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コロナ禍でリモートワークの普及により、エンゲージメントが課題に
新型コロナウイルスの影響により、大きくリモートワークが普及しました。
リモートワークのメリットを感じる一方で、コミュニケーションが不足し社員のエンゲージメントが下がったと感じる企業があるのも事実です。
突発的なコミュニケーションが減り、メンバーの一体感やチームへの愛着が減るだけでなく、何気ない会話からアイディアが生まれるという機会も減ってきています。
飲み会は実施すべきか?各社の飲み会事情はどうなってる?
株式会社ツナググループ・ホールディングスが運営を行う調査研究機関「ツナグ働き方研究所」が、2020年11月2~6日、正社員として働く全国の20~64歳の男女3,000人を対象に行ったアンケート『職場の飲み会世代間意識調査』では、69.7%もの人が、コロナ禍で全く会社の飲み会には行っていないと回答しました。
しかし、その割合は年代で異なり、20代では58.5%、50代以上では79.6%と20%以上の開きがありました。
飲み会はオンライン派か、リアル派かという問いには、20代で65.8%、50代以上で47.8%もの人がリアルでの飲み会の方がいいと回答。50代以上よりも20代の方が、会社の飲み会に参加しており、オフラインでの飲み会を希望している結果となりました。
また、職場の飲み会をオンラインで行ったことがあるのは、20代は28.8%、50代以上では8.0%と大きな差がでました。
下手すると、飲み会はエンゲージメントを下げることにも繋がる
アンケートから見ると、年代問わずオフラインでの飲み会を希望する人の方が多い結果となりましたが、飲み会を開催することが必ずしも、一体感や愛着が生み、社員のエンゲージメントが上がるとは言えません。
ポイントを押さえることで、会社に対する愛着や、仕事に対するモチベーションアップに繋がる飲み会は作れますが、その逆もあると言えます。
それではここから、エンゲージメントを下げることになりかねない飲み会のNG例をご紹介します。
飲み会のNG例
まずは、オンライン、オフライン問わずエンゲージメントを下げることに繋がる飲み会のNG例をご紹介します。
堅苦しい雰囲気
若手の社員が恐縮してしまうような堅苦しい雰囲気の飲み会は、エンゲージメントを下げる原因となるでしょう。
エンゲージメントを高めるために行う飲み会では、メンバー同士の関係づくりや、相互理解を深めることを目的とします。
そのため、誰もが発言をしやすい雰囲気を作ることが重要です。
目上の人に対する礼儀や失礼のない立ち振る舞いはもちろん大切ですが、堅苦しい雰囲気になりすぎないようにしてください。
また、一部の社員で固まってしまい、限られた人としか交流が行えない場合もあるので配慮が必要です。
目的を考え席順や、参加人数など設定する必要がある場合もあります。
愚痴ばかりの飲み会
なんでも話しやすいカジュアルな雰囲気の飲み会を行うことは、飲み会を通しチームビルディングを行う上で大事なポイントですが、会社や仕事の愚痴ばかりになってしまうのは考えものです。
愚痴のようなネガディブな内容ばかりでなく、メンバー同士の相互理解や関係性づくりに繋がる楽しい時間になるように心がけましょう。
簡単なゲームなどを取り入れてもいいでしょう。
参加が義務化されている
参加が義務化されている飲み会は、参加者の主体性が損なわれ盛り上がりに欠けたり、エンゲージメントを下げる場合があります。
エンゲージメントのアップや、チームビルディングを目的とする飲み会の場合、できるだけ全員に参加してほしいのが主催者側の気持ちですが、強制をするのではなく参加したくなるような仕掛けや、参加しやすそうな雰囲気づくりを行ってください。
オンライン飲み会のNG例
移動費もかからず、食事代もお店で飲み会をするよりもリーズナブルに済む、メリットも多いオンライン飲み会ですが、注意点をチェックしておかないとせっかく開いたオンライン飲み会が、エンゲージメントを下げる原因にもなりかねません。
続いては、オンライン飲み会の際にありがちなNG例をご紹介します。
ダラダラと長い時間続く
お店で行う飲み会の場合は、席の利用可能時間やお店の営業時間があり、リミットが決まっていることが多いですが、それぞれの家からの参加の場合、終わりの時間を決めておかないと終了のきっかけがつかめず、ダラダラと飲み会が続いてしまう場合があります。
また、家から参加しているオンライン飲み会の場合は、途中退室がしにくいと感じる人も多いので、あらかじめ終了時刻を決めておきましょう。
途中参加、途中退室もしやすい雰囲気を作るように心がけましょう。
途中退室をする人を、しつこく引き止めるようなことはやめてください。
家の中やプライベートを詮索する
画面に映る家の中を執拗に見たり、プライベートを詮索することはやめましょう。
面白いかなと思い盛り上げようとやっていることでも、本人からすると不快に思う場合もあります。
家の中を見られたくない場合は、バーチャル背景を設定するようにしましょう。
同居している人にも配慮を
同居している人がいる場合は、その人への配慮も忘れないようにしましょう。
あまりにも長時間にわたる飲み会や、大きな音や声を出して騒ぐのもNGです。
また、妻や子供など同居している人を画面に映すように強要するのもやめてください。
バヅクリを導入して盛り上がりのあるオンライン飲み会に!
チームビルディングのためのプログラムが80種類も用意されている、バヅクリをオンライン飲み会のコンテンツとして取り入れてみませんか?
バヅクリを利用することで、オンラインでも参加者同士のコミュニケーション機会を醸成し、繋がりを感じることができます。
オンライン焚き火や、おとなの図工など、非日常を感じられ、オンライン飲み会が盛り上がるプログラムばかりです。
せっかく飲み会を行うなら、みんながモチベーション向上するために何ができるのか?
それでは、飲み会を通しチームビルディングになるような会にするためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか?
メンバーの相互理解を深めたり、チームへの愛着を深めたり、エンゲージメントを高められる意義のある飲み会にするためのポイントをご紹介します。
参加や入途中退室は自由
参加や、途中入退室は自由にしましょう。
自分の意思で参加しているという認識を参加者に持ってもらうことで、主体性や当事者意識が生まれ、結果エンゲージメントをあげることになります。
目的をはっきりさせる
目的がわからない場に人はなかなか参加しにくいものです。
何も言わずに人を集めて飲み会を開催するのではなく、どうしてそのような飲み会を行うのか目的を伝えると参加してくれる人が増えたり、参加者も参加しやすくなったりします。
チームビルディングのためと伝えてもいいですし、「○○さんの歓迎会」などともう少し砕いた目的としてもいいでしょう。
なんでも話しやすい雰囲気づくり
誰もが発言をしやすい雰囲気づくりをしましょう。
オンラインでの飲み会の場合、オフラインの飲み会よりも発言のタイミングが掴みにくいものです。
1部の人ばかり発言するのではなく、なるべく多くの人が発言する機会があるように話を振るなど配慮も必要になります。
業務時間内に行う
参加人数を確保したい場合、業務時間内に行うのも1つの方法です。
参加費や食事代を会社側が負担する場合もあります。
海外の企業ではこのようなスタイルが多く、就業時間後に残りたい人はそのまま飲み会を続けてもいいですし、帰りたい人は帰宅しても構いません。
チームビルディングを目的としたできるだけ多くの人に参加してほしい飲み会は、業務時間に行うなどし、社員のプライベートな時間をなるべく使わないように行いましょう。
チームビルディングは飲みニケーション以外でも可能
チームビルディングの方法は飲みニケーションだけではありません。
飲み会の開催でなくとも、チームビルディングを行うことは可能です。
飲み会は、
・相互理解を深める
・メンバーの関係性を作る
ことを目的とした手段の1つであることを忘れないようにしてください。
飲み会以外で参考になるチームビルディング事例
それでは飲み会以外の、チームビルディングに役立つ方法やサービスをご紹介します。
チームビルディングを行う際の参考にしてみてください。
ゲームを利用したチームビルディング
ゲームを通し、チームビルディングを行う方法があります。
数分という短時間からできたり、用意する物が少なくできたりするものもあり、手軽に始められるのがメリットです。
会議の前などに取り入れてもいいでしょう。
オフラインで行うものから、オンラインでも行えるものもあります。
ゲームを利用したチームビルディングについてはこちらから
チームビルディングで取り入れたいゲーム20選 実施方法やポイントについて解説
バヅクリ
バヅクリは、バヅクリ株式会社が運営する研修・チームビルディングサービスです。
オンラインでの実施も可能で、プレゼンやおえかき、マインドフルネスなど、企業研修やワークショップのプロが教えるプログラムが200種類以上用意されています。
アソビと学びをブレンドしたプログラムになっていて、相互理解を深めることができます。
カジュアルな雰囲気の中、楽しみながら交流ができる他にはないプログラムばかりです。
1人で体験するプログラムばかりではなく、数人での参加型プログラムが中心であることも特徴です。
・料金:250,000円〜
https://buzzkuri.com/
NEW!運動会
株式会社IKUSAが提供するサービスで、バブルサッカーやチャンバラ、ドッチビーなど新しいスポーツを通して、チームビルディングを行うことができます。
数多くの体験したことのないレクレーションが用意されているので、新鮮な気持ちで体験ができます。
アクティビティを通してメンバーの知らなかった一面に触れることができるでしょう。
・料金:45万円~
https://ikusa.jp/service/new-undokai/
まとめ
飲み会を通しチームビルディングを行う場合は、
・自由度を高く、主体性を持って参加してもらう
・時間を決めてダラダラ行わない
などの点に注意し、エンゲージメントのあがる意義のある飲み会を開いてください。
また、チームビルディングを行う方法は、飲み会だけではありません。
新型コロナウイルスが流行し、気軽に集うことができなくなった現在、飲みニケーション以外の、コミュニケーションを取る手段が必要とされています。