近年、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に投資を行う「健康経営」という考え方が普及してきています。
その影響もあり、自社内でストレスケア研修を行う企業も増えています。

しかし、しんみりとしたストレスケア研修だと受講する社員が退屈に感じてしまいます。
従業員が研修後に自分でストレスケアを行えるように実践的で面白い研修が望ましいでしょう。

本記事では楽しみながら受講できるストレス研修の具体的な内容を紹介します。

ストレスケアとは?

ストレスケアが必要な社員

社内で適切なストレスケアを啓蒙することは、生産性が向上したり離職防止につながったりなどさまざまなメリットがあります。
ここではストレスケア研修について紹介する前に、ストレスケアについて解説します。

そもそもストレスとは?

そもそも、ストレスとはどのようなものなのでしょうか。

ストレスとは、外部から何らかの刺激を受けたときに感じる緊張感のことです。
人間は刺激を与えられると、驚いたり、怒ったり、恐怖を感じたりなどといったさまざまな心の変化が起こります。
この心の変化がストレスと呼ばれています。

ストレスには自分に適度なプレッシャーを与え、成長させてくれる「良いストレス」と、過剰な強迫観念に支配されてしまう「悪いストレス」があります。
悪いストレスが増えてしまうと、心身にさまざまな不調をきたしてしまいます。

また近年リモートワークの発展で、人とコミュニケーションを取る機会が減り、孤独感やストレスを感じやすくなっています。
このような社会情勢の変化も、ストレスケアが求められる一因となっています。

楽しみながら学べるバヅクリの「ストレスケア研修」

ストレスとの付き合い方を学び生産性を安定させるストレスケア研修
出典:バヅクリ

研修サービスのバヅクリが提供する「ストレスケア研修 〜ストレスとの付き合い方を学び生産性を安定させる〜」では、自分の心の癖と自分にとってのストレッサー要因を分析し、その対処方法について考えます。
ストレスとの向き合い方を学ぶことで、心の病を未然に防ぐとともに、楽しく前向きに仕事ができるようになります。
仕事や人間関係で悩みが尽きない若手社員の方におすすめの研修プログラムです。

ストレスケアとストレス解消法の違いは?

ストレスにうまく対処する方法として、ストレスケアとストレス解消法があります。
これらにはどんな違いがあるのでしょうか。

両者の最大の違いは、ストレスケアは「思考法」である一方で、ストレス解消法は「対処法」であるということです。

ストレスケアでは、長期にわたり自分の考え方や捉え方を変えていくことでストレスをためにくくするというアプローチを取ります。
ストレスを感じたときの対処だけではなく、そもそもストレスを感じないようにするという予防的な側面も持ち合わせているのがストレスケアです。

一方、ストレス解消法は「ストレスがたまったその都度都度で、どう解消するか」という対処に重きを置いたアプローチを取ります。
そのため、長い目で見ればストレス解消法よりストレスケアの方が有効と言えるでしょう。

ストレスケアの具体的な方法

ストレスケアをおこなっている社員

ストレスケアには様々な方法があります。
ここではストレスケアの具体的な方法を解説します。

自分の心のクセを理解する

自分の心や思考のクセを理解することで、ストレスがたまりにくくなります。

同じ出来事や光景に遭遇しても、それをどのように捉えるか(認知)は人によって異なります。
「認知の歪み」とは、ある物事に遭遇したときに、自分の気持ちが不安や怒りといったネガティブな感情になりやすくなる捉え方をしてしまうクセのことを言います。

例えば、上司に仕事の進め方について注意をされたとき、「上司は自分のやることが気に入らないから色々口を出してくるのだ」と怒りを感じたり、「自分はなんでこんな簡単なこともできないのだろう」と過剰に自己否定したりする人もいるでしょう。

そういった自分の捉え方のクセをあらかじめ理解することで、同じような思いを抱いたときに「いつもの思考のクセに囚われてしまっている」自分に気づきやすくなり、落ち着いて物事を見ることができるようになります。

物事の捉え方を変える

物事をネガティブに捉えると、ストレスがたまりやすくなります。
そこで、視野を広く持ったり、客観的な視点で見たりすると、ネガティブ思考から脱却できるためストレスがたまりにくくなります。

例えば、先ほどの上司に仕事の進め方について注意をされたときを考えてみましょう。
そのときに「上司は自分に成長してほしくて注意してくれている」「言いにくいことをわざわざ注意してくれるなんて、ありがたい」など、解釈をポジティブに変換することで、不必要なストレスを感じずに済みます。

周囲の人への相談

客観的な視点を持つことで、ストレスを感じにくくなります。
物事を客観的に見るための方法の一つとして、周囲の人に相談するのも有効です。

起こったことを言語化することで、思考や感情が整理されるため、物事を客観視しやすくなります。
また周囲の人からフィードバックやコメントを受けることで、自分以外の考え方に触れることができるため、一つの出来事に対してもさまざまな捉え方ができることに気づけるでしょう。

自分が誰からどんなサポートを受けているかを知る

自分が置かれている状況を紙に書くことで、自分のことを客観的に評価することにつながります。
例えば紙の真ん中に自分を書き、その周辺に自分をサポートしてくれている人たちを書いていきます。
そうすることで「自分はさまざまな人に支えられて生きている」ということを実感できるため、ストレスケアにつながる場合があります。

ストレスケアには研修がおすすめ!

ストレスケア研修を実施する企業

自分一人の力でストレスケアを学び、実践するのはハードルが高いものです。
そのため従業員にストレスケアのスキルを身につけてほしい場合は、ストレスケア研修を行うのがおすすめです。
ここではストレスケア研修がおすすめの理由を解説します。

【理由①】ストレスケアを実践までおこなえるため

前項で、解説したとおり、ストレスケアの手法は多岐に渡ります。
また、自分一人では自分の心のクセに気付きにくいことも多いです。
しかし研修であれば、インプットだけで終わらず、実際の取り組み方にまで落とし込みながら学べるため、ストレスケアの実践に有効です。

【理由②】ゲーム形式でおこなう事が多く、自発的に受講してもらいやすいため

座学の研修ではインプットがメインとなってしまうため、受講者にとって少し退屈に感じてしまうこともあります。
またどうしても受講者にとっても受動的な学習となってしまい、根本的な解決に繋がらないことも多いです。
しかしゲーム形式のストレスケア研修であれば、自発的に研修に取り組んでもらえるため、ストレスケアの実践にまでつなげることができます。

ストレスケア研修ならバヅクリ!

バヅクリ

バヅクリは、チームの成長と社員の行動変容にコミットする研修やチームビルディングサービスを提供する会社です。
同社が提供する研修プログラムでは、ストレスケア研修や心の回復力を向上させるレジリエンス研修など、社員のストレスケアをサポートするものを多数用意しています。
業種や経験年数問わずおすすめのプログラムです。

まとめ

本記事では、ストレスケアとストレス解消法の違いやストレスケアには研修がおすすめな
理由について解説しました。
従業員の離職防止が喫緊の課題となる中で、ストレスケアはより一層求められていくでしょう。
本記事を参考に、バヅクリのストレスケア研修を検討してみてはいかがでしょうか。