多くの企業が取り入れ始めているオンライン研修。
オンライン研修を行うためには、ツールの導入が必須になります。
そこで、今回はオンライン研修のためのおすすめツールや、金額、ツールの選定方法などをご紹介します。

今、注目を集めるオンライン研修

オンライン研修を受ける社員

昨今、注目を集め、様々な企業で取り入れ始められているオンライン研修ですが、オンライン研修とはどのようなものを指し、どのようなメリットがあるのかをご存知ですか?

オンライン研修とは

オンライン研修とは、離れた場所にいる講師と受講者をオンラインで繋いで行う研修のことを指します。
画面を通してのコミュニケーションとなります。
オンライン研修を行うには、通信のためのツールや電子機材が必要となります。

メリット・デメリット

まずは、オンライン研修のメリットとデメリットをそれぞれみていきましょう。
メリットとデメリットを知ることで、オンライン研修を取り入れるべき社内状況や、より効果的なオンライン研修の実施方法などがわかるようになるでしょう。

 メリット

・スケジュール調整がしやすい
・どの地域に住んでいても希望の研修を受講できる
・様々な企業から提供されている多くの既存教材を利用できる
 →研修コンテンツ作成負担の軽減
・テストの収集 / 採点 / 分析が自動でできる
・学習の機会を増やすことができる
・感染症対策が行える
・研修内容に関する質問をリアルタイムでしやすい
・会場や交通手段、宿泊施設など予約する必要がない
 →コスト / 工数の削減

デメリット

・直接の会話や参加者同士の雑談がしにくい
・実習形式の研修には相性が悪い
・運営側がWEB 会議ツールの使い方を習得する負担あり
・従業員が研修を本当に受講しているのか分かりにくい
・実践型の研修には不向き

オンライン研修実施ならバヅクリがおすすめ!

出典:バヅクリ

オンライン研修を実施するなら、バヅクリの利用がおすすめです。
700社以上に導入され、参加者満足度97%以上を誇るバヅクリの研修は、プログラムを通してコミュニケーションの活性化と、個人のスキルの向上を叶えることができます。

その他の参加者とコミュニケーションを取りながら研修を受講することで、学びが共有され、学習効果が持続されます。

バヅクリのコンテンツはオンラインでも対面でも実施可能です。
企画から運営まで同社にお任せできるので、人事負担を85%削減することも可能です。

オンライン研修のポイント

続いて、オンライン研修を実施する際のポイントをご紹介します。
ポイントをしっかり押さえ、効果的なオンライン研修を実施しましょう。

オンライン研修では実践を想定した演出を

オンライン研修は、「ただ動画を視聴している」というような時間になりがちです。
また、オフラインで行う研修よりも、情報が伝わりにくいのも確かです。

実際、業務を行う際に「勉強したつもりだったけどぼーっと視聴していた。実際どうするんだっけ?」とならないために、実践を想定し、使える知識・情報を身につけられるコンテンツを作るようにしましょう。

研修にメリハリをつける

  • 休憩時間を設ける
  • 座学だけでなく体験系のワークを取り入れる

など、研修にメリハリをつけるようにしましょう。
また、ダラダラと長時間にわたる研修でなく短時間で集中して参加できる研修になるようにプログラムを組みましょう。

先ほども言ったように、オンライン研修はただ動画を家で視聴しているだけの時間になってしまいがちです。
グループワークや、その他の参加者とコミュニケーション機会を設けることで、研修に参加しているという意識を持ってもらうことができます。
グループワークやロールプレイングなどを少人数で行う際は、グループ分け機能を利用してください。

オンライン研修は顔出しで行うのが基本

オンライン研修は、ビデオをONにして行うのが基本です。
その他の参加者とオンライン上だとしても顔を合わせることで、一体感を感じることができたり、動画を見ているのではなく研修に参加しているのだと言う意識を持ってもらえたりします。

受講者のサポート体制を整える

研修実施前にツールの使い方を説明するなどスムーズに研修が進むようサポートを行いましょう。
その他、研修当日にトラブルがあった場合を想定し、参加者が連絡できる担当者を決め、受講者が安心して研修に参加できる環境を整えてください。

無理のない研修スケジュールを組む

無理のない研修スケジュールを組みましょう。
研修内容を詰め込みすぎないようにすることが大切です。
そのためには研修を通して参加者に伝えたいことや、研修を行う目的を明確にすることが大切です。

振り返りを提出してもらう

参加者がどこまで研修内容を理解したのかや、進捗状況を把握するために、振り返りのレポートや感想を提出してもらいましょう。
テストを実施するのも効果的です。

オンライン研修にはツールの導入が必須

オンライン研修に必要なツール

オンライン研修を行うには、ツールの導入が必須になります。
どのようなツールを使うかによって、実施できることや、参加できる人数などが変わってきます。
研修で行いたいコンテンツや、使いたい機能、参加人数、料金などを考慮しツールを選定しましょう。
また、セキュリティ面にも気をつける必要があります。

おすすめのオンライン研修ツール・サービス

サービスを利用しオンライン研修

それでは、オンライン研修を実施する際に、おすすめのツールやサービスをご紹介します。

WEB 会議システム

WEB会議システムは、その名前の通りWEB上で会議を行うためのシステムです。
1対1で使えるものや、1対複数名で使えるもの、少人数のグループを複数作れるものなど様々なツールがあります。

1. zoom

Zoomは多くの地域で多くの人に利用されているツールです。
URLを共有するだけで、事前準備なしで誰でも参加できるのがメリットの1つです。
また、数名のグループを複数作ることができます。

機能・チャットツール
・投票ツール
・バーチャル背景
・レコーディング
・自動文字起こし
・画面共有
・ブレイクアウトセッションなど
参加可能人数【無料アカウント】〜100人
【プロ】〜200人
【ビジネス】〜300人
【企業】〜500人
利用可能時間【無料アカウント】○1対1の場合無制限 ○その他 40分 / 1回
【プロ】無制限
【ビジネス】無制限
【企業】無制限
料金【無料アカウント】無料
【プロ】20,100円 / 月
【ビジネス】26,900 円 / 月
【企業】32,300円 / 月

https://us04web.zoom.us/

2. Google Meet

Google社が提供する通信ツールです。
不正防止機能がデフォルトで有効になっているため、安全に会議や研修を実施できます。

機能・チャットツール
・投票ツール
・バーチャル背景
・レコーディング
・自動文字起こし
・画面共有
・バーチャル背景
・ブレイクアウトセッションなど
参加可能人数【無料アカウント】〜100人
【個人アカウント】〜100人
【Business Starter】〜100人
【Business Standard】〜150人
【Business Plus】〜250人
【Enterprise】〜500人
利用可能時間制限なし
料金【無料アカウント】0円
【個人アカウント】1,130円 / 月
【Business Starter】680円 / 月
【Business Standard】1,360円 / 月
【Business Plus】2,040円 / 月
【Enterprise】問い合わせ

https://apps.google.com/meet/

3. Microsoft Teams

様々なビジネスツールを展開するMicrosoft社から提供されているWeb会議システムです。
ビジネスプランでも比較的料金がリーズナブルなのが特徴です。
プランによって利用できる機能が変わってくるので、しっかり確認してから申し込みをしましょう。

機能・チャットツール
・バーチャル背景
・レコーディング
・画面共有など
※プランにより利用可能機能に変化あり
参加可能人数【無料アカウント】〜100人
【Personal】〜300人
【Essentials】〜300人
【Business Basic】〜300人
【Business Standard】〜300人
利用可能時間【無料アカウント】1時間
【Personal】30時間
【Essentials】30時間
【Business Basic】30時間
【Business Standard】30時間
料金【無料アカウント】0円
【Personal】1,284円 / 月
【Essentials】430円 / 月
【Business Basic】540円 / 月
【Business Standard】1,360円 / 月

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software

4. CiscoWebex

Web会議やビデオ会議アプリケーションを開発・販売するアメリカの企業から提供されているツールです。
音声の高度なノイズ除去ができる点が、他のツールと大きく異なる点と言えるでしょう。

機能・チャットツール
・画面共有
・高度なノイズ除去
・ジェスチャー認識機能
・文字起こし
・レコーディングなど
※プランにより利用可能機能に変化あり
参加可能人数【無料アカウント】〜100人
【Starter】〜150人
【ビジネス】〜200人
【Enterprise 】カスタマイズ可能
利用可能時間【無料アカウント】50分
【Starter】24時間
【ビジネス】24時間
【Enterprise 】カスタマイズ可能
料金【無料アカウント】0円
【Starter】1,490円 / 月
【ビジネス】2,980円 / 月
【Enterprise 】要問い合わせ

https://www.webex.com/ja/video-conferencing.html

5. jinjer ミーティング

1ID、1,500円というリーズナブルな価格設定で、1プランのみの形態となっています。
プランにより利用可能機能や、時間の制限がないのが特徴です。
また、通話時間の制限もありません。

機能・チャットツール
・画面共有
・高度なノイズ除去
・ジェスチャー認識機能
・文字起こし
・レコーディングなど
※プランにより利用可能機能に変化あり
参加可能人数〜1,000人
利用可能時間無制限
料金1,500円 / 1ID

https://www.calling.fun/

研修サービス

続いては、研修サービスをご紹介します。
研修サービスを利用することで、企画や運営などを外部企業に任せることができるので社内負担を削減できます。
また、プロの講師を招き研修を実施できるのでクオリティの高い研修を実施できるというメリットもあります。

1. バヅクリ

バヅクリ
出典:バヅクリ

バヅクリは、コミュニケーションの活性と、個人のスキルの向上が叶う研修サービスです。
バヅクリのプログラムはオンラインでも対面でも実施可能。

オンラインでも実施できる研修プログラムの他に、80種類ものチームビルディングプログラムと、リアルイベントプログラムも用意されています。

企画から運営まで一貫してお任せ可能で、社内負担を大幅に削減することも可能です。
700社以上に導入され、参加者満足度は97%以上を誇ります。

料金398,000円〜
種類研修 / オンライン研修

2. Schoo for Business

出典:Schoo for Business

動画を視聴することで学習を進めるサービスのSchoo for Business。
Webサービス業界関連の知識を中心に、実用ノウハウから、社会人が押さえておきたいビジネススキルまで6500本もある動画から学ぶことができます。

料金1,500円 / 人
種類e-ラーニング

https://schoo.jp/biz/

3. AirCourse

出典:AirCourse

月額200円で、e-ラーニング動画による研修が受け放題のAirCourse。
動画をアップロードすることにより、自社オリジナルのコンテンツを配信することも可能です。
また、受講者の進捗状況を管理する機能や、テスト機能も。

料金200円 / 人
種類e-ラーニング

https://aircourse.com/

4. Seculio

出典:Seculio

情報セキュリティに関する学習を進められるe-ラーニングサービスです。
情報セキュリティコンサルタントが監修したテスト付き教材が40種類以上も用意されています。
実施から完了まで自動化可能なので、人事負担を削減できます。
また1人月額100円というリーズナブルな価格設定も魅力的です。

料金100円 / 人
種類e-ラーニング

https://www.lrm.jp/seculio/

5. KnowledgeDeliver

出典:KnowledgeDeliver

オリジナルの教材作り、学習、運用管理までができるサービスです。
KnowledgeDeliverを利用することで、アニメーションや動画を多用したわかりやすいオリジナル教材を作成することが可能になります。
PowerPointやPDFの資料をそのまま教材として利用することも可能です。

料金問い合わせ
種類e-ラーニング

https://www.digital-knowledge.co.jp/product/kd/

6. LearnO

出典:LearnO

動画やスライドショーなどを利用して学習を進めるLearnO。
1ヶ月〜利用可能で、年間35万人以上が利用しています。
導入前の相談から導入後のフォローまで、手厚いサポートを受けられるのも魅力です。

料金4,900円 / 人〜
種類e-ラーニング

https://learno.jp/

オンライン研修の他社事例

オンライン研修を実施する企業

オンライン研修を実施している企業の事例をご紹介します。
自社でオンライン研修を行う際の参考にしてみてください。

三越伊勢丹グループ労働組合

百貨店業を中心にクレジット・金融・友の会業、不動産業などを展開する三越伊勢丹グループの労働組合は、「教育サポート」として様々なイベントを実施しています。

新型コロナウイルスの流行をきっかけに、オンライン研修の企画・運営を任せられるサービス・バヅクリを利用しオンライン研修を実施しました。
「楽しむ」と「学ぶ」のバランスが取れた研修を実施でき、参加者同士のコミュニケーション機会を作り出すことにも成功。
学ぶだけでなく、話したことがない他部署のメンバーとの親睦を深めることもできたそうです。

参考:楽しみつつ仕事やプライベートの活力につながる教育プログラム

バヅクリ

UT グループ

「日本全土に仕事をつくる」をビジョンに掲げ、技術者派遣・アウトソーシング事業などを展開するUT グループ株式会社。
各地に事業所があるため、地域により研修レベルに格差ができたことから、オンライン研修を導入。
階層別研修と、専門研修を実施しました。

受講者のPC操作スキルにはばらつきがあるため、1回目の研修の前にフォローを手厚く行なっています。
研修のために拠点に移動する際の旅費が一切かからず、コストが大幅に削減できたそうです。

参考:10,300名の社員向け研修をV-CUBE セミナーでオンラインへ移行し、大幅にコストを削減。 さらに、V-CUBE ミーティングでオンライン採用面接にも着手。

V-CUBE

パナソニック株式会社

パナソニック株式会社は、新入社員研修をオンラインで実施しています。
操作がしやすく、プログラム変更も簡単にできるツールを導入し、研修を重ねるごとに内容をアップデートしていきました。
オンラインの方がリアルよりも、新入社員と社員講師とのコミュニケーションが盛んであったそうです。

参考:人に寄り添う信念で1カ月のスピード導入、期待値を超えるアクティビティ パナソニック株式会社様

UMU

株式会社宮崎銀行

国内本支店は73拠点、出張所は23拠点ある宮崎銀行。
研修の際は移動費が多くかかり、またスケジュールの調整も困難でした。
オンライン研修を導入することで課題が解決され、同社では研修や会議などをできるだけオンライン化する動きが出ています。

参考:新商品の社内研修をオンライン化し、3ヵ月で延べ400名以上が参加。 移動時間やコストを大幅に削減

V-CUBE

WEB 会議システムの操作方法例

最後に、多くの企業で使われているZoomの操作方法を例にしながら、WEB会議システムの操作方法例をご紹介していきます。

会議主催者側の手順

まずは、会議や研修、セミナーの主催者側が行う手順をご紹介していきます。

1. 公式HPからアカウントを作成

オンライン研修に必要なツールの使用方法1

会議の主催者はアカウントを作る必要があります。

2. 「zoomミーティングに参加」ボタンをクリック

オンライン研修に必要なツールの使用方法2

zoomのアプリケーションをインストールします。
アプリケーションにサインインして、ミーティングを設定します。

3. スケジュールをクリックしミーティングを設定

オンライン研修に必要なツールの使用方法3

スケジュールのボタンをクリックすると、ミーティングの設定ができます。
日時や、ホストが許可した参加者だけ参加できるようにするかなどを設定していきます。

4.  会議参加者に会議用URLを送信

オンライン研修に必要なツールの使用方法4

メールやチャットなどで、会議用URLを送信してください。
招待のコピーからULRをコピーできます。

参加者側の手順

続いては、参加者側の手順です。

1. 送られてきたURLをクリック

参加者側は、主催者側が共有したURLをクリックし、入室をするだけです。
ツールによっては、参加者もアカウントを作成しなくてはいけない場合もあるので、注意してください。

まとめ

オンライン研修を実施するには、ツールの導入が必須になります。
オンライン研修のためのツールは様々な企業から、多数提供されていますが、

  • どのような研修を実施したいか
  • 参加人数
  • 研修の実施時間
  • 予算

などを考慮した上で、自社に合うものを選んでください。