社員のモチベーションは企業の成長に大きく影響します。

パフォーマンス向上、離職率低下、そして企業全体を活性化させるためには、社員一人ひとりのモチベーションを高め、維持することが重要です。

しかし、モチベーションを上げる具体的な方法や、モチベーション低下のサインを見逃さないためにはどうすれば良いのでしょうか。

本記事では、社員のモチベーションアップのためにできることを、組織、管理職、そして社員個人の視点から分かりやすく解説していきます。

モチベーションとは

企業が成長していくためには、社員一人ひとりが持てる能力を最大限に発揮し、組織全体で高いパフォーマンスを維持していくことが不可欠です。

そして、個人の能力を引き出し、持続可能な組織を作るために欠かせない要素、それが “モチベーション” です。

なぜ、モチベーションが重要なのか?

なぜモチベーションが重要なのか

モチベーションとは、簡単に言うと「目標達成のために意欲や行動を起こさせる心の状態」のこと。仕事のパフォーマンスは、このモチベーションの高低に大きく影響を受けます。

モチベーションの高い状態の社員は、

  • 仕事に集中し、質の高いアウトプットを出せる
  • 目標達成意欲が高く、積極的に行動を起こせる
  • 困難な課題にも粘り強く、諦めずに努力できる
  • 周囲を巻き込み、チーム全体に良い影響を与えられる

といった特徴が見られ、企業の成長を力強く後押しします。

反対に、モチベーションが低い状態の社員は、

  • 集中力が途切れやすく、ケアレスミスが増える
  • 新しい仕事に挑戦する意欲がなくなり、現状維持に留まる
  • ネガティブな発言が増え、周囲に悪影響を与える
  • 最悪の場合、会社への不信感から退職してしまう

など、企業にとって大きな損失に繋がってしまう可能性があります。

企業が成長を続けるためには、社員のモチベーションを高く維持し、一人ひとりが最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を作る必要があります。

社員のモチベーションを理解するための3つのキーワード

社員のモチベーションを理解し、向上させるためには、まず「モチベーションの種類」や「人間の欲求のメカニズム」について理解を深める必要があります。

ここでは、モチベーションに関する代表的な2つの考え方と、人間の欲求に関する有名な理論を紹介します。

内発的動機:仕事そのものにやりがいを感じる

内発的動機

内発的動機とは、「新しい知識やスキルを身につけること自体が好き」「自分の仕事が社会の役に立っている実感がある」など、外的報酬とは関係なく、仕事そのものへの興味や関心、達成感、成長実感など、内側から湧き上がる意欲のことを指します。

内発的動機の特徴は、持続性が高いこと。外的報酬を目的に行動する場合と異なり、仕事自体に楽しみや喜びを見出しているため、困難な状況でも諦めずに努力を続けられます。

外発的動機:報酬や評価を期待して頑張る

外発的動機

外発的動機とは、「給料を上げたいから頑張る」「上司に褒められたいから努力する」など、昇進や昇給、賞賛、評価など、行動の結果として得られる報酬を期待して湧き上がる意欲 のことを指します。

外発的動機は、短期的な目標達成には有効ですが、報酬が得られない、または期待した報酬を得られないと、モチベーションが急激に低下してしまう可能性があります。

マズローの5段階欲求:人間の欲求はピラミッド構造

マズローの欲求5段階

アメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱した「欲求段階説」は、人間の欲求を5段階に分類し、低次の欲求が満たされると、より高次の欲求を求めるようになるというものです。

モチベーションを考える上で、このマズローの5段階欲求は非常に参考になります。なぜなら、社員一人ひとりの欲求段階を理解することで、より効果的なモチベーションアップ施策を打つことができるからです。

マズローの5段階欲求は以下の通りです。

生理的欲求: 生命維持のための基本的欲求 (睡眠欲、食欲、性欲など)

安全欲求: 安全・安心な暮らしを求める欲求 (安心、安定、健康など)

社会的欲求: 集団に属し、愛情や友情を求める欲求 (所属、愛情、友情など)

承認欲求: 他人から認められたい、尊敬されたいという欲求 (尊重、達成、自信など)

自己実現欲求: 自分の可能性を最大限に発揮したいという欲求 (成長、貢献、創造性など)

例えば、生活に困窮している社員の場合、いくら「自己実現」を促しても、モチベーションは上がりにくいでしょう。その場合はまず、社員が安心して生活できるよう、給与や福利厚生を充実させるなど、「生理的欲求」「安全欲求」を満たす必要があるのです。

社員のモチベーションが下がってしまう5つの理由

社員のモチベーションが下がってしまう5つの理由

一口に「モチベーション低下」と言っても、その原因は社員一人ひとりによって様々です。

ここでは、社員のモチベーションが下がってしまう代表的な理由を5つご紹介します。

1.仕事のやりがい喪失

日々、同じような業務を繰り返していると、次第に「この仕事、何のためにやっているんだろう…」と、やりがいを見失ってしまうことがあります。

特に、

  • ルーティンワークが多く、創造性を発揮できる機会が少ない
  • 自分の仕事が、会社全体の目標にどう貢献しているのか実感できない
  • 目標設定が曖昧で、達成感を得にくい

といった状況下では、社員は「自分は歯車の一部でしかない」「この仕事には価値がない」と感じてしまい、モチベーションが低下してしまうのです。

2.人間関係のストレス

職場は、仕事をする上で重要な場所であると同時に、多くの人と関わり、コミュニケーションをとる場でもあります。

しかし、上司や同僚との関係性が悪化すると、社員は大きなストレスを感じ、モチベーション低下に繋がってしまいます。

例えば、

  • 上司からの過度なプレッシャーやパワハラ
  • 同僚との意見の衝突や派閥争い
  • コミュニケーション不足による誤解や不信感

などは、社員にとって大きなストレス要因となります。

3.将来への不安

会社の将来に対する不安や、自身のキャリアプランに対する迷いも、モチベーション低下に繋がります。

特に、

  • 会社の業績悪化やリストラの噂
  • 自分のキャリアアップのイメージが持てない
  • 年齢を重ねるにつれて、将来のキャリアに不安を感じる

といった状況下では、社員は「この会社で働き続けていて良いのだろうか」「自分の将来はどうなるんだろう」と、不安を抱えてしまい、仕事に集中できなくなってしまいます。

4.評価・報酬への不満

頑張りが正当に評価されなかったり、報酬に反映されないと感じると、社員はモチベーションを維持することが難しくなります。

特に、

  • 不透明な評価制度で、納得感を得られない
  • 頑張っても給与が上がらず、生活が苦しい
  • 他の社員と比べて、自分の仕事に見合った報酬をもらえていないと感じる

といった状況下では、社員は「頑張っても無駄だ」「会社に貢献する気になれない」と感じ、モチベーションが低下してしまうのです。

5.プライベートの問題

仕事以外のプライベートな問題が、仕事のパフォーマンスやモチベーションに影響を与えることもあります。

例えば、

  • 家族の病気や介護
  • 夫婦関係や子育ての悩み
  • 経済的な困窮

など、プライベートな問題を抱えている場合、社員は仕事に集中することが難しくなり、モチベーションも低下してしまうことがあります。

モチベーション低下の兆候

モチベーション低下の兆候

社員のモチベーション低下は、企業にとって大きな損失に繋がります。モチベーション低下の兆候をいち早く察知し、適切な対策を講じることが重要です。

コミュニケーションが希薄になる

モチベーションが低下すると、社員は周囲とのコミュニケーションを避けるようになる傾向があります。

  • 会議やミーティングでの発言が減る
  • 同僚や上司との雑談が減り、孤立しているように見える
  • 報告・連絡・相談が遅くなったり、減ったりする

このような変化が見られた場合、モチベーション低下の可能性を疑い、まずは状況を把握することが大切です。

上司や人事担当者は普段から積極的にコミュニケーションを取り、社員が抱えている問題や不安に耳を傾けることが重要です。

業務への熱意が低下する

モチベーションが低下すると、仕事に対する姿勢にも変化が現れます。

  • これまで積極的に取り組んでいた業務にも意欲を示さなくなる
  • 指示されたことだけをこなすようになり、自発的な行動が見られなくなる
  • ミスや遅延が増え、仕事の質が低下する

このような状態に陥ると、パフォーマンスの低下だけでなく、周囲への悪影響も懸念されます。

上司は、部下の業務に対する変化に注意し、モチベーションが低下していると感じたら、その原因を探り、適切なサポートや指導を行う必要があります。

遅刻・早退・欠勤が増加する

モチベーションの低下は、遅刻・早退・欠勤の増加にも繋がる可能性があります。

  • 頻繁に遅刻をするようになる
  • 体調不良などを理由に、早退することが増える
  • 理由もなく、休みがちになる

これらの行動は、単なるサボりではなく、仕事に対するストレスやプレッシャーから逃れたいという心理的なサインである可能性も考えられます。

状況を把握するために、まずは本人と面談を行い、遅刻・早退・欠勤の理由を丁寧にヒアリングすることが大切です。

社員のモチベーションを上げる方法:組織・管理職・個人の3つの視点から具体的な施策を紹介!

組織編:制度改革や環境整備で働きがいのある会社に 

社員のモチベーションを上げる方法 組織編

組織編1. 制度・環境整備

人事制度

人事制度の見直しは、社員のモチベーション向上に直結する重要な取り組みです。

まず、評価制度においては、社員の貢献や成果を公正に評価し、報酬に適切に反映させる仕組みが必要です。評価基準を明確化し透明性の高い運用を行うことで、社員の納得感とモチベーションを高めることができます。

昇進・昇格についても、明確な基準とプロセスを設けることで、キャリアアップへの道筋を示し、成長意欲を刺激することが重要です。

福利厚生制度

福利厚生制度も、社員のモチベーション維持に大きく貢献します。育児や介護など、多様なライフステージに対応した支援制度を充実させることで、社員は安心して仕事に集中できます。

また、健康増進のための取り組みや、リフレッシュできる休暇制度の導入も、社員の心身の健康をサポートし、活力ある職場づくりに繋がります。

働きやすい環境づくり

さらに、働きやすい環境づくりも欠かせません。快適なオフィス環境の整備はもちろんのこと、ハラスメント防止対策の徹底や、相談しやすい窓口の設置など、社員が安心して働ける環境づくりに配慮する必要があります。

時代に合わせた柔軟な働き方の導入も重要です。フレックスタイム制やリモートワークなど、多様な働き方を可能にすることで、個々の状況に合わせたワークライフバランスを実現し、生産性向上にも繋げることが期待できます。

組織編2. 人材育成・キャリア支援

人材育成

人材育成は、社員のモチベーション向上、ひいては企業の成長に不可欠な投資です。社員のスキルアップを支援する研修制度の充実が重要です。業務に必要な専門知識やスキルの習得を支援するだけでなく、リーダーシップ研修やコミュニケーション研修など、ビジネススキル向上のための研修機会を提供することで、社員の成長意欲を高め、キャリア発展を後押しします。

キャリア支援

また、キャリア支援もモチベーション向上に大きく寄与します。定期的なキャリア面談を実施し、社員のキャリアプランや目標を丁寧にヒアリングすることで、個々の成長をサポートします。社内公募制度やジョブローテーションなど、新たな挑戦の機会を設けることで、社員のキャリアの可能性を広げ、モチベーション向上と人材の活性化を図ります。

組織編3. 企業理念・ビジョンの共有

企業理念・ビジョンの明確化

企業理念やビジョンを明確に示し、社員一人ひとりと共有することは、組織としての結束力を高め、社員のモチベーション向上に大きく貢献します。

企業理念は、会社が存在する意義や目指す姿を明確に示すものであり、社員が仕事への意義や価値を見出すための拠り所となります。また、ビジョンは、会社が将来に向けて目指す方向性を示すもので、社員の目指すべき目標を明確化し、日々の業務へのモチベーションを高めます。

企業理念・ビジョンの浸透

経営層は、企業理念やビジョンを浸透させるために、社内報や全体会議などを通じて積極的にメッセージを発信し、社員との対話を重ねる必要があります。また、理念やビジョンを体現した行動を評価することで、社員の共感と行動変容を促すことができます。

社員が企業理念やビジョンに共感し、自身の仕事と結びつけて捉えることができれば、主体的に業務に取り組み、高い成果を上げる原動力となるでしょう。企業理念やビジョンは、単なるスローガンではなく、社員の心に響く「生きた言葉」として浸透させることが重要です。

おすすめの研修:会社の理念共感ワークショップ
会社の理念共感ワークショップ

この研修で解決できる課題・お悩み

  • 会社の掲げる理念が社員に浸透せず、日々の業務との繋がりが見えづらい
  • 受け身な社員が多く、自発的に動き会社への貢献意欲を高めるためのきっかけが欲しい

研修の内容

社員一人ひとりが会社の理念を「自分ごと」として捉え、行動に移せるようになるためのワークショップです。単なる理念理解に留まらず、従業員自身が主体的に「MVVMVPコンテスト」を通して理念を体現する社員を選出・表彰することで、具体的な行動目標を共有します。
さらに、来年のMVPを目指すためのアクションプランを立て、互いに激励し合うことで、理念に基づいた行動を促進し、エンゲージメントや帰属意識を高めます。

この研修を通して、会社全体に理念が浸透し、共通の目標に向かって成長していく組織作りを目指します。

管理職編:コミュニケーションと適切な評価で部下のモチベーションUP

社員のモチベーションを上げる方法 管理職編

ここでは、管理職が日常的に実践できる、具体的なモチベーションアップのための施策を3つのカテゴリーに分けて解説していきます。

管理職編1. 部下との距離を縮めるコミュニケーション

1on1ミーティング

1on1ミーティングでは、業務の進捗状況や課題だけでなく、キャリアプランや個人的な悩みなども共有することで、部下との信頼関係を構築できます。また、称賛や感謝の言葉は、部下の努力や成果を認め、モチベーションを高める効果があります。日々の業務の中で、小さなことでも具体的に感謝の気持ちを伝えることで、部下は自身の貢献を実感し、更なる成長意欲を高めることができます。

積極的なコミュニケーション

普段から話しかけやすい雰囲気づくりを心がけ、相談しやすい関係性を築くことも大切です。部下が安心して業務上の悩みや不安を相談できる環境を作ることで、早期に問題解決を図り、モチベーションの低下を防ぐことができます。

また、称賛や感謝の言葉は、部下の努力や成果を認め、モチベーションを高める効果があります。日々の業務の中で、小さなことでも具体的に感謝の気持ちを伝えることで、部下は自身の貢献を実感することができるでしょう。

管理職編2. 納得感のある評価・フィードバック

プロセスの評価

成果だけでなく業務に取り組む姿勢やプロセスも評価することで、モチベーションの向上に繋げます。上司からの評価は、社員にとって自身の価値を認められる重要な機会です。単なる数字や等級だけでなく、仕事への取り組み方や成長への努力を具体的に評価することで、社員のモチベーションを高め、更なる成長を促すことができます。

建設的なフィードバック

フィードバックは、具体的かつ建設的な内容を心がけましょう。単に結果を伝えるだけでなく、良かった点や改善点を具体的に示すことで社員の成長を促します。

例えば、「今回のプロジェクトでは、期限内に質の高い成果物を提出できた点が素晴らしい。特に、顧客ニーズを的確に捉えた提案は高く評価できる。一方で、進捗状況の共有が不足していたため、チーム内で連携がスムーズにいかない場面もあった。次回はこの点を意識して改善に取り組んでほしい」といったように、具体的な事例を交えてフィードバックすることで、社員は自身の強みと弱みを理解し、今後の業務に活かすことができます。

おすすめの研修:フィードバックコミュニケーション研修
フィードバックコミュニケーション研修

この研修で解決できる課題・お悩み

  • 部下へのフィードバックがうまく伝わっていない
  • チーム全体のコミュニケーションの不⾜を感じる
  • 部下のモチベーションが下がっており、チーム全体でお互いを⾼め合う意識が希薄になっている

研修の内容

この研修では、相手の視点に立った効果的なフィードバック手法を実践的なワークショップを通して習得し、チームのパフォーマンス向上を目指します。
経験軸・ピープル軸という2つの観点からフィードバックのポイントを学び、リフレーミングやアンガーマネジメントを活用することで、多様なコミュニケーションスキルを身につけることができます。

部下のモチベーション向上や行動変容を促し、結果としてパフォーマンス向上に繋げることが期待できます。

管理職編3. 働きやすい環境づくり

業務量の調整

業務量については適切なタスク管理と分担を行い、社員に過度な負担がかからないように配慮する必要があります。業務過多は社員のストレスを増大させ、モチベーション低下に直結するだけでなく、健康問題にも繋がりかねません。

権限の委譲

権限の委譲も効果的です。社員に責任と権限を与えることで、主体性を促し仕事へのやりがいを高めることができます。自分の裁量で仕事を進められるという実感を持つことで、モチベーション向上に繋がり、更なる成長やチャレンジを促すことができます。

社員個人ができること:主体的に行動し、成長意欲を高める

社員のモチベーションを上げる方法 社員個人編

本当に高いモチベーションを維持し、仕事で成果を上げるためには、 社員一人ひとりが自身の内面と向き合い、主体的に行動していくこと が重要になります。

ここでは、社員が自ら実践できる、モチベーションアップのための3つのポイントをご紹介します。

社員個人編1. 目標設定と自己管理

明確な目標を持つことは、日々の業務へのモチベーションを高める原動力となります。

まず、具体的な目標を設定することが重要です。漠然とした目標ではなく、「○月までに顧客満足度を○%向上させる」「新しい業務スキルを3つ習得する」といった具体的かつ達成可能で、測定可能な目標を設定しましょう。

目標達成までのプロセスを細分化し、それぞれのステップに小さな成功体験を積み重ねることで、モチベーションを高く保つことができます。また、自身の業務進捗や成果を定期的に振り返り、目標達成に向けて軌道修正していく自己管理能力も重要です。

おすすめの研修:アクションプランニングワークショップ
アクションプランニングワークショップ

この研修で解決できる課題・お悩み

  • キャリアプランや目標は立てるものの、具体的な行動に移せず、計画倒れに終わってしまう
  • 日々の業務に追われ、目標達成のための行動を継続的に行う習慣が身につかない

研修の内容

このワークショップは、キャリアプランを立てただけで終わらせず、具体的な行動に移せる人材を育成します。 自身の成功体験を振り返りながら、目標達成に必要な行動を習慣化する方法を学びます。さらに、参加者同士で目標や取り組みを共有し、互いに励まし合うことで、孤独感を感じることなく、継続的な行動変容を促します。

社員個人編2. 積極的なコミュニケーション

職場の人間関係を良好に保つことは、モチベーションの維持に欠かせません。

業務に関する相談や意見交換を積極的に行うことで、新たな視点やアイデアが生まれ、仕事への意欲を高めることができます。また、同僚や上司との良好な関係構築は、業務上のストレス軽減にも繋がり、より良いパフォーマンスを発揮できる環境を築きます。さらに、チームや部署内での積極的な情報共有や協力体制は、全体のモチベーション向上に波及効果をもたらします。

日頃から周囲との良好なコミュニケーションを意識することで、仕事へのモチベーションを維持・向上させ、より良い成果に繋げることができます。

社員個人編3. ポジティブ思考

ポジティブ思考で主体的に行動することは、自身のモチベーションを高く保つ上で非常に重要です。

仕事で困難に直面した際も、前向きに捉え課題解決に向けて積極的に行動することで、成長の機会と捉えることができます。また、自ら課題を見つけ改善提案を行うなど、主体的に業務に取り組む姿勢は、周囲からの評価向上にも繋がり更なるモチベーションアップに繋がります。

失敗を恐れず常に挑戦する意欲を持つことで、自身の成長を促し、仕事へのやりがいを高めることができるでしょう。ポジティブな思考と主体的な行動は、自身のモチベーションを高め、キャリアアップにも繋がる重要な要素です。

組織、管理職、社員一人ひとりがそれぞれの立場でできることを実践することで、社員のモチベーションを高め、企業全体の成長に繋げていきましょう。

社員のモチベーションを高める研修/ワークショップサービス「バヅクリ」

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まとめ

今回は、社員のモチベーションを上げるための具体的な方法について、組織・管理職・社員個人の3つの視点から解説しました。

社員のモチベーションは、企業の成長に欠かせない要素です。モチベーションの高い状態を維持することで、生産性の向上、離職率の低下、企業競争力の強化など、様々なメリットに繋がります。

本記事でご紹介した内容を参考に、組織全体でモチベーションアップに取り組み、魅力的な職場環境を構築していきましょう。