チームでのディスカッションやコミュニケーションの活性に役立つグラレコ。
しかし、絵が苦手という意識があったり、どのように練習すればいいのかわからなかったり、業務に取り入れることに躊躇している人も少なくないでしょう。
グラレコは絵が苦手でも大丈夫。
グラレコ初心者にぜひ知ってほしいグラレコのコツや練習方法、おすすめの講座などをご紹介していきます。

チームの活性化に役立つグラレコ

チームのコミュニケーションの活性化や、生産性の向上に役立つ「グラレコ」。
まずは、近年、注目を集めているグラレコとはどんなものなのかを簡単にご紹介していきます。

グラレコとは

グラレコとは「グラフィックレコーディング」の略で、絵や図形、色などを用い会議の内容などをわかりやすくまとめることを指します。
新しい形の議事録です。

グラレコでは正解や決まったことだけでなく、そこに至るまでのプロセスや、感情なども記録していきます。
テキストだけでは理解が難しいものも、絵や図形などを用いることにより理解しやすくなり、メンバー同士で共通認識を生み出すことができます。
グラレコは

  • ファシリテーショングラフィック
  • グラフィックファシリテーション
  • ビジュアルミーティング
  • ビジュアルシンキング

など、他にも様々な呼び方があります。

グラフィックレコーディングは1970年代、アメリカですでに元となるアイディアが生まれていたそうですが、日本で認知され始めたのは2016年ごろだと言われています。

グラレコを導入するメリットとデメリット

グラレコを取り入れる組織

グラレコを導入することで得られるメリットとデメリットをご紹介していきます。

メリット

グラレコを行うと

  • どのように話をまとめるとわかりやすいか
  • 記載すべきポイントはどこか

などを考えるので、それを通して思考力や、話の全体像を掴む力が向上します。

その他、絵や図形を使い分かりやすく内容がまとめられたものを用いて会議を行うことで、その他の会議の参加者も話の流れが掴みやすくなります。
話の流れが掴みやすくなることで発言が活発になったり、スムーズに会議が進むようになったりします。

発言やコミュニケーションが活性されると、新たな発見もありチームの創造性も向上します。
会議が解決策の発見やイノベーションにも繋がりやすくなり、有意義なものになるでしょう。

デメリット

グラレコは会議の内容を事細かに記載するものではありません。
そのため、詳細までは伝わりにくいというデメリットも。
グラレコを行う人は、要点は何か、書くべきことは何かをしっかり見極める必要があります。

また、役立つグラレコを用いた会議の議事録を作るためには、グラレコに関する知識や技術、話の流れを掴むスキルが必要になります。

グラレコのワークショップならバヅクリ

バヅクリ
出典:バヅクリ

様々な知識やスキルが必要になるグラレコですが、バヅクリなら楽しみながらグラレコの知識を身につけることができます。

バヅクリは研修やチームビルディングのためのワークショップを企画・運営するサービスで、その他の参加者とコミュニケーションを取りながら行うプログラムが多いのが特徴です。

講師はその業界のプロが務め、しっかりと学びを得ることができます。
また、ワークショップを通し参加者同士の相互理解を深められるのも魅力の1つ。

参加者満足度は97%を誇り、企画から運営までをお任せできるので社内負担を85%もカットしてワークショップを開催できます。
あなたの組織でも、グラレコのワークショップを開催してみてはいかがでしょうか?

グラレコのポイントや練習方法は?

グラレコを練習する様子

イラストや図形を用いて、会議などのまとめを作るグラレコ。
「イラストが苦手だから上手にできないかもしれない」と不安に思っている人もいるでしょう。

グラレコは絵が苦手でも大丈夫です。
イラストが上手に描けなくても分かりやすいまとめは作れます。
それでは、簡単にグラレコを行う際のポイントをいくつかご紹介します。

1. 「全体」を掴む

先ほども言ったように、グラレコは会議内容を全て漏らさず、事細かに書き記すものではありません。
話の全体像を掴み、その中から記載すべきポイントを抑える必要があります。

その他、使用する模造紙やホワイトボードなど、どの内容にどれだけのスペースを使うかもおおよそを決めておきましょう。

2. 左から右。上から下。

左から右にまとめることを「Z形」、上から下にまとめることを「N形」といいます。
話の流れや、時系列に沿って、左から右、そして上から下に内容をまとめていきましょう。
「流れ」を無視してあちこち好きなところに記載をすると、グラレコを見た時に話の流れが掴めなくなってしまいます。

グラレコをする際に、「配置」はとても重要です。
「Z形」や「N形」以外にも様々な配置のスタイルがあるので、慣れてきたらまとめる内容に合わせて様々な配置を試してみましょう。

3. 話のまとまりごとに丸や四角で囲む

丸や四角で話のまとまりごとに囲むと、わかりやすくなります。
長い会議や打ち合わせも、トピックごとに線で囲みまとまりを表すことで、話の流れや要点が掴みやすくなります。

4. 矢印を効果的に使う

矢印は

  • 原因と結果の「因果」
  • 連続した「順序」
  • モノや金の「流れ」
  • 物事や人などの「対立・入れ替え」

などの関係性を表すことができます。
何気なく使っている矢印も、実は様々な意味を持つ万能な記号なのです。

参考:伝わる図を作る4つの要素

くぼみ / note

5. タイトルは大きく目立たせる

タイトルを大きく目立たせて書くと、後でグラレコで作ったまとめを見た時に、タイトルを追いかけるだけでおおよその話の流れが掴めるようになります。
色や装飾を用いて、タイトルを目立たせてもいいでしょう。

6. 余白は大歓迎

余白があるとそこに何かを書いて空白を埋めたくなってしまう人もいるかもしれませんが、余白を上手に作ることでパッと見ただけで、全体像を把握しやすいまとめになります。
全体的に所狭しと文字や図形が書かれていると、全体像が掴みにくくなってしまうので注意が必要です。

7. 線を意識する

絵が苦手な人や、伝わりにくい絵を描く人に意識してほしいポイントは「線」です。

  • 1本の線で堂々と描く
  • 太い線で描く
  • 角を閉じる

の3点を意識して線や図形を描いてみてください。

参考:伝わる絵や図をつくる線の引き方

くぼみ / note

8. 簡単な図形に置き換える

絵を描くのが苦手な人は、絵や図形を用いて話の内容をまとめていくグラレコに苦手意識をもってしまうこともあるでしょう。
しかし、絵が苦手でも問題ありません。

グラレコでは難しい絵を描く必要はないのです。
丸、三角、線を組み合わせるだけでも「人」は表現できますよね。
簡単な図形を組み合わせ表現することに、チャレンジしてみてください。

グラレコの練習方法は?

グラレコの簡単なコツをご紹介しましたが、グラレコは練習をしないと上達しません。
知識を得るだけではだめなのです。
ここから、1人でもできるグラレコの練習方法を提案していきます。

1. まずはお手本を見つける

まずはグラレコのお手本になる教材を探しましょう。
本や動画を使ってもいいですし、「note」などのwebサイトやブログなどでも無料で読めるコンテンツが多数提供されています。
本、動画、web記事などでお手本を見つけ情報をインプットしたら、アウトプットをしていきます。

2. 動画やポッドキャストを用いて練習する

会議や打ち合わせの内容を図形や文章でまとめるグラレコですが、実際にリアルな打ち合わせの場などに行かなくても練習ができます。
動画やポッドキャストの内容をグラレコでまとめてみるのです。

動画を使用する場合、動画の内容をまとめたホワイトボードやテキストが表示されていることがあります。
その場合、それらを書き写してしまうことのないよう注意してください。

3. 一時停止をしない

動画やポッドキャストの内容をまとめている時、グラレコの練習を初めたばかりの頃は話についていけなくなることもあるでしょう。
しかし、動画や音声を一時停止せずに練習をしましょう。
実際の会議などでは、まとめる時間を取るために停止をしてくれません。

4. 本の内容をまとめてみる

まず、ゆっくり自分のペースでグラレコの練習をしてみたい人は、動画や音声でなく、本の内容をまとめてみてはいかがでしょうか。
リアルタイムで話をまとめていくという点では実戦とは異なりますが、気をつけたいポイントやインプットした知識に気をつけながら取り組めるので、深く知識を身につけることができるでしょう。

5. とにかくアウトプット量を増やす

グラレコは、とにかくアウトプットすることが上達への近道です。
まとめてみたい題材が見つからない時は、いつもは使わない音声配信サイトや動画配信サイトなどをチェックしてみてください。

参考:グラレコの練習におすすめの動画・音声コンテンツ6選

くぼみ / note

参考:グラレコ最初の一歩の始め方〜初心者向け・デザイン素人でも大丈夫〜

明日美@話を聴いて描くグラフィックインタビュー / note

グラレコのおすすめ研修・講座3選

グラレコの研修

グラレコは本や動画、web記事などを用いて独学で勉強することもできますが、講座やワークショップを受けることでより深く学ぶことができます。
そこで、おすすめのグラレコの講座やワークショップを受けられるサービスをご紹介します。

1. バヅクリ

バヅクリ
出典:バヅクリ

バヅクリは、研修やチームビルディングのための講座を企画・運営してくれるサービスです。
オンラインで実施可能で、配信型なのでわからない点は講師に質問することもできます。

バヅクリのプログラムはその他の参加者とコミュニケーションを取りながら受講するプログラムが多いのが特徴で、研修やワークショップを通して、参加者同士の相互理解を深めることもできます。

バヅクリでは

  • 現場で使えるビジネスグラレコ講座
  • コミュニケーションが加速するグラレコ講座

の2種類のワークショップが提供されています。

グループワークでグラレコの方法やコツを学びながら、グラレコを通して自分自身のことをまとめ、シェアすることで相互理解を深めていきます。

講師を務めるのはその業界のプロで、深い学びが得られるだけでなく、参加者に声かけを行いコミュニケーションの機会をデザインします。

2. Schoo

Schoo
出典:schoo

動画やオンライン研修を使い学びを深められるサービスのSchoo。
動画コンテンツだけでも19カテゴリ、7,000本もの動画が提供されています。

同サービスの中でもグラレコは人気の講座です。
グラレコの講座は基本的なものから、実践的なものまで10種類以上用意されており、様々な講師の講座を受講できるので、きっとあなたにあったやり方を見つけられるはずです。

https://schoo.jp/

3. 一般社団法人グラフィックファシリテーション協会

一般社団法人グラフィックファシリテーション協会
出典:一般社団法人グラフィックファシリテーション協会

一般社団法人グラフィックファシリテーション協会は、「グラフィックファシリテーション」の実践を通して人間性豊かな社会の実現を目指している団体です。
ワークショップを開催したり、認定講座等を通じてグラフィックファシリテーションのプロフェッショナルを育成したりしています。

講座はオンラインでも実施されています。

https://grafaci.or.jp/

グラレコを導入した企業事例

グラレコを導入し進められる会議

グラレコを導入し良い効果を感じられた企業をご紹介します。

株式会社ユウクリ

各部署の管理職が集まり実施する『売上達成に向けた効果的なインセンティブ制度の見直し』について話し合う会議にグラレコを導入。

グラレコを用い、絵や図形を使って意見を表現することで、「思っていることが伝わらないかもしれない」という不安が払拭され、自然と発言しやすい雰囲気が醸成されいつもよりも意見交換が活発に行われました。

参考:【ユウクリレポート】グラフィックレコーディングを会議に取り入れてみました

ユウクリ note

まとめ

グラレコは、インプットも重要ですが、アウトプットを重ねることにより上達していきます。
ぜひ今回ご紹介したポイントや方法を参考に、練習をしてみてください。

さらに深く学びたい方や、わからないところをすぐに質問したい方には、講座やワークショップの利用がおすすめです。