[テーマ別具体例]1on1ミーティングで話すべき内容とは？

近年その重要性が認識されている1on1。すでに導入している企業や、導入を検討している企業が増えてきています。
しかし、1on1と一口に言っても、どのような内容でどのように実施すればよいのかわからないという方も多いのではないかと思います。
そこで本記事では、1on1の実施にあたり、どのような内容にすればよいのかについてご紹介していきます。

1on1ミーティングを実施する目的

最初に、1on1を実施する目的について明確にしましょう。主な目的についてご紹介していきます。

1. 部下のパフォーマンス向上

まず挙げられるのは、部下のパフォーマンスを向上させることです。
1on1ミーティングを通じて部下の業務上の課題・悩みを把握・分析し、適切なマネジメントを行うことで、さらなるパフォーマンス向上を促すことができます。

2. エンゲージメント向上

続いては、部下の会社や組織へのエンゲージメントを向上させることです。
定期的に1on1を実施することで、部下の成長や課題をいち早く把握し、対応することができます。
その結果部下は、自身の成長や問題解決に力を割いてくれる自社や上司に対して信頼感や帰属意識を強め、ひいてはエンゲージメントの向上へと繋がります。

3. 上司と部下の関係性構築

また、上司と部下の関係性を構築することも目的の一つです。
定期的にコミュニケーションの機会を設け、お互いの考え方や価値観などを伝え合うことで、心理的安全性を構築することができ、上司と部下に良好な関係が生まれます。
これは、離職や休職の予防に繋がるとともに、パフォーマンスやエンゲージメントの工場にも貢献します。

1on1ミーティングで何について話すべきか

続いては、1on1ミーティングで話すべき内容についてお伝えします。

1. 仕事・業務内容に関する内容

1on1で話すべき内容としてまず考えられるのが、仕事・業務内容に関する事柄です。
現在取り組んでいる業務に課題、不満はないか、ある場合はどのように解決していくべきか、何が課題となっているかなどをヒアリングしながら一緒に考えていきます。

業務が順調に進められている場合は、適切な評価を行い、工夫している事や組織内に展開できるノウハウはないかなどについてヒアリングしましょう。

2. 人間関係・プライベートに関する内容

人間関係や、プライベートに関する内容についても1on1での話題の一つです。
社内の人間関係が良好か、困っていることはないかなどについて話します。その際に、部下が得意なタイプや不得意なタイプを把握すると、今後のマネジメントに役立ちます。

また、信頼関係が十分に築けている場合は少し踏み込んで、趣味についてや、家族や友人とどのように過ごしているかなど、プライベートな話題に触れると、関係性が深まります。
プライベートを踏み込まれることに抵抗を感じる部下もいるので、信頼関係の構築具合や相手のタイプなど十分に注意することを忘れないでください。