近年、企業やビジネスパーソンの間で、部下の育成や組織のマネジメントを目的として注目されている手法として、「コーチング」というものがあります。
従来どおりの教育手法である「ティーチング」よりも、現代の環境や風潮に合っている手法として注目されている方も多いのではないのでしょうか。
そして、自社にコーチングのマネジメント手法を取り入れるにあたって、コーチング研修を検討されている経営者や人事の方もいらっしゃるかと思います。

本記事では、コーチングについてのご紹介と、導入するためのコーチング研修やそのメリットなどについてご紹介します。

コーチングとは

コーチングを受ける社員

ティーチングとの違い

まずはコーチングの定義からお話します。
コーチングとは、相手の自主性を尊重しつつ、促進的・指導的なアプローチによって潜在能力を引き出し、最大限の効果を出してもらうことです。
行動を強制するのではなく、本人が自分で考えて答えを導き出し自分の力で動き出すことを促します。

一方ティーチングは、そもそもの技術やノウハウを教育・指導し、業務ができるようになることを指します。上司が部下に仕事のやり方を教えるなど、部下の教育はティーチングとして実施されているのが一般的です。

コーチングのメリット・デメリット

コーチングのメリットは、

  • 潜在的な能力、可能性を引き出すことができる
  • 自分で考える力を育み、自発性、主体性を高めることができる
  • 学習能力を向上させることができる

などがあります。
上から言われたことだけをやるのではなく、社員一人ひとりが自走して高いパフォーマンスを発揮する組織を作るために必要な力を養うことができます。

一方でコーチングには下記のようなデメリットもあります。

  • 効果が出るまでに時間がかかる
  • 個別の対応が求められるため、複数人を対象にする場合は難易度が非常に高くなる

などです。そのため、多くの新人や部下を一斉に育成する際などには非効率となってしまう場合が多く、不向きな手法と言えます。

少人数の部下や後輩をじっくり育てたい場合や、1対1で取り組める場合には非常に有効な手法となるので、状況に応じて導入を検討してみてください。

コーチング研修ならバヅクリ

バヅクリ
出典:バヅクリ

コーチングを実施するのであれば、研修やワークショップを企画・運営してくれるサービス、バヅクリを活用することがおすすめです。
バヅクリのプログラムを通し、コーチングができる人材の育成ができます。

プログラムは150種類以上も用意されており、それらを組み合わせカスタマイズすることで無駄なく自社にあった研修を作ることが可能です。

人材育成におけるコーチング研修

コーチング研修を実施する企業

それでは、そのコーチングの技術を身につける研修について見ていきましょう。

コーチング研修を受けるメリット

管理職がコーチングを身につけることで、マネジメント力の向上が期待できます。
部下の性格や得意不得意、志向性、価値観などを鑑みて最適なコーチングを行う必要があるため、部下への理解が進み、管理能力が向上します。

また、部下の自発性の向上やモチベーションアップに繋がります。
頭ごなしに指示されるのではなく、自分で仕事の解決策やチャレンジにたどり着くことができ、より意欲的に取り組めるようになるでしょう。

そして、経営者や人事担当としても外部のコーチング研修サービスを利用することで、社内工数をかけずにそれらを実現することができます。

コーチング研修の内容

コーチング研修の内容の例としては、コーチングの定義やコーチングの基本的な考え、コーチングにおける心構えを学ぶ講義や、コーチングの基本プロセス、聴く・質問するといったコーチングのスキルを習得するための講義、また、上司役と部下役に分かれて実践的なロールプレイをするケーススタディ型のものなどがあります。

コーチング研修を提供している会社

それではコーチング研修を提供している会社、サービスについてご紹介します。

1. 【1.5時間で仲間と学べる!】バヅクリ

お悩み解決ワークショップ
出典:バヅクリ

バヅクリ株式会社が提供する、研修サービスバヅクリ。手軽に受講者同士の交流も実現しながら、コーチングについて学ぶことできます。
座学だけでなく、ワークショップに重点を置きながらプロの講師から学ぶことができる点が特徴です。

コーチングの先生が教えるお悩み解決ワークショップでは、コーチングの手法を使い、悩みの根源の引き出し方を学びます。また、その悩みを共有して解決方法を共に考えることで、悩みをクリアにすると共に、参加者同士の結束を強くします。

2. インソース

インソースが提供しているコーチング研修サービスです。部下のやる気を引き出すのに欠かせない「傾聴」「質問」「承認」の3つのスキルを身につけることに力点を置いています。座学で学んだ後、ケースごとのロールプレイングを行い、コーチングスキルの定着を図ります。

https://www.insource.co.jp/bup/bup_jishucoaching.html

3. Schoo

株式会社Schooが提供するコーチング研修サービスです。Schoo for Businessのコーチング研修は、これまでに経営者や管理職を対象として数百人以上にコーチング指導を行ってきた経験豊富な講師が担当しています。
部下の話を引き出す傾聴力、質問力について学ぶことができたり、「部下との信頼関係をどう築けばいいかわからない」「将来のためにチームビルディングを学びたい」などといった課題を解決するためのコミュニケーション力を身につけることができます。

https://schoo.jp/biz/theme/coaching/

まとめ

コーチングの重要性

会社の経営資源である「ヒト」。会社を拡大していく、売上を維持していくためには人材の育成が欠かせません。
そして組織全体としてパフォーマンスを高めるためにコーチングスキルは重要な役割を果たします。
人や組織の課題解決の方法の一つとして、外部のコーチング研修導入を是非検討してみてください。