キャリアデザイン研修は、自己理解を深め、これからの働き方や自身の目標を定めるとても重要な時間となる研修です。
働き方が多様化し、人生100年時代とも言われる今、実施したい研修の1つであり、実施することで従業員だけでなく企業にもメリットがあります。
キャリアデザイン研修を実施する際の進め方やポイント、活用したいおすすめサービスなどをご紹介します。
※バヅクリでは、キャリアマネジメント研修をはじめ200種類以上のアクティブラーニング研修を提供しています。ご興味がある場合こちらからダウンロードいただけます。
目次
今注目を集めるキャリアデザイン研修とは
キャリアデザイン研修は、経験などを振り返り自己理解を深め、今後の職業人生を設計するための研修のことを指します。
人生100年時代と言われ、働き方も多様化している今、キャリアデザイン研修はぜひ実施したい研修の1つです。
キャリアデザイン研修では
- 自己理解を深める
- キャリアの棚卸し
- 中長期的な目標の設定
などを行います。
何か特定の技術を習得するための研修ではなく、自分自身と向き合い、マインドを変えていくための研修です。
バヅクリでもチームでキャリアを考える、キャリアデザイン研修についてご提供しています。バヅクリのキャリアデザイン研修の内容についてはこちらの資料をダウンロードすることでご覧いただけます。
注目を集める背景
キャリアデザイン研修が注目されるようになった背景は、現在は未来の予測が難しいVUCA時代であることが挙げられます。
VUCAとは、Volatility・Uncertainty・Complexity・Ambiguityの頭文字を取った造語で、社会やビジネスシーンで未来予測がしづらい状況をいいます。
市場のグローバル化、IT 技術の進化、消費者ニーズの多様化などビジネスシーンの変化はめまぐるしく、企業は柔軟性ある対応を求められています。
それはそこで働く従業員も同じだと言えます。
移り変わりの激しい状況であっても、自主的にこれからのキャリアを思い描ける人材を育てることが大切です。
現状の実施状況とは
2016年にManpowerGroupが実施したアンケートでは、キャリアデザイン研修を実施している企業は全体の29.8%という結果になりました。
企業規模で見ると、従業員数1000 名を超える企業では43.3%、30〜1000名未満の企業は20.9%、100〜300人未満の企業は15.1%と、従業員数の多い組織ほどキャリアデザイン研修を実施していることがわかります。
また、実施を検討している企業の70.1%が30 代を対象に実施を検討しており、中堅社員の育成のためキャリアデザイン研修を実施しようと考えている組織が多いようです。
キャリアデザイン研修ならバヅクリ
バヅクリは研修やワークショップを企画・運営するサービスで150種類以上ものプログラムが用意されています。
複数のプログラムを組み合わせ、自社にあった研修をカスタマイズすることが可能です。
キャリアデザインに関するプログラムも、お絵かきを通して自身の将来を思い描くエンタメ性の高いものから、フレームワークなどを通してじっくりと未来を見つめるものまで複数用意されています。
企画から運営までをお任せできるので、社内負担を90%削減できるのも魅力です。
従業員の成長を促すキャリアデザイン研修
キャリアデザイン研修を行うことで得られるメリットは、様々なものがあります。
まず自律型人材の育成に繋がるという点です。
キャリアデザイン研修がキャリアを築いていくための行動を考えるきっかけとなり、仕事に対するモチベーションが向上し、業務に対して積極的になります。
また、自ら学ぼうとする気持ちも生まれ、学びを進めていくうちに想像していなかったキャリアを描ける可能性も出てきます。
そのようなきっかけを与えてくれた企業や、思い描くキャリア実現のサポートをしてくれた企業などに対しては、愛着も生まれます。
そのため、定着率の向上も期待できるでしょう。
年代別!研修の目的と適した内容
キャリアデザインは自身の人生のデザインとも言え、年代によって実施にふさわしい研修内容が異なります。
そこで年代別に、おすすめの研修内容をご紹介します。
30代
30代向けの研修では、自身のキャリアの方向性を再認識することと、伸び悩みや行き詰まりを解消することを目的とし、
- 今までのキャリア・成果の棚卸し
- 不成果の見直し
- 自身の強みの再確認
などを行います。
また、自分のなりたい姿に向けて、「何を・いつまでに・どうするか」という具体的な行動目標を設定しましょう。
40代
40代に向けたキャリアデザイン研修では、さらに広い組織貢献を養い、自身の活動領域をさらに広げることを目的とします。
- マーケットや業界の動向が自社に与える影響
- 組織内における戦略や人事制度の変化
などの理解を深めて行きましょう。
50代
50代向けの研修では、「組織にどう貢献できるか」をあらためて考え直し、新しいキャリアを設計することを目的とします。
- 定年を見据えて自身の”働く意味”を考える
- 自身の強みを再認識し、貢献できる領域を定義する
といった内容に軸足が置かれることが多いです。
新しいキャリアを設計することで、働く原動力を高めます。
キャリアデザイン研修の進め方
続いてキャリアデザイン研修の進め方や、進める際のポイントなどをご紹介していきます。
1. 上司が積極的に関与する
キャリアは、自分1人では築いていけないものでもあります。
上司は部下が描いているキャリアを把握し、将来の展望や部下の適正にあった仕事を依頼するよう努めましょう。
2. 社内外のキャリアカウンセリングを活用する
同僚や上司など、身近な人には自分自身のキャリアのことや悩みなどを話しづらいという人もいるでしょう。
また、キャリアについて相談などをした場合に、聞きたかったこととは違う答えが返ってくることもあります。
そんな場合は、キャリアデザインのプロでもあるカウンセラーのカウンセリングを受けることがおすすめです。
3. キャリアデザインブックを作る
キャリアデザインブックとは、キャリアデザインについての知識や、考え方などがまとめられている本を指します。
キャリアデザインブックを作ることで、それを活用しながら自主的にキャリアデザインについて考えることができます。
時々読み返すことができるのもメリットの1つです。
4. 柔軟な人事異動制度を導入する
柔軟な人事制度を導入し、業務員の思い描くキャリアが実現しやすいよう企業はサポートしましょう。
5. 従業員目線で研修を行う
企業が従業員に求めていることを伝えることや、それを従業員が理解することも大切ですが、企業側の要望を一方的に押し付けるような研修では、モチベーションが低下してしまいます。
従業員目線でのキャリアデザイン研修を行うように気をつけなくてはいけません。
6. 従業員の状況に合わせサポートする
キャリアについての悩みは人それぞれです。
子育てとキャリアの両立に悩んでいる従業員もいれば、ビジネスシーンの現状を見て今後の働き方を模索している従業員もいます。
年代や置かれている立場などに合わせ、キャリア形成のサポートを行いましょう。
7. 研修後にアフターフォローを行う
研修をして終わりではなく、従業員の要望を聞く場を設ける、質問を受け付けるなどアフターフォローを行うようにしましょう。
キャリアデザイン研修を提供する企業
最後にキャリアデザイン研修を提供している企業やサービスをご紹介します。
社内に講師に適任の人材がいない場合や、研修を内製すると社内負担が大きくなりすぎる場合などは社外サービスを利用することをおすすめします。
1. バヅクリ
バヅクリは研修やワークショップの企画・運営を行うサービスです。
同社のプログラムは、その他の受講者とコミュニケーションを取りながら行うものが多く、受け身ではなく能動的に研修に参加してもらうことができます。
講師を務めるのはその業界のプロでしっかりと学びを得られる上に、盛り上がる研修を実施してくれるので楽しみながら受講することができます。
参加者満足度は97%を誇ります。
企画から運営までをお任せできるので社内負担を90%もカットできるのも魅力です。
バヅクリでは好きなプログラムを組み合わせ研修をカスタマイズすることができるので、無駄なく自社に合った研修をデザインできます。
キャリアデザイン研修におすすめのプログラムをご紹介します。
キャリアデザイン研修(未来創造編)
若手社員向けのキャリアデザイン研修で、仕事に対するモチベーションの向上を目的とします。
変化に柔軟に対応できるキャリアの築き方や考え方を、内省・可視化・整理・相互理解の視点から、グループワーク形式で学びます。
2. インソース
様々な研修をオフラインやオンライン問わず提供するインソース。
キャリアデザインを行うための研修として
- キャリアデザイン研修
- ワークライフバランス研修
- 管理職・リーダー向けキャリア支援研修
- 20代向け研修
- 30代向け研修
- 40代向け研修
- 50代向け研修
など数多くの研修を提供しています。
https://www.insource.co.jp/skill-career/index.html
3. リカレント
内容・人数・アレンジ問わず一律料金で実施できることが特徴のリカレント。
同社では、
- キャリアデザイン研修
- 階層別のキャリアデザイン研修
- セカンドキャリアデザイン研修
- ローパフォーマー再生研修
など数多くの研修を提供しています。
https://www.recurrent.jp/categories/career-career
4. JMAM(ジェイマム)
通信教育や、セミナー、研修を通し人材育成の支援を行なっているJMAM(ジェイマム)。
- キャリアアップバリューコース
- キャリアグローアップコース
- キャリアスコープ研修
など、各年代に合った研修を提供しています。
オフラインだけでなく、オンラインで受講できる研修も用意されています。
https://www.jmam.co.jp/hrm/training/course_search/career.html
5. ラーニングエージェンシー
公開型研修や、講師派遣型研修を提供しているラーニングエージェンシー。
公開型研修は、定額制やチケット制を利用しても受講可能です。
同社からは、公開型研修として若手向けのキャリアデザイン研修が提供されており、漠然とした将来から自分の進む道を見つけ出すための方法を学びます。
6. リクルートマネジメントスクール
リクルートマネジメントスクールは、研修や、コンサルティング、コーチングなどのサービスを提供しています。
公開型研修の他に、講師派遣型研修でもキャリアデザイン研修を実施。
個人ワークやグループワークを通して、ビジョンを描くだけでなく、キャリアでの課題を解決するためどのように行動すればいいかを導き出し行動へ繋げます。
https://www.recruit-ms.co.jp/service/service_detail/org_key/T006/?theme=career
まとめ
ぜひ実施を検討してほしいキャリアデザイン研修ですが、実施する際は
- 従業員目線の研修を実施する
- アフターフォローも行い、柔軟な人事制度を導入する
などの点に注意し、受講者の年代や立場に合った研修を開催してください。
また、内製をすると社内負担が大きくなりすぎるなどの場合は、社外サービスを活用することをおすすめします。
※バヅクリでは、キャリアマネジメント研修をはじめ200種類以上のアクティブラーニング研修を提供しています。ご興味がある場合こちらからダウンロードいただけます。
バヅクリのキャリアデザイン研修の内容や実施方法についてはこちらの資料をダウンロードしていただくことでご覧いただけます。