ビジネスの場において、基本的な考え方となっているロジカルシンキング。
名前はよく聞くけれど、どんな考え方なのか、またはどのようにして鍛えていけばよいのかわからないという方もいらっしゃるかと思います。
そこで本記事では、ロジカルシンキング自体やその力の鍛え方についてご紹介します。
目次
ロジカルシンキング研修を行う目的
まずはロジカルシンキング研修を行う目的を明確にしましょう。研修の目的として一般的なものをご紹介します。
論理的思考の活用方法を学ぶ
まずは、論理的思考の活用方法を学ぶことです。
日常の業務において、論理的思考をどの場面でどのように活用すべきかを研修を通して知ることができます。
特に新社会人などの場合、「論理的思考力」という言葉は知っていても、それを業務にどう活かしていけばよいかがわからないといったケースも多いため、仕事で実践するための術を学んでいきます。
課題解決能力の向上
続いて、課題解決能力の向上が挙げられます。
ロジカルシンキングを学ぶことで、自身が課題に直面した際、問題解決の道筋を立てて考えることができるようになります。
研修で学ぶ、思考を助けるいくつかのフレームワークを利用し、問題の論理構造を可視化して整理することで、どのように何にアプローチしていくかを判断できるようになります。
主体性と自主性を持った人材の育成
続いて、課題解決能力の向上が挙げられます。
ロジカルシンキングを学ぶことで、自身が課題に直面した際、問題解決の道筋を立てて考えることができるようになります。
研修で学ぶ、思考を助けるいくつかのフレームワークを利用し、問題の論理構造を可視化して整理することで、どのように何にアプローチしていくかを判断できるようになります。
主体性と自主性を持った人材の育成
さらには、受講者の主体性や自主性を養うという点も考えられます。
自分の業務や物事を論理的に捉えることができるようになると、今自分が何をするべきかを考える習慣やスキルが身につきます。
自分の役割を理解することで、指示待ちにならず自主的な行動がとれるようになり、ひいては組織全体の生産性向上に繋がります。
ロジカルシンキング研修で身につく考え方
続いて、ロジカルシンキング研修を受講することで身につく考え方についてご紹介します。
MECE
MECEとは、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略語であり、相互排他的かつ網羅的であることを指します。一般的に「ミーシー」と発音され、問題解決や情報整理において広く使用されているアプローチです。
MECEアプローチでは、与えられた問題や情報を相互に排他的であるグループに分割し、すべてのグループが網羅的であることを確認することが重要です。
具体的には、与えられた問題や情報を、互いに矛盾せず、重複することなく、かつ漏れなく網羅的なグループに分けます。これにより、問題をより明確に把握し、効果的な解決策を導き出すことができます。
MECEは、戦略的な意思決定や分析、プロジェクト管理、コミュニケーションなど、ビジネスにおいて幅広く活用されています。
ゼロベース思考
ゼロベース思考とは、経験値や価値観、知識などの既存の枠組みや考えにとらわれず、ゼロから物事を考える思考法を指します。
まっさらな状態から、「何と何がどういう関係性なのか」「因果関係があるのか」などをロジカルに改めて整理し直すことで、複雑に見える課題でも、解決策の糸口を見つけることができます。
ロジックツリー
ロジックツリーも同様に演繹法と帰納法を組み合わせて論理を構成する手法で、問題点をツリー型にして表すフレームワークです。主に下記のような目的で利用されます。
・要素分解:問題全体を把握し、要素に分解する
・原因究明:問題の原因を究明する
・問題解決:問題の解決策・改善案を出す
ツリーを何段も作って複雑なものにしがちですが、シンプルかつ本質を捉えたツリーを作成することが重要です。
研修でロジカルシンキングを学ぶメリット
それでは、ロジカルシンキングを研修で学ぶことのメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。主なものをご紹介します。
論理的な思考ができるようになる
まずは言わずもがな、論理的思考力が身につきます。研修という形式では知識やノウハウが体系化されているため、独学で学ぶよりもスムーズに効率よく身に付けることができます。
また、疑問に感じたことや不明な点などを即座に質問して解決できる点も研修のメリットと言えるでしょう。
実践で使える知識を学べる
続いて、学ぶ知識が「実践的」であるという点です。ただ知識ややり方を学ぶだけで、実践で使えなければ意味がありません。
研修は、日常・日々の業務における論理的思考の活用方法を学ぶことができるプログラムが用意されているケースが多く、実践を想定した考え方を身につけることができます。
研修でロジカルシンキングを学ぶデメリット
一方で、研修を利用する際の注意点についても触れておきます。
研修を受けただけで終わってしまう可能性がある
研修を受けて理解した気になってしまい、実際の現場では使えないというケースは避けなければなりません。
それを回避するためには、より実践を意識したプログラムを取り入れている研修を選定する必要があります。
また、受講者側の意識教育も必要です。
受講者に、「研修で学んだことを実践で活かすためにはどうすればよいか」を常に意識させることで、意味のある研修となるでしょう。
社内にリソースやノウハウが不足している
社内で研修をおこなう場合、ロジカルシンキングに対する知識が足りない、研修に十分な人員を割けないというデメリットが発生する場合があります。正しい知識を学べない研修は受けても時間の無駄になったり、非効率的になってしまうことが多く、注意が必要です。
バヅクリのロジカルシンキング研修
研修サービス「バヅクリ」のロジカルシンキング研修は、論理的思考について、基礎理論を学習し、自身の業務においてどのように活用するのか考える研修です。ワークを通じて論理的思考を実践し、グループでの議論を通じて自身の思考に関しての気づきを得ながら学習を進めます。
- 日常業務において論理的思考をどの場面でどのように活用すればよいのかを知りたい。
- 論理的思考について、基礎的な知識を身に付けたい。
- 実務で活かせるようなツールや実践上のポイントを知りたい。
といった課題が解決できます。
自分の思考の癖や問題点は気づきにくいため、グループワークにより他のメンバーの思考に触れながら、自身の改良点に気づくようなワークとなっています。
まとめ
今回はロジカルシンキングの研修についてご紹介しました。論理的思考について正しい知識と実践方法を学ぶことで業務の効率化や生産性の向上が期待できるため、新入社員や若手社員の方には特におすすめです。是非この記事を参考に受講を検討されてみてはいかがでしょうか。