メンバーの士気を高めたり、親睦を深めたりと、業務やプロジェクトの成果を向上させるために効果を期待できるキックオフイベント。
どのように開催すれば効果的なキックオフイベントになるのか、企画内容や会社での事例、注意ポイントをご紹介していきます。
目次
キックオフイベントとは
キックオフイベントとは、期のはじめやプロジェクトを新しくスタートさせる時などに行うイベントのことで、メンバーの想いを1つにし、これから始まる業務やプロジェクトに向けて士気を高めることを目指します。
キックオフイベントの目的
キックオフイベントの目的を期のはじめに行うものと、プロジェクトのはじめに行うものに分けて、詳しく説明します。
期のはじめ
その期の業務内容やその目的、ゴールを明確にし、それをメンバーに共有します。
また、前の期の振り返りを行うこともあります。
これらを行うことで、メンバーの業務に対する士気を高めるのが目的です。
プロジェクトのはじめ
まずは、メンバーに一緒に仕事をする人にはどんな人がいるのかを知ってもらい、親睦を深めます。
それに加え、これから取り組むプロジェクトのゴールや業務内容を共有します。
オンラインと対面の違い
キックオフイベントはオンラインでも開催ができます。
新型コロナウイルスの流行や働き方改革の影響などにより、オンラインでキックオフイベントを開催する組織も増えてきました。
それでは、それぞれのメリットや特徴をみていきましょう。
どちらがあなたの組織にとってふさわしい開催方法か考えてみてください。
対面
対面で行うキックオフイベントは、コミュニケーションが取りやすく関係性が構築しやすいというメリットがあります。
しかし、会場を用意したり、参加者は会場まで移動しなければならなかったり、金銭的なコストや時間のコストがかかる方法でもあります。
オンライン
オンラインで実施する場合、参加者は場所にとらわれずどこからも参加ができ、スケジュールが調整しやすいというメリットがあります。
参加者が多い場合、多くの参加者が入れるだけの会場を用意しなくていいのでコストが削減できる場合が多いです。
また、1つの場所に集まったり、移動をしたりしなくていいので、感染症の流行下では感染対策にもなります。
ただ、オンラインでスムーズにコミュニケーションを取るにはコツが必要で、メンバー同士の親睦を深められるだけのコミュニケーションを取れるかどうかは、ファシリテーターのスキルがポイントになります。
オンラインで開催する場合は、カメラやマイクなどの機材も必要になってきます。
- ファシリテーターや司会者に適切な人材がいない
- 機材がない。または使い方がわからない
などと、オンラインイベントのノウハウがない場合は、イベントを企画・運営してくれる社外のサービスを活用することをおすすめします。
オンラインでのキックオフイベントについて詳しくはこちら
キックオフイベントをより盛り上げるためにおすすめの企画
キックオフイベントを実施する際、メンバー同士の親睦を深めることが1番の目的となることも多いでしょう。
いい関係性が構築できているかどうかは、業務やプロジェクトの進行に大きな影響を与えます。
メンバー同士のいい関係性を構築するために、キックオフイベントでゲームなどを取り入れてみてはいかがでしょうか?
ゲームやワークなどを共に楽しむことで一体感を醸成でき、また、素の状態を引き出せるのでどのような人なのかも理解できるようになります。
キックオフイベントを盛り上げるためのおすすめのコンテンツをご紹介します。
盛り上がるキックオフイベントを実施し、メンバー同士の関係性を構築しましょう。
オフライン
まずはオフラインでキックオフイベントを実施する際のおすすめ企画です。
1. マシュマロチャレンジ
紙、ハサミ、テープ、乾麺のパスタなどを用いて、頂点にマシュマロが乗った自立するタワーを作るゲームです。
どのような設計にするかや、タワーを作る際に誰がどの役割を担うかなど相談し、力を合わせる必要がありゲームを通して親睦を深めることができます。
2. たたいてかぶってジャンケンぽん
ジャンケンをし勝った方が相手の頭を叩き、負けた方はヘルメットなどで頭を守ります。
よく行われる定番のゲームですが、盛り上がるゲームです。
ルールが簡単なので実施しやすいというメリットもあります。
オンライン
続いて、オンラインで実施できるイベントをご紹介します。
1〜4の内容は、研修やチームビルディングのためのワークショップを企画・運営するサービス「バヅクリ」を活用して実施できます。
バヅクリを利用することで、プロの司会者や講師の進行でイベントが実施できるだけでなく、社内負担を90%削減しイベントを実施することが可能です。
1. オンライン焚き火
画面に焚き火の映像を映しながら、これから頑張りたいことや、将来のビジョンなどを参加者同士でシェアします。
焚き火にはリラックス効果があり、参加者の素の状態や本音を引き出すことができます。
本当の自分をさらけ出すことで、メンバー同士の相互理解は深いものとなり、心理的安全性の高いチームが構築されます。
2. おえかき
絵を描くという非日常な体験を共有することで、参加者の一体感を醸成します。
また、ただ描くだけでなく描いたものをシェアしあうことで、コミュニケーションの機会も作り出します。
描く内容を「るんるんという感情」や「地元のおすすめの場所」などと、自身のバックボーンや、価値観に関することにすることで、相互理解を深めることも可能です。
3. 謎解き・クイズ
クイズを解くことを通して、参加者の親睦を深めていきます。
個人で考えるクイズだけでなく、チームになりクイズに取り組むことでコミュニケーションの機会を作り出します。
バヅクリのクイズプログラムでは、プロの司会者が進行を務めるので、まるでTV番組に出演しているかのような気分を味わえ、盛り上がること間違いなしです。
4. ビンゴ
通常のビンゴゲームとは違い1〜75の数字の書かれたカードは使用せず、好きなスポーツ、好きな食べ物、無人島に持っていくなら等、テーマに沿っていくつかキーワードが提示されるので、その中からチームメンバーで9つ選び、9つのマス目を埋めビンゴカードを作ります。このカード作りの時間が、コミュニケーションの機会になり、参加者同士の相互理解を深めます。
またビンゴならではのワクワク感を共有でき、楽しみながらチームワークを醸成できる社内イベントにおすすめのプログラムです。
オンラインビンゴ大会を実施する際は、景品を用意しておくとさらに盛り上がるでしょう。
実際のキックオフイベントの例
実際、企業でよく開催されているキックオフイベントの例をご紹介します。
1. 社員向け表彰式
期のはじめに前の期に好成績をおさめたメンバーや、頑張ったメンバーを表彰することで、これから始まる期に対するモチベーションの向上が期待できます。
「次の表彰式で表彰される」という目標を掲げるメンバーも出てくるかもしれません。
2. 経営方針説明
経営の方針を説明することで、これから行う業務の意味や目的が明確になり、仕事に対するモチベーションが向上します。
3. ゲーム、余興
ゲームや余興を行うことで、メンバーの親睦が深まります。
カジュアルな雰囲気を作ることで、参加者の素の状態や本音を引き出せるのが魅力です。
キックオフイベントのポイント
それでは、キックオフイベントを行う際のポイントをご紹介します。
しっかりポイントを押さえ、効果的なキックオフイベントを開催しましょう。
1. 目的意識を植え付ける
まず、キックオフイベントを行う目的を明確にします。
- メンバーのモチベーションを向上させる
- メンバー同士の親睦を深める
など、キックオフイベントを行う目的は様々ありますが、目的が明確になることでイベント内で実施するコンテンツを選択しやすくなります。
そして、キックオフイベントの開催目的をメンバーに周知し、実施する意義のあるイベントであるというイメージ付けをしましょう。
2. 役割分担をする
キックオフイベントを1人で運営するのは難しいでしょう。
チームで運営する必要があります。
スムーズにイベントを実行するためには、運営メンバーの中でしっかり役割分担を行ってください。
3. 特別感を演出する
参加者に「これから新しい仕事が始まるんだ」「心新たに頑張ろう」と思ってもらうために特別感を演出しましょう。
ケータリングを用意したり、いつもの会議室ではなく場所を借りたりすることも方法として考えられます。
4. メンバー同士の親睦を深める企画を行う
これから共に仕事をするメンバー同士、よい関係性を構築できるかが業務やプロジェクトをスムーズに進められるかに大きく影響してきます。
相互理解を深められるゲームなど、よりよい関係性を構築できるコンテンツを用意しましょう。
5. タイムスケジュールを事前に決めておく
時間が押してしまったということがないように、あらかじめタイムスケジュールを決めておきましょう。
また、ダラダラと続くイベントは参加者満足度を低下させてしまうので注意が必要です。
6. フィードバックをもらう
参加者にフィードバックをもらうことで、次回に向けて改善点を洗い出せます。
せっかくキックオフイベントを開催するのであれば、次回に繋がるイベントにしたいものです。
キックオフイベントや企画のサポート会社
キックオフイベントを行う際、企画や運営のサポートを依頼できる企業は以下です。
社外サービスを利用することで、社内負担を削減できたり、プロの力を借りてクオリティの高いイベントを実施できたりします。
キックオフイベント開催のノウハウがない組織は、まずはサービスを利用しイベントを開催することをおすすめします。
1. バヅクリ
研修やチームビルディングのためのワークショップを企画・運営するサービス「バヅクリ」。
オンラインでも実施可能です。
バヅクリにはその他の参加者とコミュニケーションを取りながら進めていくプログラムが多く、楽しみながら学びを深められるうえに、相互理解を深めることもできます。
また、オンライン焚き火、筋トレ、演劇などとユニークなコンテンツを豊富に用意。
司会者や講師はその道のプロが務めるので、盛り上がるイベントが実施できます。
その上、社内負担を90%削減可能で、参加者満足度は97%を誇ります。
キックオフ後の懇親会にぴったりな低価格のプランもあり!
2. 株式会社ニューズベース
株式会社ニューズベースは、キックオフイベントをはじめ、周年イベント、企業パーティ、表彰式など様々な形式の社内イベントの支援実績があります。
キックオフイベントでは、目的を達成するためのコンテンツの企画から、設計、制作、運営までトータルサポートが可能です。
また、イベントの工程管理、品質管理、予算管理、安全管理もリードしてくれるので、キックオフイベントの開催が初めての方でも安心しておまかせできます。
3. JTB コミュニケーションデザイン
JTB コミュニケーションデザインは、マーケティング・営業支援や地域活性支援など様々な事業を行う企業で、人と組織の活性支援、会議運営なども行っています。
キックオフイベントでは、経営層のメッセージが社員により届くようにイベントを設計。
目的や届けたいメッセージに合わせて、企画内容や演出を考えてくれます。
https://www.jtbcom.co.jp/service/event/inner/?id=anchor-02
4. GLOBAL PRODUCE
イベントの企画や制作を行うGLOBAL PRODUCE。
リアルイベントだけでなく、オンラインイベントのプロデュースも行っています。
様々な演出方法を駆使してメンバーに進化し続ける組織であるというイメージ付けをし、帰属意識の向上や、コミュニケーションの活性を目指します。
https://www.global-produce.jp/
5. 株式会社キックオフ
株式会社キックオフは、イベントの企画や運営を行う会社で、式典やイベントの企画運営の他に、イベントの音響スタッフや、撮影スタッフ、MCの派遣などの事業も手がけています。
まとめ
これからスタートする期やプロジェクトをスムーズに進行させ、より成果をあげられるようにするために、キックオフイベントは大きな役割を持ちます。
キックオフイベントにはゲームなどを取り入れ、参加者の親睦が深められるようなイベントを設計しましょう。
また、キックオフイベント開催のノウハウがない組織は、まずは外部サービスを利用してイベントを開催することをおすすめします。