コミュニケーション活性化を目的に、リモートで実施されるイベントにおすすめなプログラムのアイディアを、組織の規模別にご紹介します。
それに合わせて、オンラインイベントの開催手順や、リモートでイベントを行う際のポイントなどもご紹介するので、イベント開催時の参考にしてください。
オンラインで社内イベントを開催し、社内コミュニケーションの課題を解決しましょう。
目次
コミュニケーションの重要性
社内のコミュニケーションが活発になることで、
- 生産性の向上
- ストレスの軽減と定着率の向上
- 関係性の構築
- イノベーションが起こりやすくなる
- 企業収益の向上
などのメリットがあります。
しかし近年、リモートワークをする機会が増加したことで、社内コミュニケーションに課題を感じる企業は増えています。
業務中に必要最低限のコミュニケーションを取ることはあっても、雑談やカジュアルなコミュニケーションをする機会は少なく、関係性の構築が難しいと感じている組織は多いです。
そこで実施したいのが、リモートで行うイベントです。
オンラインで社内イベントを開催することで、メンバーは1つの場所に集まることをしなくとも自宅などにいながら、その他のメンバーとカジュアルにコミュニケーションが取れる機会を提供できます。
規模別!おすすめのオンラインイベント10選
コミュニケーションの活性化を目的とし社内イベントを開催するとしても、どのようなコンテンツを用意すればいいかわからない人や、ネタ切れを感じている人もいるのではないでしょうか?
そこで、オンラインイベントで行うコンテンツやレクリエーションのアイディアを、組織の規模に分けてご紹介していきます。
10 人以下
まずは10人以下の少人数で行うゲームやワークをご紹介します。
1. 絵しりとり
口頭で行うのではなく、絵を描いてしりとりを行います。
自分の前の人の絵しか見れないというルールを設けると難易度がアップします。
2. ジェスチャーゲーム
1人がジェスチャーを行い、その他の参加者が何を表しているかを当てます。
言葉を使ってはいけません。
言葉を使わずコミュニケーションを取ることの難しさを実感できるゲームです。
3. 人狼ゲーム
村人チームと人狼チームに分かれて行い、だれが人狼かを当てられれば村人チームの勝利です。
その人の思考のクセや、嘘をつく時のクセがよくわかる人気のゲームです。
役職を決めるために、専用アプリなどツールを導入する必要があります。
また、研修やワークショップを企画・運営するサービス「バヅクリ」でも、人狼ゲームを用いたワークショップが開催されています。
4. かぶっちゃやーよ
「3文字の魚」や「コンビニの名前」をそれぞれ紙などに書いて出します。
その時、その他の参加者とかぶらないように、答えを選ばなくてはいけません。
また、「赤いもの」「黄色いアイテム」などお題に沿った家にあるものを、画面の前まで持ってくるというルールで行うこともできます。
5. 以心伝心ゲーム
「好きなラーメンの味は?」や「○○さんの好きなおにぎりの具は?」などの問題に対して、参加者全員や、ペアで答えを合わせるゲームです。
参加者の価値観やパーソナリティに触れることのできるゲームです。
10 人以上
10人以上で実施できるゲームやワークは以下です。
1. ワールドカフェ
名前の通り、カフェのようなリラックスした雰囲気の中で行うレクリエーションです。
1テーブル4〜5名程度に分かれて自由にトークします。
1回の時間を決め、時間がきたらメンバーをシャッフルしてまた会話をします。
オンラインで行う場合は、ブレイクアウトルーム機能を活用しましょう。
2. オンラインプレゼン
オンライン上でプレゼンを行います。
1人1人行ってもいいですが数名のチームごとに行うと、プレゼン内容を話し合って決める際などコミュニケーション機会を作り出すことができます。
3. リモBako
オンラインイベント開催プラットフォーム「reBako」を活用した謎解き探索型のパーティーゲームです。
謎解きでは、チームメンバーで力を合わせて謎を解いていく必要があります。
「reBako」は、オンラインイベント開催のプラットフォームで、オンライン上の会場の中を自由に移動することができ、まるでオフラインイベントに参加しているような体験ができます。
4. オンライン運動会
オンライン運動会はその名前の通り、オンラインで行う運動会です。
しかし広い場所は必要なく、横になれるだけのスペースがあれば十分で自宅から参加できます。
チーム戦で行い親睦を深められる上に、リモートワーク下での運動不足の解消にもなります。
研修やワークショップを企画・運営するサービス「バヅクリ」でも提供されているプログラムです。
バヅクリのオンライン運動会ではプロの司会者がファシリテーターを務めるため、盛り上がること間違いなしです。
5. オンライン焚き火
画面に映し出された焚き火の映像を見ながら、悩みやこれからしたいことなどを語り合います。
焚き火にはリラックス効果があり、参加者の本音を引き出してくれます。
研修やワークショップを企画・運営するサービス「バヅクリ」のオンライン焚き火は、プロの司会者が進行を行い、より参加者の本音を引き出します。
大人数で行える社内イベントのアイディアはこちら
開催までの流れ
リモートでのイベントを開催するまでの流れを簡単にご紹介します。
1. 社内イベントの目的と企画を検討する
まず、イベントを行う目的を明確にすることが大切です。
「各部署のコミュニケーションの活性」や、「部署を超えたメンバーの繋がり作り」などと目的を明確にすることで、イベントで実施するコンテンツを選択しやすくなります。
また参加を呼びかける際も、目的がはっきりしているイベントだと、メンバーは参加しやすいというメリットもあります。
2. 機材や配信ツール、サービスの利用を検討
リモートでイベントを開催するには、機材やツールの利用が必須になります。
ただ、イベント運営をしてくれるサービスなどを活用すると、自社で機材やツールの準備をしなくてもいい可能性もあります。
今後のオンラインでの社内イベント開催頻度や、予算を踏まえ、機材を購入するかサービス会社の機材を利用するかを考えましょう。
3. ツールの選定をする
自社で機材や配信ツールを用意することになったら、使用ツールの選定を行います。
配信ツールを選ぶ際は、
- 料金
- 参加可能人数
- 機能
- 制限時間
などをチェックし、自社に合ったものを選択をしましょう。
また、日程調整や出欠確認などもツールを活用することでスムーズにこなすことができます。
それでは、おすすめのツールをいくつかご紹介します。
① Zoom
Zoomは、URLをクリックするだけでルームに参加できるのがメリットです。
しかし、ホストはユーザー登録をする必要があります。
無料アカウントの場合、参加人数の上限は100名。
3人以上が参加しているルームの制限時間は1回40分です。
有料プランに登録することで、時間や人数の制限が変わる他、様々な機能が利用できるようになります。
② たくのむ
ログイン不要、時間無制限で利用ができるたくのむ。
参加人数の上限は6名まで。
有料のたくのむプレミアムに登録すると上限は12名になります。
③ GoogleMeet
Google社が提供する通信ツールです。
Google がお客様の情報やプライバシーの保護に使用しているセキュリティと同じものが使用されているので、安全性に期待できるのが特徴です。
https://apps.google.com/intl/ja/meet/
その他、通信のためのツールについて詳しくはこちら
④ 調整さん
調整さんはスケジュール管理ができるツールで、参加者にURLを共有し参加可能な日を入力してもらうだけで、イベント開催の日程調整や出欠確認ができるツールです。
4. 開催に向けて告知と準備
イベントの告知と、準備を行います。
1度の告知だけではしっかり周知できないことがほとんどなので、申し込み締め切りや開催日までに何度かアナウンスすることをおすすめします。
社外サービスを活用するのも1つの方法
簡単にイベント開催までの流れをご紹介しましたが、実際にイベント開催までの準備をしてみると意外と行うべきことが多く、特に初めてリモートでイベントを実施する場合は、大きな社内負担になることも考えられます。
また、オンラインイベントの開催ノウハウがない場合や、ファシリテーターや講師に適任の人材が社内にいない場合などもあるでしょう。
そのような場合は社外サービスを活用するのも1つの方法です。
イベントの1部コンテンツだけを依頼してもいいですし、企画から運営までをお任せすることも可能です。
企画から運営までをお任せすることで大幅に社内負担は削減できます。
社内イベントの開催の流れについて詳しくはこちら
オンラインイベントを開催する際のポイント
リモートでイベントを行う際のポイントをしっかりと押さえ、コミュニケーションの活性により効果的な時間にしましょう。
また、ポイントを押さえておかないと参加者にネガティブな印象を与え、イベントが逆効果になってしまうこともあるので注意が必要です。
1. 通信環境の確認
イベント開催前に通信環境の確認をしましょう。
音声が途切れてしまう、画面が乱れるなどの不具合がある場合、参加者の満足度が低下してしまう可能性があります。
また、事前にテストをしておくことで、当日、音声が聞こえないなどの思わぬアクシデントを防げる可能性もあります。
2. ビデオはオン
ビデオはオンにして参加してもらうようにアナウンスしましょう。
オンラインでのコミュニケーションはオフラインよりも円滑に行うことが難しく、少しでもスムーズにコミュニケーションが取れるようにするためです。
また音声のみの場合、その他の参加者の存在が遠くに感じられイベントに参加しているという実感が湧きにくいので、カメラはオンにしてもらうことをおすすめします。
3. 司会を決めてスムーズな進行
リモートで行うイベントは、司会がとても重要です。
オンラインでのコミュニケーションは発言のタイミングが掴みづらく、1部の人しか会話に参加できない場合も多くあります。
司会者はできるだけ多くの人が発言できるよう、発言が少ない人に話を振るなど、全員がイベントに参加できるよう努めてください。
4. テーマやルールを決めて周知
イベントのテーマやルールをあらかじめ周知することで、説明の時間を短縮してメインのコンテンツにスムーズに取り掛かることができます。
イベントの開催目的や、入室時間、マイクのON・OFFなどをメールやチャットにてアナウンスしてください。
5. 全員が楽しめるゲームにする
参加者全員が楽しめるゲームをチョイスしましょう。
1部の人しか楽しめないゲームだとその他の人が疎外感を覚えてしまい、組織に対する愛着や帰属意識が低下しかねません。
せっかくイベントを開催しても逆効果になってしまうので注意が必要です。
6. 飲み会では飲みすぎないように
リモートで行うイベントの場合、自宅から参加することが多くつい飲みすぎてしまうもの。
お酒を交えてイベントを開催する場合は、飲みすぎないように注意してください。
7. 同居人や隣人への配慮
自宅から参加をするということは、近くには同居人や隣人がいるということです。
大きな音を出したり、夜遅くまで開催をしたりして、周りの人に迷惑がかからないようにしましょう。
成功事例
コミュニケーションを活性化させるため、リモートで社内イベントを開催し成功した企業の事例をご紹介します。
ぜひ、自社で開催する際の参考にしてみてください。
1. 株式会社ガイアドリーム
同社では、コロナ禍でこれまで盛んだったオフラインでの社内イベントの開催の実施は難しくなり、リモートワークも進みました。
コロナ禍で入社した社員は社内にどのような人がいるのかわからない状況になり、サービス「バヅクリ」を活用し社内イベントを実施。
「おえかき」と「クイズバトル」を開催し、オンラインでもしっかりとコミュニケーションの機会を設けることができました。
その業界のプロが講師やファシリテーターを務めるバヅクリのプログラムですが、参加者からは、司会のファシリテーションが上手だったとの感想が。
また、運営をお任せできたので準備することはほぼなかったそうです。
参考:オンラインツールが苦手な社員でも手軽に参加できるイベント
バヅクリ
2. みずほフィナンシャルグループ
内定者に向けリモートでイベントを開催したみずほフィナンシャルグループ。
「バヅクリ」を活用し、
- 演劇
- 筋トレ
- マインドフルネス
- グラフィックレコーディング
- プレゼン
- 寿司握り体験
などのプログラムを実施。
オンラインだからこそ時間や場所にとらわれずに、全内定者に平等な機会を提供することに成功しました。
イベント後、実施したアンケート調査で、参加者の高い満足度を得ることができました。
参考:「バヅクリ」で内定者同士のつながりを創り、入社前の不安を解消
バヅクリ
3. 凸版グループ
コミュニケーションの活性化やグループの一体感醸成、企業に対する家族の理解促進を目的として、全社横断型の社内スポーツイベントを2年に1度開催しています。
新型コロナウイルスの流行により実施が困難であることから、eスポーツ大会へと変更。
各地から参加できることから、従来よりも規模を大きくして開催することができました。
全国48拠点で実施された予選を勝ち抜いた16チームが戦うeスポーツの決勝大会の他、従業員だけでなくその家族も参加できるプログラムも実施されました。
参考:トッパングループ、国内48拠点/海外13拠点の従業員が参加した社内eスポーツイベント「TOPPAN eSPORTS FESTIVAL 2021」を開催!
凸版印刷株式会社
まとめ
コミュニケーション活性のためにぜひ開催したい、リモートでの社内イベント。
ポイントをしっかり押さえ、効果的なイベントを開催してください。
また、リモートでのイベント開催に関してノウハウがない場合や、社内にファシリテーターや講師に適任の人材がいない場合は、社外サービスを活用することをおすすめします。