ロジカルシンキングと並び、重要性が増しているクリエイティブシンキング。
先の見えない予測不可能なこれからの社会に必須のビジネススキルと言われています。
本記事では、クリエイティブシンキングを習得するための研修について解説していきます。
目次
クリエイティブシンキングとは?
クリエイティブシンキングとは、「枠組みにとらわれないアイデアを生み出す自由な発想」のことです。
従来ではビジネスでは一般的に「ロジカルシンキング」が重視される傾向にありました。しかし、ロジカルシンキングは柔軟性に欠けたり、「未来は過去から想定できる」という前提となっており、不確実な未来に対応しづらいという欠点を持っています。
そのため、ニーズが多様化する現代社会において、クリエイティブシンキングが重視され始めています。
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クリエイティブシンキングによって得られる効果
それでは、クリエイティブ・シンキングによってどのようなメリットがあるのかについてご紹介します。
思考の枠やクセを理解し、意識して枠を外すことができる
クリエイティブシンキングを学ぶことで、今までの自分たちの思考の癖やバイアスなどを振り返る機会になります。
また、無意識に囚われている思考の枠や癖をコントールして外すきっかけとすることができます。
バイアスを認識した上で思考の枠を超えることで、自由な発想で解決法を考え出す事ができるようになります。
自由な発想が可能になり、新しいアイディアが生まれやすくなる
さらに、事実やルールにとらわれることなく、自由に物事を考えることにより、今までではなかった新しいアイディアや商品、サービスが生まれる可能性が高まります。
ニーズが多様化し、また類似品が溢れている世の中において、非常に重要な利点と言えるでしょう。
こうした自由な発想方法は、スキルやプロセスを学べば誰でも体得できるようになります。
クリエイティブシンキング研修を受けるべき人の特徴
このように、これからの社会におけるビジネススキルとして大いに活用しうるクリエイティブシンキングは、研修でも習得することが可能です。
ここでは、どういった人が研修を受けると効果が出やすいか、例を挙げてご紹介します。
思考がマンネリ化している
まずは、柔軟な発想が苦手だったり、同じような発想しかできない課題をお持ちの方です。クリエイティブシンキング研修を受講することで、事実やルールにとらわれない、思考方法を習得することができます。
思考方法や考え方のコツを学ぶことで、従来では出来なかった柔軟な発想で、業務に貢献することができるでしょう。
新商品開発など新ソリューションの立案に取り組んでいる
さらに、新商品や新サービスを開発する方にもオススメです。
新商品や新サービスの開発の際には、今までの市場にはなかった新しいものが重要な評価基準となります。その際に「自由奔放なアイディアをたくさん出す」クリエイティブシンキングは役に立つでしょう。
クリエイティブシンキング研修で学べる思考法を一部紹介!
続いては、クリエイティブシンキング研修で学ぶことが出来る思考法について、簡単にご紹介します。
1. ブレーンストーミング
まず最初に挙げられるのは、ブレインストーミングの思考法です。
ブレーンストーミングは、チームを組み1つの課題に対して意見を出し合うトレーニング方法です。結論を出さない、自由なアイディアを重視、アイディアの数を重視することが特徴的です。
2. シックスハット法
意識して視点を変える、シックス・ハット法という思考法もあります。
これは、直感的、否定的、肯定的、客観的、革新的、俯瞰的の6つのいずれかの視点から物事を考える思考方法です。
6つの視点のいずれかを選んでテーマについて考えるという点を、いずれかの帽子(ハット)被った状態に例えていることからこのネーミングとなっています。
強制的に違う視点を強いることで、自身の思考に凝り固まらない、自由な発想ができるようになります。
3. SCAMPER
SCAMPER法(スキャンパー法)は、アイデアを無の状態から生み出すものではなく、既存のアイデアを様々な角度から見直したり、検討したりすることで、元からあったアイデアを拡張・派生させていく方法です。
Substitute(代用できないか?)、Combine(結合できないか?)、Adapt(応用できないか?)、Modify / Magnify(修正/拡大できないか?)、Put other uses(転用できないか?)、Eliminate / minify(削除 / 削減できないか?)、Reverse / Rearrange(逆転/再編集できないか?)の7つの質問に答えていくことでアイデアを広げることができます。
クリエイティブシンキング研修ならバヅクリ!
研修サービスのバヅクリでは、クリエイティブシンキングの一環である、ラテラルシンキングの研修も受講できます。
ラテラルシンキングとは、問題を解決するために固定観念や既存の論理にとらわれず、物事を多角的に考察したり、新しい発想を生み出すための思考法のこと。日本では「水平思考」とも呼ばれます。
この研修では、アイデアを出す際にロジカルシンキングだけでは出てこないような、思考の枠を拡げてアイデアを出す方法を学習します。グループワークにおいてお互いのアイデアに刺激を受けながらアイデア出しをすることにより、多様なアイデアを出す方法を体感できるようなプログラムになっています。
特に、新入社員から若手社員の方、柔軟で幅広くアイデアを考える力を身に付けたい方におすすめの研修です。
まとめ
本記事では、クリエイティブシンキング研修について解説してきました。この研修を受けることで今までになかったアイディアを生み出すことができるようになります。
変化の激しい時代に対応するためにもクリエイティブシンキング研修を検討してみてはいかがでしょうか。