参加者の学習意欲を掻き立て、積極的に参加してもらうためには、面白いと感じてもらえる研修を行なうことがとても重要です。
今回は、参加者に「面白い!」と思ってもらえるユニークな営業の研修の例や、他の企業にはない独自の研修を行なう企業をご紹介します。
積極的に参加したいと思ってもらえる研修を実施し、自社の営業スキルを向上させましょう。

営業とは「量」×「質」

量と質で向上する営業スキル

営業は「量」×「質」で成果をあげることができます。
「量」をこなすことで「質」が上がると認識してください。
詳しく説明すると、正しい営業の方法を理解し回数をこなすことで、営業スキル、受注率などが向上していくのです。

また営業は身だしなみから、ヒアリング力、プレゼン力までトータル的な力が求められるものでもあります。
営業に必要な第一段階目の知識、スキルとして、

・目配り
・気配り
・心配り

を意識するようにしましょう。

このような営業に関する知識は、実務を通してだけでなく研修を通して学ぶことで効率的に身に付けられ、成果にも結び付けられます。
数をこなすまえに、しっかりと知識を得るようにしてください。

そして、この営業研修を効果的に実施するためには「面白さ」が重要になってくるのです。

営業研修には「面白さ」を取り入れよう

面白い営業研修

営業のスキルを向上させるための営業研修。
営業研修には「面白さ」を取り入れることが大切な理由は一体、何なのでしょうか。

営業研修がつまらない企業が多い

営業研修に面白さを取り入れる理由をご説明します。
それは、営業研修やその他の企業研修を「つまらない」と感じる社員が多く、つまらないと感じてしまうと学習意欲が低下してしまうからです。

量をこなすことで質を向上させていくことが求められる営業。
しかし、社員が最初の研修の段階でつまらないと思ってしまっては、継続し量をこなすことは難しくなります。
量をこなし質を高めて行くためには、最初の段階で「営業って面白い」と社員に思ってもらうことがとても重要になるのです。

研修を面白くすることで得られるメリット

また面白い営業研修を行なうことは、営業の質が向上するまで継続ができるようになるだけでなくその他にもメリットがあります。

「楽しい」「面白い」と感じることで研修に対して受け身ではなく、積極的に研修に参加するようになります。
そのため、研修内容も頭に入りやすくなります。

その他、積極的に研修に参加することでその他の参加者との親睦や相互理解も深まります。
営業はチームワークが重要です。
社員同士の仲が深まることは、業務にいい影響をもたらします。

研修を行なう際のポイント

研修を行なう際のポイントは2つ。
1つ目は、積極的に研修に参加してもらえる研修を作ることです。
その方法として「面白さ」を取り入れることをおすすめします。
その他にも、どのようなコンテンツ内容で、どのような開催スタイル、実施期間にすれば社員に意欲的に取り組んでもらえるかを考える必要があります。

2つ目は、研修の目的を明確にすることです。
目的が明確でない研修は、参加者も研修から何を学び取ればいいか分からずただ研修を受けただけ、話を聞いていただけの時間になってしまいます。
また研修の前に、この研修で学んで欲しいことはなにかを社員に共有することで、学びがさらに深いものとなります。
そして、目的を明確にすることは、運営側も研修内容を選択しやすくなるメリットがあります。

おすすめのユニークな研修

ユニークな営業研修を受ける社員

それでは参加者に「面白い」と思ってもらえる研修を作る際の参考になる、ユニークな研修内容をご紹介していきます。
参考にして、積極的に参加してもらえる研修を企画しましょう。

ユニークな営業研修

演劇

バヅクリ株式会社が運営しているサービス「バヅクリ」では演劇を通し、社員同士の相互理解を深めたり、プレゼン力など営業に必要なスキルを身につけることができます。
バヅクリが提供している講座の中でも、演劇は特に営業におすすめのワークです。
ロールプレイングやディベートのような形式でワークを行ないます。
演劇のテーマは「新規事業」。
人気ドラマを彷彿とさせるストーリーで、それぞれが主張の違う登場人物を演じます。

社内イベントや研修に!バヅクリのユニークな講座内容はこちらから

マシュマロチャレンジ

マシュマロチャレンジは、マシュマロ、乾麺のパスタ、テープ、はさみを用い、頂上にマシュマロの乗った自立するタワーを作るワークです。
制限時間内に1番高いタワーを作ったチームの勝利です。
どのような設計のタワーにするか、誰がどの作業を担当するかなど、話し合いや協力が重要になりチームワークが試されるワークです。

野球のポジション当てゲーム

野球のポジション当てゲームは、話し合いを行ないチームで1つの答えを導き出すゲームです。
4〜6名で1チームになり、1人3〜4枚程度のカードが配られます。
カードにはメンバーのポジションや、私生活などに関する情報が記載されています。
そのカードをメンバーに見せることはできず、口頭で情報を伝えながら答えを導いていきます。
スムーズに話し合いを進めるスキルや、情報を正確に伝えるスキルが求められるゲームです。

NASAゲーム

宇宙船の故障で月面に待っている母船から200km離れた場所に不時着してしまった宇宙飛行士という設定で行なうゲームです。
水や酸素ボンベ、宇宙食など15あるアイテムの中から、生存に必要なものを選び優先順位を付けます。
話し合いをし全員が納得する答えを出す必要があります。
営業の場でも必要となるスキルが求められます。
このゲームにはNASAの模範解答も用意されています。

その他のユニークな企業研修

謎解き脱出ゲーム

謎解きをし、今いる場所から脱出を試みるゲームです。
チームで協力してクイズを解いて行く必要があります。
賑やかに楽しみながらクイズを解き盛り上がることで、親睦も深まります。
机の上に地図を広げながら脱出のルートを探します。
広い場所がなくても実施することが可能です。
謎解き脱出ゲームをチームビルディングを行なうツールとして、研修という形で運営してくれる企業も。

無人島研修

無人島に行き実施する研修では、日頃と違うロケーションの中時間を過ごすことで参加者の意外な一面を知ることができます。
また、整備されていない無人島では困難が多く、力を合わせて様々な問題を解決していくことが求められます。
適材適所で役割を振り分け、その場で柔軟に対応していく必要があり、無人島研修で学んだことは日頃の業務や、アクシデントが起こった際の対応などにも応用できるでしょう。

チャンバラ合戦

チャンバラ合戦はその名前の通り、チャンバラをしてチームビルディングを行なうワークです。
道具は当たっても痛くないものを使用します。
チーム戦なのでどのような戦略にするかや、チームで協力して戦うことが重要になります。
チャンバラ合戦に使用する道具を一式揃えるコストがかけられない場合は、チームビルディングのための研修としてチャンバラ合戦を運営する企業に外注するのも1つの方法です。

ノウハウがない場合は外注するという方法も

「面白い研修をしよう!」と思っても、ノウハウがない場合は企画や運営に時間がかかりすぎてしまったり、思うように盛り上がらなかったりするものです。

そこでおすすめなのが、外注してプロの手を借りるという方法です。
チームビルディングやスキル向上のための研修・イベント作りのプロの手を借りれば、せっかく実施したのに盛り上がりに欠けてしまったというアクシデントも防ぐことができます。
また社内コストも削減することができます。

おすすめのサービスはバヅクリ株式会社が運営するサービス、バヅクリです。

おすすめサービス「バヅクリ」

バヅクリ株式会社が運営するバヅクリでは、豊富な研修プログラムに加え、80種類以上も提供されている「遊び」をテーマとした講座を通して参加者の相互理解を深め、チームビルディングを行なうことができます。
また、講師を行なうのはどの講座もその道のプロで、プロ視点の講座は実務でも活かせる学びを得ることもできます。

オンラインでも講座の実施が可能で、500社以上が導入。
参加者満足度は97%を誇ります。

導入企業の声はこちら

ユニークな研修を行なっている企業事例

ユニークな研修を行う企業

それでは、最後に実際にユニークな研修を行なっている企業の事例をご紹介します。
どのような企業で、どのようなことを目的し、ユニークな研修が行われているのか参考にしましょう。

伊藤忠商事 / サバイバル研修

2012年から「6日間の山中タフネス研修」と題し、チームで登山に挑むサバイバル研修を導入しています。
1チーム7人体制で、10〜20kgにもなるテントや荷物を入れたリュックを背負いながら研修を行います。
困難にもチームで立ち向かう力をつけることを目的とし、精神的な成長が得られます。

株式会社イカイ / ヒッチハイク

製造請負および製造派遣などで事業を展開している株式会社イカイ。
コミュニケーション力や派遣先での順応力が必要となる同社では、コミュニケーション力の向上、不測の事態への対応力を養うことを目的とした研修としてヒッチハイクを行なっています。
スマートフォンと財布を研修担当者に預け、2人1組で50~100km程度の移動をします。

株式会社アップガレージ / 漫才研修

自動車やバイクの買取・販売事業を展開している株式会社アップガレージでは、研修として漫才研修を実施。
某有名事務所の芸人育成・教育を行なっている構成作家を講師として招き、社員同士で漫才を学びます。
ただ漫才を行なうのではなく、実務にも繋がるスキルを得ることが目的とされています。
研修の最後には下北沢の劇場で、ライブ形式でネタを発表することも。

まとめ

「営業って楽しい」と感じてもらうためにも、「面白い」と思ってもらえる営業研修を実施しましょう。
ファーストインプレッションがポジティブな感情だった場合、営業力の向上に必要な「継続する」「量をこなす」という行動が可能になります。

しかし、楽しく盛り上がり、面白いと感じてもらえる研修はノウハウがないとなかなか実現できないもの。
外注をし、プロの力を借りるというのも1つの方法です。