10 開会・司会挨拶・イベント趣旨説明
  • 13:10〜13:30 経営陣・責任者によるビジョン・目標発表
  • 13:30〜13:40 前期の振り返りと表彰
  • 13:40〜14:30 チームビルディングコンテンツ(ゲーム・ワーク)
  • 14:30〜14:40 休憩
  • 14:40〜15:50 懇親会・自由交流
  • 15:50〜16:00 まとめ・決意表明・閉会

キックオフイベントをより盛り上げるためにおすすめの企画

盛り上がっている様子のキックオフイベント

キックオフイベントを実施する際、メンバー同士の親睦を深めることが1番の目的となることも多いでしょう。
いい関係性が構築できているかどうかは、業務やプロジェクトの進行に大きな影響を与えます。

メンバー同士のいい関係性を構築するために、キックオフイベントでゲームなどを取り入れてみてはいかがでしょうか?
ゲームやワークなどを共に楽しむことで一体感を醸成でき、また、素の状態を引き出せるのでどのような人なのかも理解できるようになります。

キックオフイベントを盛り上げるためのおすすめのコンテンツをご紹介します。
盛り上がるキックオフイベントを実施し、メンバー同士の関係性を構築しましょう。

オフライン

まずはオフラインでキックオフイベントを実施する際のおすすめ企画です。

1. マシュマロチャレンジ

紙、ハサミ、テープ、乾麺のパスタなどを用いて、頂点にマシュマロが乗った自立するタワーを作るゲームです。
どのような設計にするかや、タワーを作る際に誰がどの役割を担うかなど相談し、力を合わせる必要がありゲームを通して親睦を深めることができます。

2. たたいてかぶってジャンケンぽん

ジャンケンをし勝った方が相手の頭を叩き、負けた方はヘルメットなどで頭を守ります。
よく行われる定番のゲームですが、盛り上がるゲームです。
ルールが簡単なので実施しやすいというメリットもあります。

3. 謎解き・クイズ

チーム対抗クイズバトル

クイズを解くことを通して、参加者の親睦を深めていきます。
個人で考えるクイズだけでなく、チームになりクイズに取り組むことでコミュニケーションの機会を作り出します。
バヅクリのクイズプログラムでは、プロの司会者が進行を務めるので、まるでTV番組に出演しているかのような気分を味わえ、盛り上がること間違いなしです。

4. おえかきワークショップ

初対面でも距離が縮まる おえかきコミュニケーションワークショップ

絵を描くという非日常な体験を共有することで、参加者の一体感を醸成します。
また、ただ描くだけでなく描いたものをシェアしあうことで、コミュニケーションの機会も作り出します。
描く内容を「るんるんという感情」や「地元のおすすめの場所」などと、自身のバックボーンや、価値観に関することにすることで、相互理解を深めることも可能です。

オンライン

続いて、オンラインで実施できるイベントをご紹介します。

1〜4の内容は、研修やチームビルディングのためのワークショップを企画・運営するサービス「バヅクリ」を活用して実施できます。
バヅクリを利用することで、プロの司会者や講師の進行でイベントが実施できるだけでなく、社内負担を90%削減しイベントを実施することが可能です。

1. オンライン焚き火

初対面でも本音が聞けちゃう!?お互いを知れるオンライン焚き火

画面に焚き火の映像を映しながら、これから頑張りたいことや、将来のビジョンなどを参加者同士でシェアします。
焚き火にはリラックス効果があり、参加者の素の状態や本音を引き出すことができます。
本当の自分をさらけ出すことで、メンバー同士の相互理解は深いものとなり、心理的安全性の高いチームが構築されます。

2. ビンゴ

仲間と選んで仲間と当てろ! チーム対抗 オンラインビンゴ大会

通常のビンゴゲームとは違い1〜75の数字の書かれたカードは使用せず、好きなスポーツ、好きな食べ物、無人島に持っていくなら等、テーマに沿っていくつかキーワードが提示されるので、その中からチームメンバーで9つ選び、9つのマス目を埋めビンゴカードを作ります。このカード作りの時間が、コミュニケーションの機会になり、参加者同士の相互理解を深めます。
またビンゴならではのワクワク感を共有でき、楽しみながらチームワークを醸成できる社内イベントにおすすめのプログラムです。
オンラインビンゴ大会を実施する際は、景品を用意しておくとさらに盛り上がるでしょう。

3.夢幻オークション

夢幻オークション」は、自分が欲しいモノや能力を「夢幻コレクション」として絵に描き、オークション形式でグループに発表するプログラムです。値段をつける理由を語り合うことで、参加者それぞれの価値観や仕事観が自然と引き出されます。アイデアを表現する楽しさを共有しながら、仲間の意外な一面や感性に触れることで、メンバー同士の相互理解を深めることができます。

4.思い出ポロポロ

思い出ポロポロ」は自分を形成してきた経験や、人生で大切にしているモノ・影響を受けたヒトをテーマに、参加者同士で思い出を語り合うプログラムです。普段の業務では見えないお互いの背景や価値観に触れることで、相手への理解が自然と深まります。自己開示と他者理解を繰り返す中で心理的な距離が縮まり、チームの結束力向上につながります。

実際のキックオフイベントの例

実際、企業でよく開催されているキックオフイベントの例をご紹介します。

1. 社員向け表彰式

期のはじめに前の期に好成績をおさめたメンバーや、頑張ったメンバーを表彰することで、これから始まる期に対するモチベーションの向上が期待できます。
「次の表彰式で表彰される」という目標を掲げるメンバーも出てくるかもしれません。

2. 経営方針説明

経営の方針を説明することで、これから行う業務の意味や目的が明確になり、仕事に対するモチベーションが向上します。

3. ゲーム、余興

ゲームや余興を行うことで、メンバーの親睦が深まります。
カジュアルな雰囲気を作ることで、参加者の素の状態や本音を引き出せるのが魅力です。

キックオフイベントのポイント

成功しているキックオフイベント

それでは、キックオフイベントを行う際のポイントをご紹介します。
しっかりポイントを押さえ、効果的なキックオフイベントを開催しましょう。

1. 目的意識を植え付ける

まず、キックオフイベントを行う目的を明確にします。

  • メンバーのモチベーションを向上させる
  • メンバー同士の親睦を深める

など、キックオフイベントを行う目的は様々ありますが、目的が明確になることでイベント内で実施するコンテンツを選択しやすくなります。

そして、キックオフイベントの開催目的をメンバーに周知し、実施する意義のあるイベントであるというイメージ付けをしましょう。

2. 役割分担をする

キックオフイベントを1人で運営するのは難しいでしょう。
チームで運営する必要があります。
スムーズにイベントを実行するためには、運営メンバーの中でしっかり役割分担を行ってください。

3. 特別感を演出する

参加者に「これから新しい仕事が始まるんだ」「心新たに頑張ろう」と思ってもらうために特別感を演出しましょう。
ケータリングを用意したり、いつもの会議室ではなく場所を借りたりすることも方法として考えられます。

4. メンバー同士の親睦を深める企画を行う

これから共に仕事をするメンバー同士、よい関係性を構築できるかが業務やプロジェクトをスムーズに進められるかに大きく影響してきます。
相互理解を深められるゲームなど、よりよい関係性を構築できるコンテンツを用意しましょう。

5. タイムスケジュールを事前に決めておく

時間が押してしまったということがないように、あらかじめタイムスケジュールを決めておきましょう。
また、ダラダラと続くイベントは参加者満足度を低下させてしまうので注意が必要です。

6. フィードバックをもらう

参加者にフィードバックをもらうことで、次回に向けて改善点を洗い出せます。
せっかくキックオフイベントを開催するのであれば、次回に繋がるイベントにしたいものです。

7. マンネリ化を防ぐ工夫をする

毎年同じプログラムではメンバーのモチベーションが上がりにくくなります。コンテンツを毎回見直し、前回参加者のフィードバックを活かした改善を行いましょう。

8. 一方的な発表だけにしない

経営方針の説明が長すぎると「ただ話を聞くだけ」になり、参加者の疲労感や受動的な姿勢を生みやすくなります。グループワークや質疑応答の時間を設け、参加者が能動的に関われる設計にすることが大切です。

キックオフイベントや企画のサポート会社

サポートを受けて実施されるキックオフイベント

キックオフイベントを行う際、企画や運営のサポートを依頼できる企業は以下です。

社外サービスを利用することで、社内負担を削減できたり、プロの力を借りてクオリティの高いイベントを実施できたりします。
キックオフイベント開催のノウハウがない組織は、まずはサービスを利用しイベントを開催することをおすすめします。

1. バヅクリ

研修やチームビルディングのためのワークショップを企画・運営するサービス「バヅクリ」。
オンラインでも実施可能です。

バヅクリにはその他の参加者とコミュニケーションを取りながら進めていくプログラムが多く、楽しみながら学びを深められるうえに、相互理解を深めることもできます。
また、オンライン焚き火、筋トレなどユニークなコンテンツを豊富に用意。

司会者や講師はその道のプロが務めるので、盛り上がるイベントが実施できます。
その上、社内負担を90%削減可能で、参加者満足度は97%を誇ります。

キックオフ後の懇親会にぴったりな低価格のプランもあり!

2. 株式会社ニューズベース

株式会社ニューズベースは、キックオフイベントをはじめ、周年イベント、企業パーティ、表彰式など様々な形式の社内イベントの支援実績があります。
キックオフイベントでは、目的を達成するためのコンテンツの企画から、設計、制作、運営までトータルサポートが可能です。

また、イベントの工程管理、品質管理、予算管理、安全管理もリードしてくれるので、キックオフイベントの開催が初めての方でも安心しておまかせできます。

3. JTB コミュニケーションデザイン

JTB コミュニケーションデザインは、マーケティング・営業支援や地域活性支援など様々な事業を行う企業で、人と組織の活性支援、会議運営なども行っています。

キックオフイベントでは、経営層のメッセージが社員により届くようにイベントを設計。
目的や届けたいメッセージに合わせて、企画内容や演出を考えてくれます。

https://www.jtbcom.co.jp/service/event/inner/?id=anchor-02

4. GLOBAL PRODUCE

イベントの企画や制作を行うGLOBAL PRODUCE。
リアルイベントだけでなく、オンラインイベントのプロデュースも行っています。
様々な演出方法を駆使してメンバーに進化し続ける組織であるというイメージ付けをし、帰属意識の向上や、コミュニケーションの活性を目指します。

https://www.global-produce.jp/

5. 株式会社キックオフ

株式会社キックオフは、イベントの企画や運営を行う会社で、式典やイベントの企画運営の他に、イベントの音響スタッフや、撮影スタッフ、MCの派遣などの事業も手がけています。

http://www.kickoff-ltd.com/

まとめ

これからスタートする期やプロジェクトをスムーズに進行させ、より成果をあげられるようにするために、キックオフイベントは大きな役割を持ちます。
キックオフイベントにはゲームなどを取り入れ、参加者の親睦が深められるようなイベントを設計しましょう。

また、キックオフイベント開催のノウハウがない組織は、まずは外部サービスを利用してイベントを開催することをおすすめします。