サーベイの結果を組織開発に活かす
AIの進化に伴うデータ分析や活用が容易になったことや、法改正に伴う人的資本開示が企業の社会的責任となった昨今、サーベイを導入する企業が増えてきました。 一方で、経営幹部やコンサルに言われるがままにサーベイを導入したものの、 ・手元にあるのは膨大なデータだけ。結局、この組織の課題は何? ・組織の弱点はわかっても、何をどうすれば改善するのかがわからない… といったお悩みをよく耳にします。
また、現場サイドからは ・回答時間だけ奪われて会社は何も動いてくれない。コレ、誰のためになるの? ・人事はデータを横流しするだけ。現場は何をすればいいの? ・上司からは結果がメールで転送されるだけ。それで何が改善されるの? といった不満も、サーベイを実施している企業にはよくあるものです。
「サーベイを実施すればメンバーの関係性が改善され生産性が向上する」
これは全くの誤解です。
サーベイは、データで見える化された組織課題をメンバーにフィードバックすることにより生まれる「対話」にこそ価値があり、「対話」なき組織開発はあり得ないということを、経営幹部や人事部門、管理職が揃って認識することが重要です。
さらに、この「対話」も表面上の話し合いでは根本的な解決にはつながりません。 安心して本音が言える場を用意してこそ、組織開発につながる「対話」となるのです。 サーベイフィードバックミーティングで本音の対話ができるか否かは、ファシリテーターの場づくりスキルも大きく関係しています。
本研修では、メンバーが組織課題に対して「当事者意識」を持つきっかけとしてサーベイデータを活かす手法を学びます。 また、メンバーの本音の「対話」を生むためのファシリテーションスキルを実践を通して学びます。
ワークを通してファシリテーションの実施イメージを持ち帰る
研修を受講しても現場でのミーティングに活かすことができなければ意味がありません。学んだ内容が実際に使えるスキルにまで落とし込めることが重要です。 この研修では、サーベイフィードバックミーティングのファシリテーションを実践形式で体験することにより本音を引き出す「対話」の難解さを体験すると共に、体系化されたノウハウの実践で成功イメージも掴むことができます。それにより現場でのサーベイフィードバックミーティング実施に対する心理的ハードルも下がります。 本研修は、サーベイデータを組織開発につなげるフィードバックミーティングが全社で活発に行われる未来を提供します。
プログラム構成
1.イントロダクション ・本研修の目的及び目指すゴール 2.サーベイフィードバックの基本概念と重要性 ・サーベイフィードバックとは ・サーベイフィードバックが重要な理由 3.フィードバックミーティングの流れ ・サーベイフィードバックミーティング 6つのステップとそのポイント 4.組織変革につながる「対話」実現のための具体的手法 ・当事者意識醸成のためのファシリテーターの投げかけとは ・グラウンドルール設定と遵守を促す手法とは ・認識のズレを歓迎するファシリテーション手法とは ・講師による実演動画 5.フィードバックミーティング対話ファシリテーション実践① -メンバー全員の感情を引き出すー 【グループワーク/ファシリテーション実践】各個人のサーベイデータの解釈を引き出す 6.フィードバックミーティング対話ファシリテーション実践②-組織の現状と理想の未来を話し合うー 【グループワーク/ファシリテーション実践】各自の解釈を元に組織の現状と理想の未来について対話を促す 7.アクションプランづくりのポイント-理想の未来像に近づくための行動を決める- ・アクションプラン決定時の3つのポイント 8.まとめ ・講師からのメッセージ
会場
担当講師のご紹介
Eric Altman is an experienced professional facilitator and trainer with over 27 years of experience in human resource management, education, and global project leadership. His career is marked by significant contributions in corporate training, curriculum development, and international business management, particularly within the education sector. He has a proven track record of enhancing organizational performance through strategic HR initiatives, comprehensive training programs, and effective change management.
※ご希望の日時や講師の都合によっていずれかの担当講師が決定されます。 ※上記以外の講師が担当する場合もございますのでご了承ください。
必要準備物
イベントによっては上記以外で追加で準備が必要なものが発生する場合があります。 イベント前に送られてくるメッセージを必ずご確認くださいますようお願いいたします。