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女性リーダー育成は、今日の日本企業の経営において避けて通れないテーマとなっています。
単に男女間の公平性を保つだけではなく、VUCAの時代の中で組織の革新性や競争力を高める観点からも、女性リーダーに積極的に活躍してもらう環境づくりが必須です。
この記事では、日本における女性リーダーが少ない理由と、女性リーダー育成のメリット、育成のポイントを紹介します。
目次
女性リーダーが求められる背景
女性リーダーの育成が求められる背景には、コーポレートガバナンス・コードの改訂があります。
コーポレートガバナンス・コードは、日本の上場企業が企業統治(コーポレートガバナンス)を実現するための主要な原則を取りまとめたガイドラインです。
2021年6月のコーポレートガバナンス・コード改訂では、世界的に促進されているSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みが重要指標として盛り込まれ、多様な人材が活躍する組織体制の構築が求められています。
日本に女性リーダーが少ない理由
政府が女性を取り巻く課題解消のために、重点的に取り組む事項や方針をまとめた「女性版骨太の方針2023」では、プライム市場上場企業の女性役員の割合を2030年までに30%
以上にするという目標を掲げています。
しかし株式会社帝国データバンクの調査によると、2023年時点で管理職(課長相当職以上)に占める女性の割合は9.8%と、女性リーダーの割合は非常に少なくなっています。
ここでは日本に女性リーダーが少ない理由を解説します。
ワークライフバランスの実現が難しい
日本の職場環境では、女性が結婚や出産といったライフイベントを重ねながらキャリアを継続することが難しい状況があります。
特に産休・育休からの復帰後、小さな子どもの育児をしながら休職前の業務を続けることは困難であることが多いです。
この状況が女性がキャリアアップを目指す際の障壁となっており、女性リーダーが少なくなる一因となっています。
女性リーダーの前例が少ない
日本では女性リーダーの成功事例が少なく、ロールモデルの存在が周囲にいないことが多いです。
その理由として、かつての日本企業には年功序列の文化があり、ライフイベントによって勤続年数が途切れてしまう女性はリーダー職に抜擢されづらい傾向があったという点があります。
女性たちにとっては明確なロールモデルがおらず、自身がリーダーになるビジョンを持ちにくくさせており、リーダーを目指すモチベーションを低下させています。
総合職希望の人材が少ない
多くの日本企業では今でも「リーダー=総合職=男性が務めるもの」「組織のサポート業務=一般職=女性が務めるもの」という先入観が根強いです。
結果的に、管理職やリーダー職につながる総合職を志す女性が少ないことも、女性リーダーが少ない理由の一つです。
特に「リーダーは男性であるべき」と考えている中堅以上の男性社員の中には、女性社員に指導されることに対して抵抗感を持つ人もいます。
こうした無意識の思い込みが、女性が管理職やリーダー職を目指すモチベーションを低下させる要因になっています。
女性リーダーを育成するメリット
リーダーになる素質がある人材に性別は関係ありません。
多様性が求められる現代では、女性がリーダーを務めることで、より複雑な状況に対応できる組織を作ることが可能です。
ここでは企業が女性リーダーを育成するメリットを解説します。
組織内の意識向上
女性リーダーが組織内で活躍することで、他の女性社員のキャリア志向の強化が促されます。
女性リーダーがロールモデルとしての役割を果たすことで、他の女性社員にとって目標となる存在となります。
さらに、女性社員の意識が高まることで、男性社員含む組織全体の意識改革も期待できるでしょう。
企業の社会的価値の向上
女性リーダーの活躍を積極的に推進することで、「多様性を重視する企業」としての社会的な評価を高めることができるのもメリットです。
現代の社会では、企業の社会的責任としての多様性への取り組みが求められており、女性リーダーの育成はその一環として企業の信頼性や魅力を高める要因となります。
また多様性を重視する企業風土を促進することは、顧客や投資家からの評価にもよい影響を与えます。
従業員満足度の向上
女性活躍推進法に基づく評価項目をクリアした企業には、厚生労働省から「えるぼし認定マーク」が付与されます。
この「えるぼし認定マーク」の評価項目には、男女ともに継続就業しやすい環境への
配慮や、残業や休日出勤に対する明確な指標が含まれており、男女問わず働きやすい会社作りを促進するものになっています。
従業員全体の働きやすさが向上することで、組織の生産性や効率も向上すると考えられています。
女性リーダー育成のポイント
ここでは女性リーダーを育成する際のポイントを解説します。
女性が働きやすい環境構築を行う
女性リーダーを育成するには、働きやすい環境を構築することが肝要です。
具体的には、柔軟な勤務時間制度の導入やリモートワークの推進、育児支援策の充実などを行うとよいでしょう。
これらの施策を実施することで、女性がキャリアを中断せずに働き続けることが可能になり、キャリアアップを現実的な目標として目指しやすくなります。
また仕事と私生活のバランスを取りやすくすることで、女性社員はリーダーとしての自己実現を目指しやすくなります。
女性リーダー同士のコミュニティ形成
女性リーダー同士のコミュニティを形成することは、互いの経験や知識を共有し合い、支援し合う環境を作るために重要です。
社内外の女性リーダーを巻き込んで、定期的なミーティングやオンラインフォーラムの開催することで、女性リーダーが直面する課題に対して具体的な解決策を伝え合うことができます。
また、自身のキャリアやライフステージ上での悩みを共有できるネットワークを確立させることで、女性リーダーが孤立することを防ぎ、自信を持って挑戦できる環境を構築します。
女性リーダー育成向け研修を開催する
女性リーダー向けの研修プログラムを実施し、女性がリーダーシップを発揮するための知識やスキルを学んでもらいましょう。
参加者は研修を通じてリーダーとしての意識と自信を深めるとともに、実際の職場で実践できるリーダーシップのスキルを獲得できます。
また研修を実施する際は、単発の育成プログラムで終わらせず、継続的な学びの場を提供するなど、女性リーダーが成長するための中長期的な基盤を築きましょう。
おすすめの女性向け研修
ここではおすすめの女性向け研修を紹介します。
リーダー研修 〜具体的な目標設定とチーム運営で成果創出と部下育成を実現〜
女性リーダー育成におすすめなのが、バヅクリの「リーダー研修 〜具体的な目標設定とチーム運営で成果創出と部下育成を実現〜」です。
この研修プログラムではリーダーシップとマネジメントの違い、正しい目標設定の方法、部下の指導方法など、リーダーとして必要な知識をインプットします。
またロールプレイング形式のワークなどを交えながら、リーダーとしての振る舞い方を実践的に学ぶことができます。
女性リーダー候補に選ばれたばかりの方におすすめの研修です。
女性向けキャリアデザイン研修 〜自分らしく働くキャリアプランを考える〜
「女性向けキャリアデザイン研修」は、女性活躍推進に積極的な企業の実例を紹介しながら、受講者に長期的視点でキャリアプランを考えてもらいます。
また女性同士でキャリア形成における悩みや課題を共有してもらい、多様な働き方を受容する機会を生みます。
新入社員~20代までの若年層女性社員の方を対象とした研修です。
まとめ
多様性が重要視される現代において、女性リーダーの育成は戦略的に取り組むべき人事施策の一つとなっています。
女性のキャリアプランやライフステージを尊重し、働きやすい環境を作っていくことが、女性リーダー育成の第一歩となるでしょう。
バヅクリでは、女性のキャリアアップを支援する研修を用意しています。
是非この記事を参考に受講を検討されてみてはいかがでしょうか。
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