近年、対面で行っていた集合型研修をオンライン研修に切り替える企業が増えています。
オンラインでの研修の実施は、デメリットもある一方で、多くのメリットももたらされます。
オンライン研修を効果的に実施するには、正しい知識を習得しておくことが重要となります。
今回は、オンライン研修のメリットとデメリットを整理しながら、オンライン研修を実施する際のポイントを確認していきましょう。
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目次
なぜオンライン研修が重要視されるのか

2020年春の緊急事態宣言をきっかけに、オンライン研修の導入に注目が集まりはじめました。
今まで行っていた対面研修では、新型コロナウイルス感染の原因となる密閉、密集、密接の3密環境が作られやすいため、対面研修を行う際は少人数グループの研修に切り替える企業が多く見られました。

また、集合研修に抵抗がある人が増加傾向となっています。
LIGHTWORKSのアンケートによると、「複数の社員が集まって社員研修を行うことに抵抗を感じるか」の質問に対して、半数を超える人が「抵抗がある」と答えたそうです。
その他にも、2020年度の研修について企業向けに実施した調査ではオンラインの集合研修を増やした企業の割合は全体の75%となったそうです。
企業規模別に見ると、2000名以上の大企業では83.5%ともっとも高く、300名以上3000名未満の企業は75.6%、100名以上300名未満の中小企業では61%という結果となっています。
オンライン研修でも一定の成果を得られているという、企業の前向きな声もあり、オンライン研修の必要性は受講者・企業の両側面から進んでいると考えられます。
また、その他にもオンライン研修には受講者・企業共にメリットがあるのも確かで、新型コロナウイルス収束後も、オンライン研修の実施は多くの企業で継続されていくでしょう。
パーソル総合研究所
オンライン研修の種類

オンライン研修は、録画された研修コンテンツを見る録画型研修と、リアルタイムに研修を配信するライブ配信型に分けられます。
録画型のオンライン研修は、e-ラーニング研修やWeb learning研修とも呼ばれます。
録画型のオンライン研修は、受講者の好きなタイミングかつ自分のペースで受講を進められる点がメリットです。また、気になる研修を繰り返し受講したり、研修受講履歴を管理する際は、e-ラーニングのような録画型研修が向いています。
ただし、研修講師にリアルタイムで質問をしたり、参加者同士で会話をしたりする場合はライブ配信を選ぶ必要があります。研修目的にあわせて、研修形態を選んでいくと良いでしょう。
オンライン研修の参加方法
オンライン研修の参加方法としては、個人参加型と集合型の2つがあります。
個人参加の場合は、自宅やコワーキングスペースなどそれぞれの拠点から、パソコンなどのデバイスで研修を受講します。
集合型の参加方法では、サテライトオフィスや会社の会議室などに参加者が集い、同時にオンライン研修を受講します。
自宅にパソコンや通信設備が整っていない場合、集合型を用いることがありますが、個人型の参加方法のほうが自分で参加場所を決められるので柔軟性が高くなります。
オンライン研修のメリット・デメリット

オンライン研修のメリットとデメリットを確認していきましょう。
メリット
オンライン研修には、以下のようなメリットが挙げられます。
- 時間や場所を問わない
- コスト削減
- 参加者の業務調整の負担を削減
- 研修の質・効率を高める
- 感染症のリスク削減
オンライン研修は、パソコンやスマートフォンなどのデバイスさえあれば、全国各地どのからでも参加が可能です。行き帰りの時間や、大人数が会場に集まって着席するまでの時間などを考慮しなくて良いため、対面研修よりも時間・場所の自由度が高い点がメリットです。
大人数が集まる会議室費や交通費がかからないため、コスト削減にもつながり、移動がないことで参加者の負担も減らせます。
対面研修の場合、参加者は研修前後の予定を調整する必要がありますが、極端な話、オンライン研修であれば1日中移動せず受講ができるのでスケジューリングをしやすいでしょう。
また、録画型のオンライン研修は、研修内容が定着するまで繰り返し視聴ができます。e-ラーニングであれば、どの研修を何時間受講したか記録を残せるため、研修の受講管理がスムーズになります。
その他にも、オンライン研修は「この席は講師の声が聞こえにくい」といった不便さがないため、研修の質を保てる点も魅力です。
デメリット
オンライン研修のデメリットとなり得る点を見ていきましょう。
- 実践型研修に不向き
- 参加意欲が保ちづらい
- 強制力がないため、受講者の自主性や参加意欲に左右されやすい
- 非言語的コミュニケーションが減る
- 参加者同士の交流機会の減少
オンライン研修は、実践型の研修に不向きとなる場合があります。
実践型研修には、名刺交換のような動きを伴う研修や、店舗での販売研修がありますが、接客動作などを画面越しに習得するのは難しいでしょう。
また、オンライン研修の場合、身振り手振りやアイコンタクトといった非言語的コミュニケーションを活用した研修プログラムを実施しづらい点にも注意が必要です。
カメラごしに目線を合わせたり、雑談しあったりする場合、対面研修のようにスムーズにいかないケースが多いです。
そのため、受講生の参加意欲が保ちづらかったり、参加者同士の交流が難しい点も理解しておくと良いでしょう。
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研修を内製する場合、企画から実施までに、時間や人など多くのコストがかかります。
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また、研修運営のノウハウがない場合も、まずは社外サービスを活用するようにしましょう。

対話型実践研修『ムキアイ』は、アクティブラーニングによる高い学習定着とアクションプランのコミットメントによる行動変容を促進するように設計されており、また講師を務めるのは業界のプロMCのため、深い学びを得るだけでなく、やらされ感のない「楽しい」と感じる研修の実施が可能です。参加者満足度は97%を誇ります。
『ムキアイ』では企画から運営まですべてお任せできるので社内で実施する場合と比較して社内工数を90%も削減できます。
オンライン研修をスムーズに進めるには

オンライン研修のメリットを活かし、スムーズに研修実施をするポイントをお伝えします。
通信環境の準備を怠らない
オンライン研修はとくに、通信環境やWeb会議システムなどの環境準備を念入りに行いましょう。
オンライン研修で利用するWeb会議システムの基本操作や録音の方法、チャット機能の有無や画面共有の流れは一通り事前確認しておくと安心です。
万が一、研修講師(運営側)のデバイスが接続不可になったときに備えて、代替のパソコンを用意しておくのもおすすめです。
確認例
- Web会議システム(ZoomやGoogle Meet、Teamsなど)のテスト通信を行ったか
- Wi-Fiなど大容量の通信環境は整っているか
- 複数のデバイス(パソコン、スマートフォンなど)を用意したか
- ヘッドフォンやマイク、モニター、ライトなど備品は揃っているか
オンライン研修の企画準備を念入りに
オンライン研修は、非言語的コミュニケーションが少なく受講者の意欲を保ちづらいという特徴を踏まえて企画を練ることが大切です。
- 受講者が発言しやすい仕組みを作る
- 受講者がリアクションしやすいように、ジェスチャーの指示をするなどルールを作る
- オンラインツールのチャット機能や画面共有、ブレイクアウトルームなどを駆使した企画をする
- オンラインイベントの司会進行に慣れたファシリテーターのアサイン
- 参加者を盛り上げる「サクラ」役の社員の配置
など、企画段階でオンライン研修の効果を高める準備を行いましょう。
まとめ

働き方の多様化により、今後もオンライン研修を活用する企業は増えていくでしょう。
たとえ出社型の働き方が主流となる組織でも、コスト削減や参加のしやすさなどから、オンライン研修を希望する社員も一定数いるはずです。
「ITツールの活用に自信がない」「オンライン研修の企画準備に不安がある」という人は、外部の研修サービスをうまく活用してみてはいかがでしょうか。
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