研修や会議の前に緊張をほぐす目的で行われるアイスブレイク。
今回は、オンラインでの研修やミーティングの前に取り入れたいアイスブレイクをご紹介します。
距離感を感じてしまったり、盛り上がりにかけてしまったりすることもあるオンライン研修・会議ですが、アイスブレイクを効果的に取り入れることで収穫のある時間を作りあげましょう。

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オンラインでアイスブレイクを行うメリット

オンラインでアイスブレイクを行う

会議や研修の前に行われるアイスブレイク。
参加者との距離感を感じてしまったり、場の空気感が掴みづらかったりするオンラインでの研修や会議、ゲームの際は特に取り入れてほしいもの。

そこでまずは、アイスブレイクを行うことで得られるメリットをみていきましょう。

緊張を和らげることができる

アイスブレイクを行う第一の目的は緊張を和らげることです。
アイスブレイクを行い緊張を和らげることで、研修や会議を円滑に進行することができます。

特にオンラインで研修や会議を行う場合、オンラインでのコミュニケーションに慣れていない人が多く、緊張感がいつにも増してある場合があります。
そのような際、アイスブレイクを取り入れることでいい空気感の中、研修や会議を進めることができるようになるでしょう。

メンバー同士の相互理解が深まり一体感がでる

アイスブレイクを行うとメンバーのパーソナルな部分を垣間見ることができ、メンバー同士の相互理解が深まります。
そうすることで、チームの一体感が出るのでディスカッションが行いやすくなったり、作業を協力して進めたりすることができます。

特にオンラインではその場や人の空気感を感じ取りにくいため、距離を感じてしまいがちです。
アイスブレイクを取り入れ、本題に入る前に距離感を埋めるようにしましょう。

研修に利用するツールを使う練習になる

アイスブレイクにチャットツールや、デレビ電話ツールなど、研修や会議に利用するツールを活用することで、メインの話題に入る前にツールを使う練習ができます。

ツールの使い方が分からず研修などに不安を抱く人もいるので、アイスブレイクを行うことでそのような不安を解消することもできるのです。

ゲーム後の交流がスムーズになる

意義のある時間にするために研修やゲームを行なった後、振り返りを行いたいもの。
アイスブレイクを本題の前に行うことで、研修やゲーム後の交流がスムーズになり、学びが深いものになります。
アイスブレイクを行うことで相互理解を深め、意見や感想を言いやすい環境を作ることが大切です。

アイスブレイクを行う際に注意すること

オンラインのアイスブレイクでの注意

それでは、アイスブレイクを行う際、どのようなことに注意すればいいのでしょうか?
注意点やコツを押さえ、効果的なアイスブレイクを行いましょう。

全員参加できるものを選ぶ

全員参加できるものを選びましょう。
1部の人だけ参加できるものだと参加できない人が疎外感を感じてしまい、一体感が生まれなくなります。

複数個アイスブレイクを用意しておく

アイスブレイクの企画は複数個用意しておきましょう。
音声の不具合や、想像より参加者が少なかったなど、何かしらのアクシデントが起こった時に別のワークで代替がきくように準備しておくと安心です。

事前準備がいらないものを選ぶ

事前準備が必要ないものを選ぶようにしましょう。
あまりにも準備に手間がかかるものでは、研修や会議に対する参加者の参加意欲を低下させる恐れがあります。

おすすめのアイスブレイク17選

オンラインでアイスブレイクをしている

おすすめのアイスブレイクのワークをご紹介していきます。
自己紹介系、ゲーム系、会話・ディスカッション系、体を動かす系に分けてご紹介していくので、時間や参加者の層に合わせてマッチするものを選んでください。

どれも簡単に取り入れられるものばかりです。
ぜひ取り入れ、円滑かつ、活発なコミュニケーションが行われるオンラインでの会議や研修を開催してください。

自己紹介系のアイスブレイク

自己紹介系のアイスブレイク

まずは自己紹介系のアイスブレイクをご紹介します。
これらのワークを行うことで自己紹介も兼ねることができます。
参加者同士がまだ関係性が構築されていない場合や、研修の初日などに行うのがおすすめでです。

「実は…」自己紹介

「私、実は…」から始まる自己紹介を行うワークです。
その人の意外な一面を知ることができ、その人に対する理解がが深まります。

人数制限なし
時間1人1分程度

他己紹介

他己紹介は自分自身のことを紹介するのではなく、メンバーのことを紹介するワーク。
他己紹介をするためには相手のことを知る必要があり、質問をし内容を決めていく中でコミュニケーションが生まれ、相互理解も深まります。

人数制限なし
時間・ペアに分かれての質問タイム:10分程度・他己紹介:1人1分程度

サイコロ自己紹介

サイコロに「好きな映画」「最近嬉しかったこと」などのお題を書き、参加者にそのサイコロを振ってもらいます。
出た目に書かれているお題を話すというワークです。

人数制限なし
時間1人1分程度

ゲーム系のアイスブレイク

ゲーム系のアイスブレイク

ゲーム系のアイスブレイクは、参加者の素の表情を垣間見ることができます。
また、緊張感を和らげたり、研修や会議にメリハリをつけることもできます。

ジェスチャーゲーム

言葉を使わず、身振り手振りで何を表現しているかを当てるゲームです。
オンラインで行う場合は、上半身だけで表現することになる可能性が高いので、手振りだけで表現できるお題を用意するようにしましょう。

人数4〜5人程度
時間20分程度

絵しりとり

1人目が絵を描き、次の人がその書かれたものが何かを予想し、そのものの最後の言葉から始まるものを描きます。
最後に答え合わせをしてしりとりが成立していればゲーム成功です。
紙とペンを用意してもらう場合はアナウンスを忘れずにしておきましょう。

人数5〜8人程度
時間20分程度

心理テスト

心理テストもアイスブレイクに利用できます。
司会側がただ問題を出して答えを伝えるという一方的な進行にするのではなく、どの番号を選んだのか、どうしてそれを選んだのか、結果を聞いてどう感じたかなど、参加者とのコミュニケーションやディスカッションが生まれるようにしましょう。

人数〜10人程度
時間15分程度

山手線ゲーム

山手線ゲームは、お題にそったワードをどれだけ多く出せるか競うゲームです。
多くの人がルールを知っているゲームなのでスムーズにゲームに移ることができます。
リズムに合わせて行うことが多いですが、オンラインではタイムラグが生まれる場合があつため、順番が回ってきたら答えるというルールにしてもいいでしょう。

人数5人程度〜
時間15分程度

ミュートでしりとり(口パク)

音を消して、または口パクで、しりとりをすることでどのように相手に何の言葉を言っているのかを伝えようか頭を使います。
オンラインでのコミュニケーションはただでさえ得られる情報が少ないもの。
このゲームを通してオンライン上でのコミュニケーションのトレーニングもできます。

人数5人程度〜
時間15分程度

家にあるものでしりとり

前の人が持ってきたアイテムの最後の言葉から始まるアイテムを家の中から持ってきます。
自分の次の人がアイテムを持ってきやすい言葉で終わっているかを考え、アイテムを選ぶ必要があります。

人数5人程度〜
時間20分程度

お家探索ゲーム

例えば「黄色いもの」「夏に使うもの」などのお題にあったアイテムを家の中から探し出してくるゲームです。
その人の意外な趣味や、プライベートの様子を垣間見れます。
アイテムをチョイスした後に、どうしてそれを選んだかや、そのアイテムのエピソードを聞くとさらに相互理解を深めることができるでしょう。

人数制限なし
時間20分程度

大喜利

出されたお題にそって、くすっとくるような答えを発表します。
その答えから、メンバーの意外な一面を知ることができるゲームです。

人数制限なし
時間30分程度

共通点ゲーム

2人程度のペアになり、共通点を探します。
より多くの共通点を探せたペアの勝ちです。
共通点を探す中で、相互理解が深まります。

人数1ペア2人
時間20分程度

バースデーチェーン

参加者に誕生日が早い順に並んでもらうゲームです。
オフラインで行う場合は実際に一列に並んでもらいますが、オフラインで行う場合は、チャットツールを利用したり、参加者に番号を振ることで順番を把握するなど工夫をしましょう。

人数5人程度〜
時間20分程度

会話・ディスカッション系のアイスブレイク

ディスカッション系のアイスブレイク

会話やディスカッションをしながら進めるアイスブレイクをご紹介します。
さらに深く相互理解を深めたいときに取り入れるのがおすすめです。

グッドアンドニュース

グッドアンドニュースとは、最近起こった嬉しいニュースを発表するワークです。
24時間以内に起こった嬉しいこと、1週間以内に起こった嬉しいことなど、期限を決めて行うようにしましょう。
その人がどんなことに興味があるのか、どんなことを嬉しいと思うのかなど、考え方や内面を知ることができます。

人数制限なし
時間1人1分程度

相手を褒めちぎる

メンバーのいいところをたくさん出し合い褒めちぎることで、緊張が和らぎ場の空気が和みます。
オープンマインドになることで、意見が出やすくなったり、研修や会議、ゲームがスムーズに進むでしょう。
オンラインで行う場合、言葉にするのが恥ずかしく意見が出ない際などはチャットツールに書き込んでもらう形で行ってもいいでしょう。
チャットツールを利用する練習にもなります。

人数制限なし
時間30分程度

英語禁止ゲーム

会話の中で英語を使ってはいけないというルールで、トークをするワークです。
簡単ですが盛り上がるゲームとなっています。
何についてトークをするかお題を決めておきましょう。

人数制限なし
時間20分程度

体を動かす系のアイスブレイク

ストレッチ系のアイスブレイク

体を動かす系のアイスブレイクは、開始前や合間に行うことでオンライン研修や会議にメリハリをつけてくれます。

ストレッチ

ストレッチは、体を動かすことで体だけでなく心までほぐれるワークです。
特にオンラインの研修などはずっと画面を見ることで、長時間同じ姿勢になり体が固まりがちに。
本題に入る前に少し体を動かすことで、集中力もアップします。

人数制限なし
時間15分程度

研修や会議を円滑に進めるにはファシリテーションスキルが重要

会議や研修、イベント等を円滑に進めるにあたり、アイスブレイクで参加者の緊張をほぐすだけでなく、司会者のファシリテーションスキルが成功を左右するカギになります。

バヅクリのプログラムの中から会議や研修、イベントを成功に導くファシリテーションスキルを身につけることができる、おすすめのプログラムをご紹介いたします。

雑談チームビルディング

雑談チームビルディング

会議や研修を円滑に進めるためには、雑談力も重要です。参加者が発した言葉から連想して会話を広げたり、質問をして内容を深掘りするためのノウハウを学び、ファシリテーションの能力を高めることができるワークショップです。
社内での関係構築や、商談前のアイスブレイク等にも活用できます。

プロMCが教えるヒアリングワークショップ

プロMCが教えるヒアリングワークショップ

コミュニケーションにおいて重要なのは、話す能力よりも「聞く能力」。相手の本音を引き出すことができれば、コミュニケーションが円滑になり、会議や研修もスムーズに進行することができるでしょう。プロMCが使うヒアリングのテクニックを身につけることができるワークショップです。

オンラインファシリテーション研修(基礎編)

オンラインファシリテーション研修(基礎編)

オンラインでも対面でも、スムーズに会議をリードするために必要な考え方と、参加者の意欲を高めて自発的な発言や行動を促すための技術の習得を目指します。ファシリテーションの基礎的なスキルをワークを通して身につけることができる研修です。

レクリエーション研修

レクリエーション研修

企画から運営まで、イベントを成功させるためのノウハウを学ぶことができる研修です。イベントや会議におけるアイスブレイクの有無と心の障壁の関連性をワークを通して学ぶことでアイスブレイクの重要性を理解し、対面でもオンラインでもイベントを成功に導くファシリテーションの基本を身につけるこができます。

まとめ

アイスブレイクを行うことで、緊張がほぐれスムーズに研修や会議、ゲームが進むだけでなく

  • 意見が出やすくなる
  • 相互理解が深まりチームに対する愛着がわく
  • ディスカッションがしやすくなることで学びの深い研修になる

などのメリットもあります。

オンラインでの研修や会議はどうしても参加者との距離感を感じてしまったり、空気感が掴みにくかったりするものです。
できるだけオンライン研修・ミーティングの前にアイスブレイクを取り入れることをおすすめします。

アイスブレイクを取り入れることで活発にコミュニケーションが行われる、意義のあるオンライン研修や会議を作り出してください。

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