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チームビルディングを行うにあたり、ゲームを通して組織づくりを行う企業が増えています。
ゲームを実施することで、相互理解が深まる、コミュニケーションに関する課題を解決できるなどの効果が期待できます。
そこで今回はチームビルディングを行う際、取り入れたいゲームをご紹介します。
また、ゲームを行うメリット、行う上でのポイントも合わせてご紹介していきます。
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目次
なぜチームビルディングにゲームを取り入れる企業が多いのか
近年、ゲームを通してチームビルディングを行う企業が増えています。
なぜ、一見業務と関係のないように思えるゲームを行い、チームビルディングを図るのでしょうか?
チームビルディングのため行うゲームは、全く仕事に関係していない「ただの遊び」をしているわけではありません。
人間関係の構築や、PDCAのサイクルを回すための訓練など、ビジネスに結びついているものとなっています。
それらのげーむは参加者の能力を高めたり、コミュニケーションを活性化させてくれるでしょう。
研修や会議を行う前のアイスブレイクに、チームビルディングのためのゲームを取り入れる場合があります。
また、リモートワーク下でも会議やミーティングの前に、ゲームを実施することをおすすめします。
はじめにゲームを取り入れることでリラックスした雰囲気を醸成でき、その後の発言や活動が活発になるでしょう。
スポーツ大会などを通し、チームビルディングを行う企業もありますが、時間や場所にかかるコストが多くなってしまうもの。
ゲームならば、社内で気軽に実施できるという点もメリットです。
チームビルディングでゲームを行う際に満たすべき条件
チームビルディングを目的としたゲームは、ただ実施するだけでは意味がありません。
どのようなチームにしたいか、どのような雰囲気を作りたいかなど目的をはっきりとさせ、実施するゲーム内容を決めまししょう。
また、目的を達成するためには、ゲームを行うときにどのような条件を満たしておくべきかをお伝えします。
1. 1人1人の考え方が見えやすいこと
チームビルディングを目的としゲームを行う場合、参加者のそれぞれの考え方が、他の参加者に見えやすくなるようにしてください。
特に、ゲームを通してメンバー同士の特性や、価値観を理解を目的とする場合は、とても重要なことになります。
誰か1人の発言が極端に多くなることなどがないようにしましょう。
2. コミュニケーションが取りやすいこと
コミュニケーションが取りやすい環境を作ることも重要です。
特に役職・ポジションなどを越えてゲームを行う場合、年長者、若手問わず意見が言いやすい空気を作ることが大切です。
この環境を作るためには、ファシリテーターの雰囲気作りや進め方が重要になります。
3. リラックスした雰囲気
上記の2つの条件を満たすためには、リラックスした雰囲気作りが大切になります。
ただ通常の研修を行うよりも、レクリエーションを通しチームビルディングを行う方が、リラックスした雰囲気にはなりやすいでしょう。
ゲームを始める前に、簡単なアイスブレイクのワークを入れてもいいかもしれません。
もしそれでも雰囲気作りが難しい場合、チームビルディングのためのレクリエーションを実施するサービスを運営する会社に依頼し、プロの手を借りるのも1つの方法です。
ゲームを選ぶ上でどのようなポイントを押さえればいいか?
実施するゲームを選択する上で、チェックしたいポイントは次の2つです。
1. 目的に合っているゲームか
2. 気づき、学びがあるか
3. コミュニケーションを十分に取れるか
ゲームを通して、何を達成したいかを明確にしましょう。
その人の素の部分に触れ人間関係を構築するためのゲーム、コミュニケーションの取り方を学べるゲームなど、チームビルディングのためのゲームにはさまざまなものがあります。
達成したい目的に合ったゲームを選ぶようにしてください。
チームメンバーと、どれだけ質のいいコミュニケーションが取れるかも重要です。
お互いの特徴や違いを理解できる機会や、自分の考えをチームメンバーに共有できる時間を提供しましょう。
またゲームが終わった後に、気づきや学びがあるかも重要です。そのためには、フィードバックを行う時間を用意する、終了後参加者でディスカッションをする時間を設けるなどを行いましょう。
チームビルディングゲームの種類について紹介
それではここから、チームビルディングのためのゲームをさまざまな切り口からご紹介していきます。
ゲームを通してチームビルディングを図り、チームワークや生産性を向上させましょう。
無料でできるもの
グッドオアニュース
【人数】制限なし
【所要時間】制限なし
【内容】
24時間以内にあった、自分の嬉しかったニュースを話します。
どんな内容でも構いません。
ポイントは、どんな内容でも話しやすい空気を作ること。
発表者が話し終わった後に、必ず拍手をするなどのルールを設けましょう。
会議・ミーティングや、メインのゲームに入る前のアイスブレイクとしても最適です。
伝言ゲーム
【人数】1チーム6名程度〜
【所要時間】30分〜1時間
【内容】
ゲームの定番である伝言ゲームも、チームビルディングのゲームとして用いることができます。
正確に伝えることの難しさや、大切さを学ぶことができ、コミュニケーションスキルの向上に繋がります。
ルールを知っている人が多く、ルールの説明をする時間も短く済むので、スムーズにゲームをはじめやすく短時間で行うことが可能です。
共通点探しゲーム
【人数】1チーム2名
【所要時間】30分
【内容】
チームとなった2人の共通点を探すというゲームです。
どのような質問を相手に投げかけるかが重要になってくる、質問力が試されるゲームです。
質問を繰り返すことであまり知られないなかったその人のパーソナルな部分を知ることができ、人間関係も構築しやすくなります。
ジェスチャーゲーム
【人数】2名〜
【所要時間】30分
【内容】
定番のレクリエーションゲームの1つです。
1人がお題にあったジェスチャーを行い、その他の人がそのジェスチャーが何を表しているのかを当てます。
言葉を使ってはいけません。
言葉を制限されることにより、コミュニケーションスキルが鍛えられるゲームです。
室内でできるもの
マシュマロ・チャレンジ
【人数】1チーム4名程度
【所要時間】1〜2時間
【内容】
マシュマロ1つ、パスタ20本程度、ロープ、マスキングテープ、はさみを使い行います。
これらを使いどれだけ高いタワーを作成できるか競うゲームです。
そして、頂上にマシュマロを置ける作品でなくてはいけません。
タワーの設計を考える際に、柔軟に発想すること、タワーを作る上で適材適所の役割分担を決めることなど、チームメンバーと協力し合うことが求められます。
仕事を行う上でも必要な能力をゲームを通して養うことができるゲームです。
ストロータワーゲーム
【人数】1チーム4名程度
【所要時間】1〜2時間
【内容】
先が曲がるストローと、テープを使いタワーを作るゲームです。
どれだけ高いタワーを作れるかを競い合います。
このゲームを行う上では、早くPDCAを回すための役割分担決め、チームワーク、柔軟性のあるテープやストローの使い方など、さまざまな要素が必要となります。
また、チームメンバーと力を合わせることで、チームワークも醸成されます。
バースデーライン
【人数】10人〜
【所要時間】30分
【内容】
参加者が誕生日順なるように1列に並びます。
ただ、言葉を発してはダメで、言葉以外の方法で相手とコミュニケーションを取りましょう。
コミュニケーションの取り方の勉強になるレクリエーションです。
このゲームを実施するには、ある程度広い部屋を用意する必要があります。
条件プレゼンゲーム
【人数】1チーム4名程度
【所要時間】1〜2時間
【内容】
与えられたキーワードを含み、プレゼンを行います。
そのキーワードを使い何のテーマについてプレゼンするかは、参加者が決定できます。
与えられたキーワードから連想されるものをテーマにするのではなく、関連づかないようなものをテーマに選んだ方が面白いプレゼンができます。
発想力や創造力が試されるゲームです。
ペア探しゲーム
【人数】10人〜
【所要時間】1〜2時間
【内容】
参加者にキーワードが書かれた紙を配布します。
他の参加者に質問を繰り返しながら、自分と同じキーワードが書かれた紙を持っている相手を探すゲームです。
最初どのように話しかけるか、どんな質問をするかなど、コミュニケーション力や質問力がゲームを成功させるカギになってきます。
野外で実施できるもの
BBQゲーム
【人数】1チーム5名程度〜
【所要時間】2時間〜
【内容】
普通にBBQを行うだけでも、役割分担を決める、同じ作業をする人とコミュニケーションをとるなど、チームビルディング欠かせない要素が含まれていますが、ここではただBBQをするのではなく、条件を設けた上で調理を行います。
例えば、材料調達の上限金額、調理方法、メニュー内容などの制限を設け、その制限のなかでどのグループが早く調理が終わるか、または、審査員に選ばれるかを競います。
いつもと違うロケーションのなかレクリエーションを行うことで、参加者の普段は知れない一面が知れるかもしれません。
目的地移動ゲーム
【人数】3名
【所要時間】1時間程度
【内容】
チームのうち、目隠しをする人、声を出し指示してサポートする人、サポートをするが声を出せない人を決め、3人で目的地まで移動します。
チームワークや、チームメイトとの信頼関係を築けるゲームです。
このレクリエーションは広い空間があれば、室内でも行うことが可能です。
フォレストアドベンチャー・エクスプローラー
【人数】1チーム4名
【所要時間】半日
【内容】
自然のなかでさまざまなアクティビティを通し、親睦を深めていきます。
フランスで発祥し、社員研修のプログラムとして採用されてきましたが、現在小学生など子供に向けてのプログラムとしても利用されています。
自然のなかでのびのびと、チームワークや信頼関係を築くことができます。
時間に関しても、費用に関してもある程度のコストはかかりますが、大きな気づきがあるでしょう。
オンラインで実施できるもの
似顔絵当てゲーム
【人数】1チーム4〜6名
【所要時間】1時間
【内容】
各自ある人の似顔絵を描き、披露します。
参加者は、その作品が誰の似顔絵を書いたのかを当てるというゲームです。
チームで行う場合は、正解数が一番多かったチームの勝利です。
有名人などの似顔絵もありにすると、正解の幅が広くなり難易度があがるので、チームの中の人や、組織内の人など枠を設けた方がいいでしょう。
人狼ゲーム
【人数】1チーム4〜10名程度
【所要時間】1〜2時間
【内容】
人気のゲームもチームビルディングに使うことができます。
人狼ゲームは会話形式のゲームです。
チームメンバーを人狼と村人に分け、それぞれ役割を与えます。村人はグループの中に紛れ込んでいる人狼を当てて行きます。
人狼を探し出すことができれば村人の勝利です。
その人のクセや、思考のパターンなど、パーソナルな部分が垣間見れるゲームです。
NASAゲーム
【人数】1チーム4名程度
【所要時間】30〜2時間
【内容】
参加者は月に不時着をした宇宙飛行士であるという設定で、遠く離れた母船に戻るためには何が必要か、手元にあるアイテムの優先順位をつけるというゲームです。
チームで話し合いをし、優先順位をつけます。
このゲームにはNASAの模範解答があり、その模範解答に最も近いチームが勝利となります。
参加人数が多ければ多いほど、様々な視点からの意見が出てきます。
チームの意見をロジカルにまとめていくことが試されるゲームです。
謎解きゲーム
【人数】1チーム4〜6名程度
【所要時間】1〜2時間
【内容】
謎解きをチームで行います。
みんなで意見を出し合って問題を解いていくことで、1人で謎解きを行う場合とは違う、発見やひらめきがあるでしょう。
自分史ワーク
【人数】制限なし
【所要時間】1〜2時間
【内容】
自分史を書き出し、完成したら発表します。
どのような学生時代を送ったか、どうして今の仕事を選んだのかなど、発表者のパーソナルな部分を知れるワークです。
発表後、聞き手の感想や、質問などを受け付けるとさらに深い相互理解に繋がります。
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シンプルかつ短時間でできるもの
ペーパータワー
【人数】1チーム4名程度
【所要時間】30〜1時間
【内容】
紙のみで自立するタワーを作るゲームです。
制限時間内にどれだけ高いタワーができるかを競います。
ただ、高いタワーを作るだけでなく、使った紙の枚数をなるべく少なくできたチームが勝ちとするなどの制限も設けることができます。
用意するものが紙だけでいいので、コストがかからずにゲームを実施できるのも魅力です。
ヘリウムリング
【人数】1チーム6〜12人程度
【所要時間】20分
【内容】
フラフープをチーム全員で利き手の人差し指1本だけで持ち、床に置けるまでの秒数を競争するゲームです。
誰1人、フラフープから指を離さず床におけるようにしましょう。
簡単そうに見えて意外と難度が高く、チームワークや協調性が試されます。
フラフープとストップウォッチのみででき、準備物が少なく済むのもポイントです。
体を動かすゲーム
ピンポン玉リレー
【人数】1チーム4〜8人程度
【所要時間】30分〜1時間
【内容】
ピンポン玉をお箸で掴んだり、スプーンに載せたりし、リレー形式で落とさないように運ぶ競技です。
シンプルですが盛り上がり、チームの一体感がでるゲームです。
ピンポン球を渡す際の相手への思いやりも必要となってきます。
また、ピンポン球を運ぶための道具をいくつか用意しておくと、ゲームの難度がアップします。
今、置いてあるものの中から、どの道具を使うか瞬時の判断も重要になってきます。
風船バレーボール
【人数】1チーム4〜8人程度
【所要時間】30分〜1時間
【内容】
参加者が円になり、風船を使いバレーボールのラリーを行う競技です。
風船を落とさないようにしましょう。
声がけや、メンバーがミスした時のフォローなど、仕事上でも大切となってくる、いい人間関係を築くための思いやりが必要となります。
風船なので痛くなく、誰でも参加しやすいのもポイントです。
チームビルディングで役立つサービス
チームビルディングを行う際に、役立つサービスをご紹介します。
サービスを利用することでプロの手を借りながら、スムーズにチームビルディングを行うことができます。
チームビルディングにゲームを取り入れたいけれどアイデアやノウハウがない場合、定期的に実施したいけれど社内負担が大きすぎる場合などは、社外サービスの活用をおすすめします。
バヅクリ
バヅクリは、バヅクリ株式会社が運営するエンゲージメント向上を支援するチームビルディング・研修サービスです。
プレゼンやおえかき、マインドフルネスなど、企業研修やワークショップのプロが教えるプログラムが200種類以上用意されています。
アソビと学びをブレンドしたプログラムになっていて、お互いのことを深く知ることができます。
カジュアルな雰囲気の中、楽しみながら交流ができる他にはないプログラムばかりです。
1人で体験するプログラムばかりではなく、数人での参加型プログラムが中心であることも特徴です。
・料金:250,000円〜
https://buzzkuri.com/
株式会社HEART QUAKE
株式会社HEART QUAKEから、様々なビジネスゲームのワークショップが提供されており、目的や予算、参加人数に合わせてコンテンツを選択できます。
ゲームに使う道具はレンタル可能なものの他に、購入可能なものもあり、購入することで繰り返しゲームを社内で実施することが可能です。
NEW!運動会
株式会社IKUSAが提供するサービスです。
バブルサッカーやチャンバラ、ドッチビーなど新しいスポーツを通して、チームビルディングができます。
数多くの体験したことのないレクレーションが用意されているので、新鮮な気持ちで体験ができるできます。
体を動かしながらチームビルディングを行いたいときにおすすめのサービスです。
・料金:45万円~
https://ikusa.jp/service/new-undokai/
各種サービスの比較表
サービス | バヅクリ | 株式会社HEART QUAKE | NEW!運動会 |
料金 | 88,000円〜 (1イベントあたり) | 要問い合わせ | 45万円〜 (内容により変動) |
対象人数 | 1イベントあたり50名まで | 10名未満〜100名以上まで | 要相談 |
コンテンツ分類 | マインド系 | ゲーム系 | スポーツ系 |
サービスリンク | 詳細はこちらから | 詳細はこちらから | 詳細はこちらから |
まとめ
チームビルディングを行うためのゲームには、さまざまなものがあります。
意味のあるチームビルディングのためのゲームを行うには、
・ゲームを行う目的、達成したいことをはっきりとさせる
・目的にあったゲームを選ぶ
・フィードバックの時間を設ける
・参加しやすい雰囲気づくり
などの点を押さえ、ゲームを行なってください。
また、1度ゲームを実施するだけでは、不十分な場合もあります。
定期的にチームビルディングを目的としたゲームを行う時間を設けるといいでしょう。