昨今、ビジネスで成果を生み出すための思考法として注目を集めている「ラテラルシンキング」。
いち早くその有用性に気づき、自社の従業員にラテラルシンキングを身に付けてもらいたいと考えている経営者や人事担当者の方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ラテラルシンキングを従業員が習得するための研修について、どのようなものがあるのか、またラテラルシンキング研修とはどのような内容なのかなどについてご紹介していきます。

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ラテラルシンキングとは

ラテラルは「側面の」「水平の」といった意味で、ラテラルシンキングとは、問題を解決するために固定観念や既存の論理にとらわれず、「物事を多角的に考察する」「新しい発想を生み出す」ための思考法のことです。
直感的な発想で、偶然を何かのチャンスにできないか考えるといった特徴があり、日本では水平思考とも呼ばれています。

ラテラルシンキングの詳しい定義は下記記事にもご紹介しておりますので、よろしければ御覧ください。

ラテラルシンキングが注目されている背景

ラテラルシンキングが注目され始めたのは、インターネットの普及やグローバル化の促進などにより、社会の変化スピードが従来と比較して非常に早くなっていることが関係しています。
それ故、未来の事は過去の延長線上では予測しづらく、ロジカルシンキングのような「過去」のデータをもとに予測をたて思考するものだけでは対応できなくなっているという流れがあります。

また、競合他社の情報がすぐに簡単に手に入るようになった現代において、他社との差別化に必要な独創性のあるアイディアを生み出すことにラテラルシンキングが有用であるという認知がされてきたということも挙げられます。

さらに、ラテラルシンキングは結論にたどり着くまでが早いため、スピード感を求められるビジネスの現場で使いやすいということも、注目が集まっている一つの理由でしょう。

ラテラルシンキングは、結論までの過程を問題にするのではなく、出た結論が問題解決に値するかどうかを重視します。直感的な発想で提案されたアイデアを吟味し、直面している課題解決を図れるかを判断していくため、結論を導くのが早く、物事を迅速にすすめることができます。

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ラテラルシンキングの思考法や身につけ方

ラテラルシンキングが身についている社員

ラテラルシンキングの手法

ラテラルシンキングは思考する際に前提を持たないという特徴があります。前提や現状を疑う視点を持ち、制約をなくします。

さらに、多角的な視点から課題について考えます。下記のようなアレックス・F・オズボーンが提唱したチェックリストなどを用いて、様々な視点で課題について検討していきましょう。

  • 転用:他に使いみちがないか
  • 代用:既存のものから代用できるものがあるかを思考する
  • 応用:参考にできるものがあるか、同様のものがないか、過去のアイディアから借りられるか
  • 変更:一部を変更できる部分がないか検討する。
  • 拡大:考えるものに対して「大きくしたらどうなるか」を検討する。
  • 縮小:考えるものに対して「小さくしたらどうなるか」を検討する。
  • 置換:位置や工程、要素の入れ替えができるか検討する。
  • 逆転:上下、左右、前後、立場などを逆転してみたらどうなるかを検討する。
  • 結合:要素やアイディア、目的を組み合わせたらどうなるかを考える

ラテラルシンキングの身につけ方

ラテラルシンキングを身につけるために自身でできることは、自分以外の視点から物事を考えるように意識したり、前提となっているものを意識的に疑っていく習慣をつけたりという事が挙げられます。

相手の視点に立つとこの事象はどう見えるのか、特定の属性の人から見るとどう感じられるのかなど、意識的に自分以外の視点に立って考える練習をするとよいでしょう。

ラテラルシンキングの思考法や身につけ方は下記記事でご紹介しておりますので、よろしければ御覧ください。

ラテラルシンキング研修の内容

ラテラルシンキング研修の様子

それではラテラルシンキングを身に付けるための研修にはどのようなものがあるのか、一般的な内容をご紹介します。

ラテラルシンキングの基礎理解

まずはラテラルシンキング自体について学びます。ラテラルシンキングはどういうものか、なぜ必要か、基本的な概念などについて理解を深めます。

ラテラルシンキングの考え方・手法

続いて、ラテラルシンキングの手法について学んでいきます。
前提を疑ったり、視点を変えてみたり、アイデアを組み合わせてみたり、別のもので考えてみたりなど、ラテラルシンキングでよく取られる手法はどのようなものがあるかを理解します。
ここでは簡単にワークを挟んだりすることが多いです。

ラテラルシンキングによる発想を実現する方法

そして、ラテラルシンキングで発想したアイデアを実現していく方法について学びます。
アイデアを実現させるために必要なものは何か、どのようにアイデアを絞り込んで選定するか、コンセンサスをどのようにとっていくかなど、実務レベルに落とし込むための手法について身につけます。

ラテラルシンキング研修にオススメの研修会社

ラテラルシンキング研修のサービス

リスキル

リスキルのラテラルシンキング研修は、ラテラルシンキングを活かすことで、業務改善のみならず革新的な新しい発想やアイデアを導くための研修となっています。
個人だけではなく組織・チームでラテラルシンキングができるようにすることがゴールとなっていること、実践的なワークを通してラテラルシンキングの思考法を鍛えるプログラムとなっていることが特徴です。

https://www.recurrent.jp/categories/thinking-lateralthinking

インソース

インソースのラテラルシンキング研修は、ラテラルシンキングに関する方法論の講義を受けた後、実際にフレームワークを使いながら習得するものとなっています。
5つの発想法、オズボーンのチェックリスト、連想的な発想法など、さまざまな発想法を身につけます。

https://www.insource.co.jp/bup/bup_lateral-thinking.html

ムキアイ

研修サービス「ムキアイ」のラテラルシンキング研修では、アイデアを出す際にロジカルシンキングだけでは出てこないような、思考の枠を拡げてアイデアを出す方法を学習します。
グループワークにおいてお互いのアイデアに刺激を受けながらアイデア出しをすることにより、多様なアイデアを出す方法を体感できるようなプログラムになっています。

特に、新入社員から若手社員の方、柔軟で幅広くアイデアを考える力を身に付けたい方におすすめの研修です。

まとめ

今回はラテラルシンキングの研修についてご紹介しました。
ラテラルシンキングを身につけるには実践がなによりも大切であり、ワークショップを通じて実践になるべく近い形で学ぶことができる研修は効率も良いです。

ぜひ一度ラテラルシンキングの研修の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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